Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

巴里滞在記 1/4

2012-09-28 10:54:38 | 未分類
急遽パリへ

諸事をキャンセル、自主休講等でまとまった日が確保できることから、急遽パリに行ってきました。
絵画は門外漢で、彼女のお伴で展覧会等巡りをしているせいか、良いかつまらないかは自分なりに出来つつありますが、言葉に置き換えることはできません。

滞在中に、オルセー美術館、ドラクロワ美術館、モルマッタン美術館、ルーブル美術館(四回行きました)の四館を巡りました。


オルセー美術館 館内


オルセー美術館 館外の自動小銃を持った女性兵士


ドラクロワ美術館


モルマッタン美術館


ルーブル美術館 ピラミッド


ルーブル美術館 NIKE

札幌市内での幾つかの公募展を見に行きますが、暗い色が汚く描かれているとそれだけで見る気が失せますし、そのような絵が溢れています。
彼女は、筆使い等(マチエール)を漏らしますが、僕には意味不明です。

彼女は、画集の中の絵が眼の前にある時間を十二分に堪能していました。

ルーブル美術館は、フラッシュを使用しなければカメラは自由なのですが、他の三館は一切禁止で、オルセー美術館では二度注意され写真は断念しました。


雑読

2012-09-25 08:12:19 | 読書ノート
術後、ICU、HCU、一般(何故か個室)と病棟が移るたびに、身体のチューブ、管、センサー等が外され、最後に点滴の管が外され退院の日までは治療も無く(経過観察?)暇そのもの。

彼女に持ってきてもらった「虹色のトロツキー」(安彦良和 中公文庫)、「1Q84」(村上春樹 新潮文庫)、「原発再稼動の深い闇」(一ノ宮美成、小出裕章、鈴木 智彦、 広瀬隆 宝島社新書)、「戦後史の正体」(孫崎享 創元社)に目を通しました。

「虹色のトロツキー」

1巻目は昔日読んでおり、2巻から8巻が未読でした。満州国建国大学の一学生を軸に物語が繰り広げられ、何故かラストシーンは「人間の条件」第六部 曠野の彷徨篇の梶(仲代達矢)とオーバーラップしました。
「戦後史の正体」にも登場する「岸ハメスケ(信介)」も登場、漫画とはいえ読み応え充分でした。

「1Q84」

さすが文章は洗練され読みやすいですが、読後感は「読んでも読まなくても良い類」でした。多分3巻159Pに書かれていることが原因であるような。
先哲のフレーズが幾つか引用されていますが、あまりにも薄っぺらです。4巻目を読んでいてディテールは別として最後の落とし所が分かってしまいました。

「原発再稼動の深い闇」

高橋みったくない北海道知事の如何わしさがストレートに述べられています。先日の各紙で、北海道電力は冬場の電力不足の脅しを道民にかける様が報じられました。10%の節電が必要、電気料金の値上げとなるから、泊原発の再稼動が必要だ、と。
10%の節電はするよ、電気料金値上げ前に給与を800万円から東電並みに550万円に下げたら。

「戦後史の正体」

米国の対日政策の変遷が敗戦後から述べられています。ほとんどが切れ切れながらも旧知の事柄ですが、改めてまとめられたものを読むと、知人のメールににもあったように「ワシントン、ニューヨークなどに核弾頭をぶち込みたい」の気分分からないでもありません。