Retriever Legend's blog

散歩好き、本好き、惰眠好き、犬大好きの彼(旦那)の戯言を僕が代弁します。

神戸散策

2012-11-29 10:44:09 | 未分類
フェルメール

今夏に、東京都立博物館にマウリッツハイス美術館展を観に行く予定でしたが行けず、今回神戸市立博物館で巡回されている同美術館展を観に行ってきました。

お目当ては、フェルメールの「真珠の耳飾の少女」と神戸牛です。


神戸市立博物館その1


神戸市立博物館その2

「真珠の耳飾の少女」については、テレビでも特番が組まれ省略しますが、ターバンのコバルトブルーの色合いがどうもしっくりきませんでした。
彼女と二人で見入っていると、係りの女性から「立ち止まらないで下さい。」と何度も注意されてしまいました。

神戸の街並み

以前来た時には三宮駅の西側を散歩し、まだ震災の跡が残っていましたが、今回は東側を散歩しました。

平日の昼下がりなのに人でごった返しており旧居留地、南京町方面までは足を延ばしませんでした。

また、街路が狭くビルが建て込んでおり、見上げる空が息苦しく思えます。


三宮センター街


ポートライナーから

神戸牛

もう一つのお目当ては神戸牛です。
前回同様、ディナーとランチで食しました。


神戸牛

牛肉は獣のにおい(安価な肉?)がするため得手ではありませんが、神戸牛は獣のにおいがしません。

方向音痴

パールミュージアム前の交差点で、観光マップを広げている夫婦から博物館の場所を尋ねられ、京町の方向(約200m先に博物館があります。)を指差したのですが、その夫婦はマップで確認を終えると、反対方向に足早に、声を掛ける暇も無く去って行きました。

僕達は、唖然としてしまいました。

博物館のチケット売り場に並んでいると、後からその夫婦も並び、僕を見つけると「反対に行ってしまって。」と苦笑いをしていました。愛媛から来られたと話していました。

彼女は、あなた以上に方向音痴の方だね、と。


神戸空港

こじんまりととしており、歩き疲れることもなく、三宮まで20分足らずと、伊丹等に比べ思いのほか便利でした。
ただ、JALは乗り入れていないためマイレージが貯まりません。

走り書き その2

2012-11-23 10:50:12 | 走り書き
今週目を通した本から

高僧伝1(慧皎 岩波文庫)

梁の慧皎(えいこう)が、後漢から梁までの約450年間の高僧など500名の伝記を収録したものです。

法顕(ほっけん)の伝記(237pから「宋の江陵の辛寺の釈法顕」)が十数ページ記されています。

経蔵・律蔵・論蔵に精通した僧侶を「三蔵法師」と称し、伝奇小説(?)西遊記の玄奘三蔵法師が有名ですが、法顕も三蔵法師のひとりです。




法顕伝・宋雲行紀(法顕 楊衒之 訳 長沢和俊 平凡社)

法顕の西域求法旅行記である「法顕伝」の訳で、「律蔵」を求めて天竺(インド)への路程が書かれています。

長沢和俊訳では僧伽藍の瞿摩帝(くまてい)を「牛糞」の意味と訳していますが、「(多くの)牛を所有するもの」と訳すべきと考えます。



今週目を通した何冊かのうち、なぜ法顕の二冊なのかは、機会があればメモしたいと考えます。


走り書き その1

2012-11-15 12:21:04 | 走り書き
今週目を通した本から

「独立国家のつくりかた」(坂口恭平 講談社現代新書)

金銭が介在しない交易経済に裏打ちされた様々な自治を夢想(失礼)し、自ら実践している様が読めます。
根源的な(社会の歩き方の)視点を変え、思考し続けることでどっぷり漬かっている社会(体制)をエグルことができると。
好感が持てる点は、その位相に自分の「生(唯一性)」を見据えていること。


「社会を変えるには」(小熊英二 講談社現代新書)

第7章に数々の具体的な理論、運動が簡単に取り上げられており、マルクスの思想(463P~)についても(1ページ足らず)書かれていますが、主義者ではなくマルクス(者)そのものは浅すぎると考えます。
「社会科学」と称される領域の著作には、書かれる内容の位相に自分の「生(唯一性)」が欠落していますが、本書もそうでした。



「アメリカを占拠せよ」(ノーム・チョムスキー ちくま新書)

「オキュパイ」運動について、言語学者、アナキストであるチョムスキーが語った事柄がまとめられています。
「オキュパイ」の運動に、直接民主主義による革命(社会変革)の可能性を語っています。この島国の「反原発」官邸前デモ(集会)に同質の事がいえるのかは判然としませんが、60年、70年の労組、学生が主体のデモ(集会)とは、異なることは言えます。
人知れず静かにゆっくりと地殻変動が進んでいるのかもしれません。


「デリダ」(ジェフ・コリンズ ちくま学芸文庫)

5年前に「マルクスの亡霊たち」を読み、その後デリダの全体を捉えるために購入し、手にしなかった文庫本です。
解説書、入門書の類を読むくらいなら、著書そのものを読むべきと考えているものですから放置されていました。
デリダの「考え方」が簡単に分かりやすく(これが曲者)展開されています。
185Pにマルクスの思想は、国家権力、グローバール資本主義に対する抵抗の力は残っていない旨かかれていますが、ジャック・デリダはマルクス者と言えます。


マルクスの亡霊たち」(ジャック・デリダ 藤原書店)

昔日読みましたが、前記「デリダ」を読み、再度目を通そうと考えます。



「権力」は古典的な幾つかのパターンで解釈できますが、「権力」は「自由」と表裏一体で、「自由」=「特権」の時代から、体制の「権力」は射程が大きく伸びしろがある反面、個人、共同体の「権力」は射程が短く矮小化を内臓しています。

「来るべき共同体」は、あくまで到来するのではなく来るものであり、「生(唯一性)」にめり込むものであって、が何時の事やら・ ・ ・


ちょっと一服

2012-11-02 08:44:25 | 未分類
衝動買い

8月末に、街中に大手電器店のミニ店舗が出来ました。
彼女に「本屋と電器店は、あなたの遊園地。」と言われていますが、品揃えに期待できないことから覗いていませんでした。

先日冷やかしで行ってみました。

一通りの電化製品が揃えられていますが、それぞれの製品毎の種類が、またアクセサリーの種類が貧弱です。

光学24倍ズームのデジカメが1万円ちょっとで並べられています。

今春発売のモデルで、手にした感じはチープそのものですが、愛機オリンパスペンの交換用望遠レンズは7~8万円することを考えると、「買いでしょう。」と衝動買いをしました。


標準倍率の画像(シェラトンホテル札幌)


光学24倍の画像(ホテル最上部)


さらにデジタル4倍の画像(航空障害灯?)

アート的な写真には興味が無く、時々のスナップ写真を、恐れ多くも木村伊兵衛なみにシャッターを押し続けたいだけです。

高倍率の撮影は三脚がなければと思いますが、月のクレーターに挑戦してみますので、うまく写せましたらアップします。


術後検査

術後二ヶ月たちCTと血液検査に行き、結果良好とのことでひと山超えた今日この頃です。

無業者(プータロー)として、「学ぶ」、「深く考える」、「百聞は一見に如かず」にどっぷり漬かる時間が、以前考えていた(思っていただけ?)ようには取れません。

「学ぶ」は、講義ひとつだけを受けており、本格的には来春に先送りですが、かなり厳選しなければと考えています。

今週読んだ、目を通した何冊かのメモをと考えていたのですが、ページ数はそれほどでもないのですが、難解な一冊を手にしてしまいました。


ジュンク堂2階の喫茶コーナー、紀伊国屋書店のイノダと違って無機質です。