アヘ首相が「初の女性首相」候補として目をかけている稲田朋美防衛相の賞味期限が切れてしまいました。(後は腐敗するだけ?)
内閣支持率が急落しないのは、金田法務大臣、松野文部大臣、今村復興大臣、稲田防衛大臣、鶴保沖縄及び北方対策担当大臣、山本地方創生大臣らの無知、無能がアヘ首相を際立てさせているためと考えます。
今村復興大臣は、昨夕の自民党二階派パーティーの講演で自爆テロ、大臣辞任となりましたが議員そのものを辞任すべきと考えます。
アヘ首相は森友学園籠池理事長について、2月17日衆議院予算委員会において「私の考え方に非常に共鳴している方」、一方昭恵婦人は、15年9月5日塚本幼稚園の講演で「こちらの教育方針は大変主人もすばらしいという風に思っていて云々」と。
塚本幼稚園の運動会選手宣誓映像で「安倍総理ガンバレ、安倍総理ガンバレ! 」と、また「教育勅語」の暗唱映像が全国放送されました。
アヘ首相は2月24日衆議院予算委員会で籠池理事長を「非常にしつこい」と態度が豹変しました。
「教育勅語」を暗唱させている幼児教育について支持層である少数の右派の心情を「忖度」していたが、衝撃的とも言える映像に多数の保守の心情を「忖度」し態度が豹変したと考えます。
稲田防衛相の「教育勅語」に係る発言「親孝行は良い面だと思う。」(2/23衆・予算委)、「核の部分は取り戻すべきだ」(3/8参・予算委)と塚本幼稚園の「教育勅語」の暗唱映像との相乗効果で「教育勅語」が脚光を浴びています。
教育勅語の「神話的国体観」「主権在君」は日本国憲法の「民主平和国家」「主権在民」に違反していると、参議院では日本国憲法第98条に基づいて「教育勅語等排除に関する決議」衆議院では教育基本法が施行された結果として「教育勅語等の失効確認に関する決議」が1948年6月19日に決議されました。
「教育勅語」を「聖訓ノ述義ニ関カル協議会報告」(文部省)を手引きに読むと、12の徳目(親孝行、仲良く、睦み合い等)は、価値観、個性ある「個人」の生き方が尊重されているのではなく、価値観、個性を滅私した「のっぺらぼうの人」の生き方が皇室国家への「忠」「孝」であり、これが「教育の基づくところ」としていることが本質と考えます。
天皇国家とその構成単位である家庭内の秩序維持のために12の徳目が列挙されており、天皇(国家)の為に家庭では「親孝行」等を守らせるということです。
12番目の徳目「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ」に続いて「以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」(文部省 「万一危急の大事が起ったならば、大儀に基づいて勇気をふるひ一身を捧げて皇室国家の為につくせ。」)の構成となっており、12すべての徳目は『以テ』以下にかかっています。
つまり、すべての徳目は天皇(国家)を支える目的のために存在していることが分かります。
本当に12の徳目は良いことなのでしょうか、家制度が厳然としてあり戸主のもと序列があり、「親孝行」は親への絶対服従であり、「夫婦互いに睦み合い」は夫への嫁の隷属で、「滅私奉公」に直結しています。
誰もが否定しがたい12の徳目(親孝行、仲良く、睦み合い等)の語彙だけを抜き出して「教育勅語」の一部を肯定することは無意味であり本質を隠蔽する悪質なデマゴーグ(Demagog)そのものです。
賞味期限が切れの稲田防衛相が教育勅語のである精神「日本は道義国家を目指すべきである云々」の発言(3/8参院予算外)が奇異に思え(教育勅語には「道義国家」の語彙なし)、ネットであちこち。
明治神宮HPの「教育勅語」のコンテンツにありました。
【教育勅語の口語文訳】国民道徳協会の訳文として「教育勅語の口語文訳」に「道義国家」の語彙がありました。
「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」の文部省訳では臣民が命を捧げる内容ですが、国民道徳協会の訳文では
「非常事態の発生の場合は、真心を捧げて、国の平和と安全に奉仕しなければなりません」
となっており、巧妙に「臣民の命」がスルーされています。
国民道徳協会って団体、調べる気もしませんが想像がつきます。