Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

年の瀬

2015-12-29 21:38:00 | 走り書き

あらららっ、気付けば12月も末です。

朝日(12/27)に、毎年恒例の書評委員21名の「今年の3点」が掲載されました。例年は目を通した本が複数冊あるのですが、今年は1冊だけでした。

関心領域が狭窄状態そのものです、イヤハヤ。

同紙「読書」欄の『今年売れた本』において、日販の購買データ分析資料からベストセラー本の購入者は軒並み他のベストセラー本を購入していることが分かる、と。

僕自身はへそ曲がりのためベストセラー本は手にもしませんが、ベストセラー本が大好きな方を批判、否定はしませんが肯定もしません。

この頃書店で目立つのは、池上彰と佐藤勝の溢れんばかりの著書です。中には共著まで並んでいます。


この為中国、韓国に関する書籍の占めるスペースが小さくなったような?

 

 

人民幣(第何版か不明) 2015.11.30 SDR構成通貨となる(IMF理事会決定)


◎北海道建設部建築局長長浜光弘の責任

横浜のマンションで発覚した旭化成建材が杭の工事データの流用に端を発し、北海道庁発注の公共施設においても同様のデータ流用が判明しました。
10/28の長浜建築局長の記者会見において、データ流用の確認をどのように行なったか、の説明と被害者面に終始していました。

この局長は、公共施設の利用者、居住者が被害者であり、北海道庁は加害者である事を失念しています。

北海道庁の担当職員は建築現場での立会い、監督、検査等をしていなかっただけのことで(能力に問題?)、本来の職務を行っているなら利用者、居住者等に不安、不信、恐怖等を与える事態にはなりません。

笑えたのは、北海道庁はデータ流用の確認方法を市町村に伝授すると報道されていましたが、先ず隗より始めよです。

会計検査院は何をしているのかな?


埋め草で申し訳ありません。
皆様、良いお年をお迎え下さい。




自  爆   補遺

2015-12-11 21:57:35 | 憲法・非戦・平和

先日アップしました『自 爆』において、「欧米人の死」と「アラブ人の死」とに軽重がある報道、欧米とこの島国の政府関係者の発言にザラザラした不快感等についてメモしました。

欧米からの報道は、ロシア戦闘機はIS支配地域への空爆ではなく反体制派への空爆だと非難しており、ロシア戦闘機撃墜はトルコ領域侵犯ゆえに撃墜され、脱出したパイロットがシリア領域でトルコ系反体制派に射殺されました。

また、ロシア戦闘機の巡航軌跡を見るとトルコ系反体制派の領域であり、欧米のロシアを避難する報道に何も疑問を持ちませんでした。

先日、書店に「週刊金曜日」(1065号)を受け取りに行き、目を通しました。
編集部の成澤宗男の「フランスの罪深き欺瞞」(同誌14P~)に以下の事柄が。

①同誌1061号のフィニアン・カニングハム「難民の根源は米国の『政権転覆』工作だ」からの引用で、「フランスは米国のアサド大統領の追放するためにフランス、英はシリア内戦を助長し火に油を注いできた。」

②サウジアラビアとカタールが中心となって大量の武器を購入し、軍用機でトルコとヨルダンに空輸し、その後シリアに流入したがCIAが購入と空輸の調整をした。

③米国は、カダフィ政権崩壊後、大量の武器(ロケット弾、ライフル、榴弾砲等)がシリアのスンニン派の過激勢力に引き渡されたことを黙認した。

④有志連合の空爆がイスラム国(IS)の拡張を妨げた形跡はないが、9月30日からのロシア軍の空爆は、米軍統合参謀本部議長が「すべての戦況を変えた」と打撃力を認めた。            
                        ― 引用要旨は以上 ―

 


ロシア戦闘機によるシリア国境のISからのタンクローリーへの空爆(asahi.comより)


引用要旨から、欧米の報道から有志連合は、ロシア戦闘機のIS支配地域への空爆を忌避しており、シリア国内の半数が難民化、約25万人とも言える死者に対しての責任回避であり、有志連合はトルコとISの関係(例えばトルコはISからの原油を受け入れている)を黙認していることを表象(フランスは米国とともにシリア内戦を悪化させた当事国そのものです。)していると考えます。

フランス共和国の標語「自由、平等、友愛」、また、先進国の標語とも言える「民主主義」は、テロリストにより一撃されたと考えます。


蛇  足


「民主主義」がこの島国に根付いているのかどうかは別にして、政治的に見透かされた(否定的に)丸山眞男は、「民主主義は永久革命」の旨を述べていますが、「永久」、「永続」の語彙に「未来からの責務」に同意する自分自身を認識していましたが、山本義隆の「私の1960年代」(120P~ 金曜日)に『共感を覚えます』と述べられています。

丸山眞男、山本義隆の著書等はほとんど目を通していませんので、語るべき事柄は多くありませんが、パリ市内の同時多発テロの報道に、ザラザラした雰囲気を覚えましたが、同様の触感が過ぎりました