翆は、久しぶりに休日がもらえた。もちろん夜勤明けだから、起きた頃は午後3時をまわり、1日の過半がすぎていた。
アチキは枕を抱え込みながら、ノートマックで小樽の画像を整理していた。たった二ヶ月前の画像なのに、思い入れだけが先走り、あの寒い頃、翆を抱きながら二人で暖まって寝ていた冬の頃、まして道外からきているアチキにとっては、忘れがたい記憶だ。
翆が起きてきて、のぞき込んでいる。アチキは翆の背中やくびれた腰や大臀筋を撫でながら、午後のまったりした時間を感じている。
翆「冬のセックスの思い出かなぁー」
悪い奴だ、誘い込もうというわけだ。翆の躯を返して抱き寄せる。厚い唇がグイグイと吸い込み躯の動きがピッタリくっついてくる。ピッタリついた腰が少し動き始める。
翆「あうーーん、燃えちゃうよ・・・」
燃えつきなければ、1日が始まらないでしょうよ。
翆のスウットをずりさげて白いお尻の割れ目から指を撫で、下げて行く。股間が熱くなって湿り始めた。
翆「アッ、アッ、アッ」
翆の呼吸が荒くなってきた。腰の動きが激しくなってきた。翆の細い指がアチキのスウットをさげてイチブツを握りだした。親指が切っ先を撫でている。握った指が包皮を上げ下げしている。ずっと根元までおるし、ウッといわせる。そんなに早く刺激すると出ちゃうよ。そういって翆の手を返して、翆の股間をじらすようになでまわすと、形を留めないほど、濡れてきている。腰の動きが激しくなってくる。翆の膣に親指をいれると、眼が覚めたように小さな収縮をはじめた。
翆「早く、いれて・・・ウッ、ゥッ」
翆の躯を横にしたまま足を上に上げて、膣に切っ先を挿入した。翆のツメが肩に食い込む。こんな時女の腰は、入れやすいポジションを無意識のうちにとるのが、オトコにとっては不思議だ。
翆「ハア、ハア、ハア・・・・・・」
翆の腰の動きが前後に激しく動いてくる。そして股間をぴったりつけたまま腰をふると、二人の躯が一緒に動いている。
翆「ハア、ハア、ハア・・・・あっ、アッ、アッうーーん、いくの?」
しばらく二人の躯がピッタリくっついたまま上下に揺さぶられている時間がすぎてゆく。膣が次第に痙攣し始めた。
翆「ハア、ハア、ハア、いってぇ・・・、もういっていいよーー・・・」
翆の指がもどかしくなって背中をひっかいている。やがてツメが背中に刺さってくる。躯を支えようとしいるんだろう。翆が胸を反らせて乳房を押しつけてくる。
翆「クル!、クル!、クル・・・・・・、たくさん出して、アチキのタネを一杯いれてぇーー・・・・」
翆の膣が激しく収縮して二つの股間がピタリとくつついて上下にうごめいている。翆の躯が激しく収縮しだした。その動きがイチブツを刺激して、ウッ、ウッと突っ張って翆の躯の中に大量の精子を放出した。
二人の躯がこれでもかというほどぴたりと一つになり、翆の膣がビクビクと動いている。
そんな動きが次第に小さくなり、止まると翆が肩に手を回してきた。
翆「ハア、ハア、ハア、いっちゃったよーー」
翆の涙目みることもなく、そのまま固く抱き合いながら、まどろんでいた。
少し寝ると、ふくらはぎの疲れが飛び出したような脱力感だ。
・・・・
翆「さて、1日の始まりの儀式が終わったねぇー」
1日の始まりの儀式にしては、アチキは少し意識朦朧としながら気だるい躯を起こした。もう1一日は半分もない。翆の躯に傾いた斜めの光が落ちて、乳房と骨盤に差し込んできた。翆の陰毛が光で光っている。
セックスをすると女だって躯はもうろうとするはずだが、翆は憑き物が落ちたように元気になる。
翆「おなか空いたよーー」
もう喫茶店のランチも終わっているだろう。花園の五香飯店で中華かなぁー。その後はコロンビア珈琲だ。
翆がカフェの赤ソファの長いすに座り躯をピッタリ付けてくる。オトコならセックスの後は女と離れていたい気分が強いのだが。性欲が抜けた女の息づかいを感じていると、お互いに小学校の頃からの長い友達だったような親密感を感じる。
遅い午後の目覚めの休日は、そうこうしている間に夕方の光に変わってゆく。もう、お酒が恋しくなる時間か・・・。赤提灯がつきだした。早いお酒と夕飯を食べて、セックスで消耗した躯の栄養補給をして、今夜は熟睡してしまうだろう。
明日は、翆の日勤日だ。
小樽市花園
NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm3.5-5.6G
1)ISO400、焦点距離145mm、露出補正-0.67、f/11、1/800
2)ISO1250、焦点距離82mm、露出補正-0.67、f/6.3、1/8
