Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

鳥ニ葉

2008-03-30 20:07:06 | 未分類
ちょっと一服

今春は、白鳥の渡りに会いませんでした。
鳶が悠然と滑空していました。



目の前を雲雀が飛び立ちました。



散歩用のコンパクトデジカメでは、無理ですね。
三脚と一眼レフでなければ無理ですね。

小さな本屋で、期待していなかったのですが入荷していました。
彼女も、二つ返事で「買おう。」と。



芸術新潮4月号


大江・岩波勝利

2008-03-28 21:51:50 | 憲法・非戦・平和
昨年の11月に「沖縄ノート その1~3」で注目していました「沖縄集団自決訴訟」の判決が、今日大阪地裁で言い渡されました。

大江・岩波の勝利でした。

軍関与を司法明言 元隊長、悔しい表情 沖縄ノート判決(08.03.28 朝日)
集団自決は、旧日本軍が深く関与した――。岩波新書「沖縄ノート」などの記述をめぐる28日の大阪地裁判決は、沖縄・渡嘉敷島の島民らの悲惨な集団自決の背景に軍の存在があったことを明確に認めた。
以下略

原告の一人である梅沢の判決時の様子が、同記事に次のように書かれています。

元座間味島戦隊長の梅沢裕さん(91)は、悔しそうな表情を浮かべ、判決を読み上げる深見敏正裁判長を原告席から見つめ続けた。

この元帝國軍人の「悔しそうな表情」は、如何様にでも解釈できますが、贖罪の表れではないことは確かだと考えます。

自らの尊厳に向い合わず、他者に委ねてしまった「狡猾な性」を観てしまいます。



ちょっと気になるのは、この判決を言い渡した大阪地裁の深見敏正裁判長の今後です。
注目していきたいと考えます。


希望は戦争

2008-03-26 22:22:40 | 未分類
ちょっと時間ができたので、昨年話題になった赤木智弘の「『丸山真男』をひっぱたきたい 31歳、フリーター。希望は戦争。」掲載の論座1月号、応答の4月号、赤木智弘の「応答を読んで」6月号を、まとめて読みました。

*有名なようですので、概要は省略します。

1月号を読んで、「論評のしようがない。」が率直な感想でした。
何故なのかを考えるため再読しました。
書かれていることは、ある種の人々にとっては軽いショックを与える事柄が書かれていますが、薄っぺらです。
つまり、赤木智弘自身の内省が疎んじられているため、どのような切り口でも肯定も否定もできる質であり、厚みが読み取れないためと考えます。
あえてこのような書き方をしたのかもしれませんが、分かりません。

4月号には、『7人の論者が「応答」した。』(6月号の赤木智弘の文章による)と、赤木智弘は書いていますが、7人の論者以外に、インタビュー欄で鶴見俊輔、吉本隆明、柄谷行人も直接、間接に触れています。
この3人について、コメントすべきなのでしょうが、赤木智弘にふさわしい発言として、吉本隆明の「本当に重要なのはコミュニケーションの反対、自己問答なんだよ」(同書112P)を挙げておきます。

7人の論者(佐高信、奥原紀晴、若松孝二、福島みずほ、森達也、鎌田慧、斎藤貴男)の短文と赤木智弘の書いた事柄は、交差していません。裏側に位置して(どちらが裏かは別にして)の内容に読めました。
赤木智弘は別にして、オッと言う文章がありましたが、嗜好がバレますのでかきません。

6月号の赤木智弘の「応答を読んで」は、1月号と同様でした。
僕的には「内省不足」、吉本隆明的には「自己問答不足」としか言い様がありません。



論座1月号、6月号の赤木智弘の文章は、「深夜のシマネコ」で読むことができます。


便衣兵

2008-03-25 23:31:37 | 憲法・非戦・平和
中国政府は、チベット族の非暴力的な抗議行動を、反政府的な暴動に仕立て上げた疑いが濃厚です。

08.03.22付けの大紀元日本の記事に、その様子が掲載されていました。

チベット弾圧:チベット人に扮した警察官がデモ隊を扇動(大紀元日本3月22日)

当該の女性はラサ市で研究しており、現地の警察官と親しくなりよく派出所に行っていたので他の警察官のことも知っていた。14日、ラサ市でチベット人によるデモ行進が行われ、当時彼女と他の外国人達は八角街の派出所に名義上「保護」のために集められた。その際、警察官が手に刀を持ち、逮捕した人と共に派出所に入って来たのをその目で目撃。その後、その警察官は、チベット人の服を脱ぎ捨て警察の制服に着替えたという。

BBCの番組で中国大使館が提供したメディアの写真からチベット人に扮したあの警察官を見つけた。この女性の目撃では、実際は、チベット人に扮していた警察官が人々を煽動していたという。

 女性は、インドのチベット人亡命組織にこの事を知らせた。17日の集会において、チベット人組織は外部に対しチベット人に扮した警察官の写真を発表した。中国大使館はメディアに対し前後に2枚の写真を提供したが、その写真からはチベット人に扮した警察官は消えていた。



一党独裁の市民虐殺が露わになったと言えますが、資本主義社会ではもっとスマートに(巧妙に)市民虐殺が行われています。
権力、資本にとって、一般市民は「利益を生むパーツ」、「体制維持の消耗品」以上の価値を持っていません。

*便衣兵 制服を着用せず交戦資格を持たない戦闘員(非合法戦闘員)


カオス共同体 その3

2008-03-24 06:24:46 | 酔生夢死
自己回復

労働を自らのため(生きがい)のものとした結果、「人間の解放」となるのでしょうか。
自ら、家族(解体されると考えます)のために、ジャガイモをつくります。
余分に出来たジャガイモは、蓄える、共同体に提供、他の物と交換、換金(多分電子マネーでしょう)とかされます。

問題は、収穫時期にそのような労働ではなく、「半年、海を見ていたい」と考えた時に、この家族は成立つのでしょうか。
そのような「形而上」的な欲求は、共同体では禁忌なのでしょうか。

「疎外の止揚」が目的ではなく、「自己回復」が目的です。
「疎外の止揚」が目的となると、「神」と同じ位相をあたえ、自己を委ねることになります。

嗜好、趣味、思想、認識が、共同体の禁忌に、自己肯定としてあるならば、「人間の解放」はなされていないと考えます。



カードリーダ/ライターは、エラーコード28の対応で無事認識しました、ヤレヤレ。