Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ZEISSの空気95. 小説:小樽の翆119. アスリートスタイル

2020年06月17日 | Sensual novel

 

 今日も翆は日勤だ。朝、出かけていった。

アチキも近所の氷川神社ぐらいまで散策した。あの雪が降り積もった急坂も、今は雪がない。急傾斜地にへばりつく民家だから、室内からの眺めは大変よいだろうと想像しながら青い空へ続く階段をあがっていった。

上の神社から小樽港を見渡せるが、近代化された施設に往事の空気はない。

雪の残っている夜、ここで翆と青姦したことを思い出していた。翆のスカートをたくしあげ、腰に抱えてやったっけ。はたからみると、格好悪いだろうな。百獣の王の風格のオスライオンが、メスライオンにバックでセックスする様なんかみてると、やっぱ珍奇なポーズだぜ。やっぱセックスシーンって格好が悪いのか・・・。格好が悪い生き様なのに、普段は格好良くしようなどというのは、人間の見栄だな。

そういえば、今朝も翆はインナーを物色していた。今日はスポーツメーカーのロゴ入りのトランクスに、スポーツブラだ。

最近インナーというよりも、アスリート風の格好が多い。多分上着を脱いでもアスリートの格好そのままだから、軽くジョギングでもしそうな感じになる。実に合理的というか機能的というべきか。

看護師もインナーは、看護着の胸元からブラが見えたり、パンティラインが見えたりするから結構気をつかうといっていた。大概は肌色のインナーが多いのだが、時には看護師の好みも反映されるようだ。

翆はインナーからしてアスリート風なのだからナース服はパンツ派だ。そうなると患者さんが目線を胸元に向けてもNIKEとかadidasといったロゴがみえて、がっかりするだろう。看護着の下はアスリートスタイル、最近の翆のインナーの傾向だ。つまり色気なし、活動的。

病院の仕事が終わったら、久しぶりに再開したエアロビクスにゆこうという魂胆なのだ。

 

小樽市相生町

SONYα6600、E18-135mm/F4.0 OSS

ISO100,焦点距離24mm,露出補正-0.7,f/5.6,1/800

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする