Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

直接行動 その2

2008-11-29 09:52:01 | 酔生夢死
厚生労働省高級官僚の殺傷事件は、市井人に知られたくない国籍法改正案の議決に向けて絶妙なタイミングで起きた(起された)と、見ることができます。

国籍法改正案:採決見送り 「偽装認知」懸念の声(08.11.27 毎日)より抜粋
与野党内に「偽装認知」などを懸念する声があることを踏まえ、会期延長後の来週にも、入管審査の徹底を求める付帯決議とともに成立させる方針だ。

この法案については、ほとんど報道されていませんが、公明新聞HPに次のようにありました。
結婚要件を削除 国籍法改正案が閣議決定 公明が推進(08.11.05)において、「法改正を一貫してリードしてきた。」と、自画自賛しています。

右派系の方々は「日本国籍の大安売り」と批判しています。
僕は、次の理由により欠陥改正と考えます。

国務省人身売買監視対策室の「2008年人身売買報告書 2008年6月4日」で、日本がTIER2・TIER2 WATCH LIST(基準は満たさないが努力中)に分類されているように、人身売買(児童売春、性搾取)が絶えません。

ネット上では、東南アジアでは今回の改正を見込んで、子供の斡旋ブローカーが蠢いている(子供1人120万円)等が散見されます。

「偽装認知」で、大量の子供が陵辱、性搾取の「商品」として輸入されます。
その歯止めがこの法案にはありません、DNA鑑定を義務付けるべきです。

厚生労働省高級官僚の殺傷に係る一連の報道を見ていまして、①出頭時に免許証と住民票を持参 ②出頭時の軽自動車に血痕が有り、犯行時の軽自動車については報道されない、また、犯行時に目撃された黒のワンボックスは?③住民票を持参しているのにカタカナで「コイズミツヨシ」と報道され、翌日「タケシ」となった④生活費の出所は等、素人にすら疑問がわきます。

豊田商事会長の殺害、オウム幹部殺害、住友銀行名古屋支店長殺害、世田谷一家殺人事件、民主党議員石井こうき殺人事件等、未解明の事件や犯人が自首してきても動機が不自然、不可解で、背後関係が追求されないで幕となっています。

欠陥だらけの国籍法改正案が、マスゴミにより報道されぬよう、市井人に知れ渡らぬよう、カルト学会の宗利宗略による「陰謀」だと書いているのではありません。

参照註

国籍法改正について    平成20年9月3日 法務省民事局
1 改正の概要
国籍法第3条第1項が,出生後日本国民である父に認知された子は,父母
が婚姻した場合にのみ届出によって日本の国籍を取得することができるとしているのは,憲法第14条に違反するとの最高裁判所判決(平成20年6月4日)があったことにかんがみ,父母が婚姻していない子にも届出による日本の国籍の取得を可能とすることなどを内容とする法改正を行う。



08.11.20にアップしました「直接行動」において、『非暴力直接行動には、道徳性が不可欠です。』と書きました。

これは「鯨肉」をかっぱらってパフォーマンスに堕した団体を揶揄した意味と、別の肝要な意味があり、別にアップしたいと考えています。


かわぐち かいじ

2008-11-27 18:18:59 | 漫画・劇画
漫画その1

宮崎駿の、『麻生太郎首相がマンガ好きを公言していることについて記者から質問され、「恥ずかしいことだと思う。それはこっそりやればいいこと」と答えた。』(08.11.21 J-CASTより)ことが、ネットで賛否両論入り乱れて話題になっています。

「マンガ好き」を「餃子好き」「サッカー好き」「映画好き」等と言葉を入れ替えると、主旨が明確になります。

黒春の頃、青林堂、北冬書房の漫画をよく読みました。
先日、コンビニでかわぐちかいじの「EAGLE 上・下」 (小学館)が目に止まり購入、即読了。(単行本11巻が2分冊になったもの)

日系三世のヤマオカが、アメリカ初の日系大統領になるまでを描いており、単純に読み応え(約2,000ページ)がありました。
隣国で日に焼けた大統領が誕生したことの便乗出版だと思います。

かわぐちかいじは、登場人物の思想、価値観の設定を明確に描いているため、炭酸飲料を飲んだような読後感があります。

初期の作品ですが、まだ古本市場に出回っています。


左 死風街  右 風狂えれじい  (北冬書房)

お気に入りの漫画家は、黒春の頃に出会った作品がほとんどで、積読山脈に埋もれている何人かをメモをします。


定額給付金

2008-11-26 20:23:41 | 未分類
頓挫を予想しましたように、定額給付金に係る補正予算、関連法案の提出が年明けになりました。
迷走の発端は、08.10.30の麻生内閣総理大臣記者会見(抜粋)です。

国民の生活の安全保障のための国民の経済対策です。ポイントはスピード、迅速にという意味です。  略  定額減税については給付金方式で、全所帯について実施します。規模は約2兆円。詳細は今後詰めてまいりますが、単純に計算すると、4人家族で約6万円になるはずです。(首相官邸HPより)

麻生首相の迷走振りを、時事通信の見出しから拾ってみました。
◎所得制限を検討=定額給付金で軌道修正-麻生首相 08.11.04
◎「いろんな意見出ていい」=麻生首相、給付金議論迷走で  08.11.07
◎「辞退方式」が望ましい=給付金に所得制限-麻生首相 08.11.10
◎批判かわす狙い、混乱拍車も=給付金で「辞退方式」-麻生首相08.11.10
◎所得制限で混乱ない=麻生首相 08.11.12
◎「迅速・利便性が大事」=定額給付金で麻生首相 08.11.12

ついに政権の立往生と頓挫とを自覚したようです。

◎守勢の首相、必死の強弁=2次補正先送り、足元にも火種 08.11.25時事通信
 麻生太郎首相が25日、2008年度第2次補正予算案の今国会提出見送りを決めたのは、実際には、定額給付金など追加経済対策の中身を野党から徹底追及され、衆院解散に追い込まれかねないことを警戒したためだ。

国は自治体に丸投げするようですが、横浜市長の意見が光っています。

◎住基ネット活用を提案=定額給付金支給方法で-中田横浜市長 08.11.13時事通信
 横浜市の中田宏市長は13日の定例記者会見で、総額2兆円の定額給付金の支給方法について、「住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)を活用し、交付の通知文を発送してはどうか」と提案した。



ところで、先の麻生内閣総理大臣記者会見において、次のように公約しています。

これから年末にかけて、中小企業の資金繰りは苦しくなります。第一次補正で、緊急信用保証枠を6兆円としましたが、その後の国際金融情勢が、より厳しいものとなっております。中小企業、小規模企業の資金繰りをより万全なものとするために、私の指示で20兆円までこの枠を拡大します。

おいおい、年末の資金繰りのためだろう、年明けにはバッタしていて必要ないんだよ、と突っ込みを入れました。

文字の読めない麻生首相は、本当のアホだと確信しました。


小樽 街・食・藝 その3

2008-11-24 07:22:54 | 極私的黒春グラフティ
小樽駅から運河へ

パフェは普段食さないのですが、こくがあり甘味が控えめで、半分も食べることができました。
アイスクリームは、とても美味です。
彼女は、増量材のコーンフレークがないのでご機嫌です。

チョコレート・パフェ(パーラー美園)

創業は明治四十四年、商品は『水晶あめ玉』だけです。

澤の露本舗

タクシーの運転手さんに聞くと、今は観光客の少ない時季で、年明けから大挙押し寄せるそうです。
それでも、異国の言葉が飛び交っていました。

小樽運河

予約していたディナーの一品です。
早食いなのですが、2時間近く掛けて食しました。

ヒレ肉とフォアグラの?(Terrace Brasserie)

彼女は小樽に来ると、北一硝子花園店に寄り必ずガラス食器を求めます。
今回も何点か買い求めました。

Hilton Otaru

「小樽 街・食・藝」は、これで終わります。

Goodbye Otaru!  Moreover, it comes!


小樽 街・食・藝 その2

2008-11-23 07:17:23 | 極私的黒春グラフティ
小樽駅から運河へ

小樽文学館・美術館に寄りました。


文学館は「小樽ちまちま文豪展」、美術館は「小樽風景 個性の響き」の企画展を開催していました。

美術館の「小樽風景 個性の響き」を見ましたが、「暗い」がどうしても絵の具の「汚い」に見えます。
これだけの作品があれば、何点かはカメラに収めようと思うのですが、一枚もありませんでした。

企画展の隅のコーナーにブロンズ像がありました。
出来あがりつつある木彫りの熊でなく、木塊であればもっとイメージが膨らんだと思います。
タイトルと同様、説明しすぎています。

「熊を彫る老人」中野五一

小樽文学館の企画展は素通りし、常設展を見ました。

小熊秀雄賞は、2007年をもって終了すると発表されたところ『小熊秀雄賞市民実行委員会』が立ち上がり、危機を脱しました。
彼女共々、「カッコイイ!」と発しました。

小熊秀雄コーナーより

1950年、D・H・ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』がわいせつ文書に当るとして摘発を受け、1957年、最高裁で有罪となりました。
この紙片から始まったのでしょう。

伊藤整コーナーより

戦旗社版の『蟹工船』初版です。
初見です。

小林多喜二コーナーより

小林多喜二が銀行員として勤めていた旧拓銀小樽支店の建物です。
現在はホテルとなっており、残念ながら工事中でした。

ホテル ヴィブラントオタル(旧拓銀小樽支店)