Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

共・有時試論 その19

2011-09-20 07:13:01 | 異形の滓
4-7 言葉と革命について

春先に、『ツァラトゥストラ』を取り上げたNHK番組で、永遠回帰について放送されていました。半年前の番組なのでうろ覚えですが。

解説者(西研)が、教室で「どのように生まれ変わりたいか。」問いかけたら、障害のある車椅子の女子学生は、「今の自分に生まれ変わりたい。」と話した内容がありました。

五体満足の自分として「うむっ・・・」となりました。

自分の裡において少欲知足を認識することがあり、「欲望(身体の内外に基づくもの、生理的・本能的、心理的・社会的)」そのものにあまり関心がないのですが、直ぐに浮かんだことは、「視力」(丈夫な目玉)だったものですから。

多分に、家族、地域、クラスメートのなかの一人の人間として在り続けたからの発言と考えました。
そのように発言する生活空間(共同体)、義務、権利が消失した、労働でない営為の相互扶助が現出していたのではと考えました。

近現代の文明に絡め取られていない「労働」、貨幣に置き換えられない価値が現出していたのではと考えます。

メモから「相互扶助は呼吸である。」を抜き出しておきます。



*ニーチェの「永遠回帰」インド哲学の「輪廻転生」については、別稿で書きたいと思います。