Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak488. 小説:小樽の翆111. 宇宙人!?

2020年06月03日 | Sensual novel

 

 熱い珈琲を飲みながら、冬に撮影していた小樽の街の画像を整理していた。雪があるだけで街は魅力的になる。それは外の人間だからこそ、見えてくる視点だろう。地元の人間達にとっては、毎日寒いなかを雪かきをしなければならない苦痛の日々かもしれない。

そんなことを考えていられるアチキの世界は平和だ。

・・・

夕方翆が日勤を終えて帰ってきた。

翆「きたきた、宇宙人がぁー」

宇宙人が病院へ!?

翆「つまり新人類、つまりのつまりは言葉の通じない新人看護師よ」

またきたですかぁーー。

翆「今度は、オトコの看護師なのね。だから若いナースが色めき立って口説き落としたろ、テンション高くなったの。」

女の園にオ・ト・コ、いいじゃないですかぁー。

翆「そこまではよかった。それで患者さんに薬を持って行くじゃない、新人だからあたしがついてゆきまーースって若いナースがついてったの。そこまではルンルンよね。

それで薬のカートをみていたら、なんか多いのよね。それでカルテで確認したら、数が全然違うのよ。そこで、数違うよと優しくいったら・・・『僕!、風邪薬は3錠飲んでますから、いいんじゃないですかぁー』。

それで疑問に思ったナースがカルテと照合したら全部数が違うじゃない。どうしてこれが2粒なのよ。2粒と1/2と書いてあるじゃん。ちゃんと1/2をくだいてつくるのよ。そういったら『面倒じゃないですかぁー、切捨でいいんじゃん』。それで若いナースも眼が点になって・・・。まったあ、全部確認し直し。『早く終わらせましょうよ、こんな雑仕事』・・・、何雑仕事!!!。ダメダメちゃんと数を数え治し。それで数え治したら違っているのが結構あって、最初から配合し治し。あやうく医療事故になるところだったよー」

おっ、やってくれた。

翆「まだ。あるの。病室から下げたポットをトイレに置き忘れていたの。そんなのあり得ない。食事の時にナンバー指示通りにくばらなきゃいけないのに、回った順に勝手に配り出すわけ。まだある。患者さんの清拭とか浣腸を頼んだら、そんなのいいです、浣腸女ならやりますけど、お婆さんとかオトコじゃやだー、としないわけ。清拭とか浣腸なんて新人看護師の仕事なのよ」

うーーん、ナースのチームワークを乱す悪しき看護師!。

翆「夕方には、みんな眼が点になって彼が他所へ移動するようにと、氷川神社に向けて手を合わせる始末よ。新人だから間違いはあるけど、悪びれもせずに自分の流儀で押し通すの。彼はしばらく日勤なんだ。私の感では1週間で移動すると思う。

そしたら、数日続きで準夜勤できる人いませんかぁー、と師長がいってきたから、みんないきなりできる人ってすぐには見つからないからハイハイアタシ、できますって手をあげた。こっちがおさらばだよ。多分感染症病棟でナースをとられたんだよ。」

まあ賢い選択、師長の助け船。

そんなわけで、明日から翆は夕方出なので、もう心置きなくセックスに励んださ。翌朝お互いに股間がすれて痛いというので笑い合ったほど・・・。

・・・

小樽市の感染者数19人、入院数0人。

 

小樽市花園

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離48mm、露出補正+0.67、f/5.6、1/125

2)ISO400、焦点距離135mm、露出補正0、f/5.6、1/160

3)ISO400、焦点距離52mm、露出補正+0.67、f/5.6、1/125

4)ISO400、焦点距離100mm、露出補正+0.67、f/5.6、1/200

コメント
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