Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

人を食らう その2

2010-05-28 06:18:24 | 異形の滓
植物の栽培、動物の家畜化した共同体は、定住生活に移行します。

野生動物は殺して食べれば、一度限りのことですが、飼育することにより毛、乳、使役、肉が常時入手できます。

人を殺して、食べれば一度限りですが、生口、、奴隷として食料生産に従事させることにより、「余剰食物」を生み出します。

何故、人間の家畜化が常態化しなかったのか、疑問が残ります。
このような倫理観の欠如した疑問は、これらの本を読むと出てきます。
(後世の生口、、奴隷は、人間を家畜化したと言えます。)

有益な植物を栽培することにより、自生地を探し採集することなく、安定して穀類、野菜、果物、薬草が入手できます。

共同体が必要とする以上の食物生産は、「余剰食物」として生産に従事しない人々を抱えることができます。
「余剰食物」が社会システムを生み出し変質(発展?)させます。

この「余剰食物」が、曲者です。

この「余剰食物」は、共同体内に食料生産に従事しない、首長、兵士、シャーマン、官僚などの専門職を生み出します。
共同体が抱えるこれらの人間が、共同体のシステムを作り維持します。
食料生産をする人々としない人々の立場が逆転(階層、階級)します。

共同体は、狩猟採集生活から農耕生活に移行しても、再び狩猟採集生活へ移行する例があります。


「銃・病原菌・鉄」(ジャレド ダイアモンド 草思社)


米原潜行方不明

2010-05-26 06:18:10 | 未分類
韓国海軍の哨戒艦「天安(チョンアン)」の沈没原因が20日、韓国の軍・民間と米英両国などが参加する合同調査団によって「北朝鮮の潜水艦艇から発射された北朝鮮製魚雷の爆発」と断定された。(韓国艦沈没 北朝鮮、周到準備か 10.05.21毎日より抜粋)

米原潜コロンビアが行方不明になっています。

掃海艦天安は、10.03.26に北朝鮮との境界水域付近の黄海ペンニョン島で真っ二つに折れ沈没しました。
それぞれの船体にブイが付けられ捜査が行われ、その後引き上げられました。

掃海艦天安の捜索に当たって亡くなったハン准尉の慰霊祭が、このブイとは別の、第3のブイの場所で行われました。

第3のブイの特集を報道したKBSは、名誉棄損で訴えられており特集内容は確認できませんが、同社のHPに第3のブイ(?)の写真にコメントが付されています。(訳はエキサイト翻訳による)

『疑問の‘第3の浮漂’…なぜ?


知らせます
リポート内容と関連した法廷紛争でリポート原稿(原告)掲示と映像また見るサービスを中断します。』
(http://news.kbs.co.kr/tvnews/news9/2010/04/07/2076673.html)


金泰栄国防長官「天安艦から火薬成分RDX検出」 10.05.11中央日報
金長官は「しかしRDXがドイツなど西側だけで使われているという一部のメディア報道は事実と違う」とし「RDXは第2次世界大戦当時から使われた爆薬成分で、旧ソ連を含む多数の社会主義国で使われ、現在はすべての国の軍と産業現場で普遍的に使われている」と強調した。続いて「魚雷の可能性が高いというだけで、まだ何とも言えない」と述べた。

これらの内容は、社会主義国とのイメージを醸成するものです。


魚雷のスクリューと推定される破片を発見10.05.18中央日報
回収した魚雷スクリュー推定破片を精密分析中」とし「ロシア・中国・北朝鮮の魚雷スクリューと似た成分だと聞いている」と述べた。

分析中にも関わらずロシア・中国・北朝鮮の国名が出てくるとは、社会主義国とのイメージを醸成するものです。

韓国は、沈没に北朝鮮が関与したとして活発な外交を行っていますが、報道管制された内容から読み取れる(勘繰りです)ことは、事実の隠ぺいです。

どのような事実が隠ぺいされているのか、田中宇氏が推察しています。

田中宇氏の国際ニュース解説「韓国軍艦「天安」沈没の深層」(10.05.07)より一部抜粋します。

▼米潜水艦を北の潜水艦と誤認?
天安艦は、ペンニョン島の南の沖合を航行するはずが、予定より岸に近づき、その結果、韓国軍に存在を知らされていない米潜水艦の存在を探知し、北朝鮮の潜水艦が潜入していると勘違いして発砲し、攻撃されたので米潜水艦も瞬時に撃ち返し、2隻とも沈没するという誤認の末の同士討ちが起きたのではないか。

この米潜水艦がコロンビアで、田中宇氏の推察に説得力があります。

KBSへの対応からも見えてくる報道管制のもと公開された証拠より、「第3の浮漂(ブイ)」の1枚の写真に信憑性を見てしまいます。


庭のさくらんぼ(佐藤錦)が満開です。


人を食らう その1

2010-05-23 20:53:31 | 異形の滓
奴隷発言の報道記事を読んで

先日朝日の紙面に、共和党の元大統領候補の奴隷制度そのものを肯定、復活の発言(批判され最後は謝罪)記事があり、ある種の憤り(尊厳、平等、自由、白人優生等)が過りました。

この「ある種の憤り」は、不偏性(普遍性ではありません。)なのではと考えるところがあります。

当ブログでもメモ(「昼下がり」(2009.10.16)、構造主義の父 その3/3(2009.11.10))しましたように、西欧、東洋の知性以前の「存在者の存在を存在の明るみに出す」だけのことなのでしょうが、様々な事柄が内から泡立つように想起され、滓のように沈みましたが、何か引っかかっています。

3月下旬に出た「ヤノマミ」(国分拓 日本放送出版協会)に触発され、「銃・病原菌・鉄」(ジャレド ダイアモンド 草思社)、「アマゾン文明の研究」(実松克義 現代書館)を読みました。

GWのまとまった時間に、妄念に解き放したのですが、何か引っかかったままです。
そのままにしていたのですが、奴隷発言の報道記事に触れ思い出しました。

雑念のままに、多分野に広がったその極一部を非論理なメモをします。(自分の中ではまとまっていません。多分まとまらないでしょう。)

これらの三冊は、未開、野蛮はない、文明の差異は環境によるものである。フィールドワークの結果に基づき、構造主義の視点が基底にあります。

狩猟・採集・漁労生活の共同体は、平和、平等、不生産的労働で成り立っており原始共産制の疑似をみることができますが、一日の大半を、食料を追い求めることに費やしています。
共同体内において人を殺すことがあり、同じ民族であっても他の共同体と突然出会うと殺戮をします。

そして食料(タンパク源)とします。これは「慣習だ。」と言わしめています。

言語、文化の異なる人間は、同類と見ないためなのかもしれません。


「ヤノマミ」(国分拓 日本放送出版協会)


官房機密費

2010-05-16 07:33:59 | 未分類
「FOCUS」(フォーカス 新潮社 2001年休刊)の2000年5月31日号に、『「極秘メモ流出!内閣官房機密費をもらった政治評論家の名前」の記事で、「竹村健一 200万円、藤原弘達 200万円、田原総一郎 100万円、俵孝太郎 100万円、細川隆一郎 200万円、早坂茂三 100万円、三宅久之 100万円」と書かれました。

野中広務はTBS「News23クロス」で4/19と4/20の二夜連続放映された「シリーズ追跡 官房機密費」及び新聞記者に官房機密費を政治評論家に配ったと発言しました。

野中広務氏「官房機密費、毎月5千万~7千万円使った」(10.04.30朝日)抜粋引用

 野中氏はさらに「前の官房長官から引き継いだノートに、政治評論家も含め、ここにはこれだけ持って行けと書いてあった。持って行って断られたのは、田原総一朗さん1人」と述べた。

これに対して、田原総一朗がTwitterでつぶやいていました。

『野中広務さんが、私が機密費受取を拒否したと語ってくれたそうだ。』(12:56 AM Apr 28th Keitai Webから  namatahara 田原総一朗)

問題なのは、野中広務が村岡兼造から引き継いだノートに名があることは、それまではもらっていたことになります。(田中角栄とのやり取りを美談風に語っていますが死人に口無しですからね。)
また、その後の青木幹雄 中川秀直 福田康夫 細田博之 安倍晋三 塩崎恭久らが官房長官時には、どうだったのか。小泉内閣のときの福田、細田、官房長官時には、どうだったのか。

分かりやすい対応をしたのが三宅久之です。
官房機密費について、つぶやいて批判を浴びるや、直ちに「三宅久之 (HisayukiMiyake) on Twitter」を閉鎖しました。

野中広務の狙いが不明です。



愛犬との散歩コースにある桜です。


権力監視のできないマスコミを翼賛する似非政治評論家は、説明責任など求める必要などありません、直ちにメディアから退場すべきです。
マスコミは、税金をかすめ取ったこれらの似非政治評論家を追求すべきです。

報道メディアが、記者クラブの閉鎖性に執拗なのは、官房機密費の効果と考えることができます。
解説、コメントで奇異さを覚える記者あがりの連中は、皆怪しいのかもしれません。

横浜F・マリノス完勝

2010-05-09 09:06:45 | 未分類
対浦和レッズは、ここ4試合負け無しです。
今日の試合は5連勝が掛かっており、見事完勝しました。

浦和レッズには、横浜F・マリノスへの苦手意識が浸透しつつあります。

ゲームそのものは大味でした。
両チームとも、DFのミスによる得点といえます。

FW渡邉千真は、そのミスを逃さず2得点はお見事としておきます。

後半15分過ぎのFW渡邉千真のゴールとなった、FW渡邉千真へのバスを出したFW山瀬功治のドリブルは見応えがありました。


FW9渡邉千真(368chより)