書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

これが大学生が読むべき本か?

2008-06-23 13:37:08 | 雑感・どうでも良いこと

「古今東西の名作から大学生の読むべき50冊」

(東海大学湘南キャンパス・シンポジウム・パネリストは文学部文芸創作学科の教員5人と芥川賞作家の川上未映子。事前に提示されていた150冊以上のなかから公開でセレクト。定番の作品からやや異色のものまで50冊が出そろった。
東海大からは教授の辻原登、長谷川櫂、山城むつみ、准教授の堀啓子、室井光広の5氏が登壇。)(産経新聞)

‥‥これは高校生が読む50冊かと思った。

中には、高校の授業で習うものや読んでも仕方がない様な本もいろいろとある。
夏目漱石の「吾輩は猫である」など中学時代から何回も挑戦して結局最後まで読めなかった。
その代わり、「坊っちゃん」は小学校から高校まで何回か読み直した。
なぜなら、小中高と年齢が進んで行く内に、評価、内容を再確認するからだ。
日本の本に大江健三郎の本が抜けているのは面白い。大江健三郎の「死者の奢り」から一連の短編小説というのは高校時代に何やら読まされたものだ。
それにしても、あの悪文の代表と言うべき文章は、反面教師として良い勉強になったものだ。多分こんな本を選んだ選者というのは何を考えているのかね。
この大江健三郎の作の中で「ゼフンティーン」という作は、全く別物といえる大江作でやはり是非読んでおく必要がある。
しかし、この選者では誰も知らないかもしれない。
そして、あまり読みたくない本ばかりというのは、元々150冊を選んだ段階で省かれているのだろう。
大学生が読むべきなのかはよく分からないが、伊藤整の「氾濫」など確か高校生で読んでいた。

「海外」とした作品は、大方映画になったり、ダイジェストで知られているものが多い。
カフカの変身は中学生の頃、但し感想文を書かされたから何度も読まされた。こんなものは、実は面白くない。
不思議なことに、「三国志」が入っていない。
これは、中国というものを論じるとき又、人物を論じるときの基本だ。
高校時代に全部読んでしまったのか、もっとくだらない小説が入っているからそうではないだろう。
読んでおくものとすれば、雑誌諸君に掲載された
「中学教師に薦める・必携・現代教養の一〇〇冊・一国の文化水準は、中学生の読書の質にあらわれる――。純文学から冒険活劇まで、青春の日にこそ読むべき本を、世代を超えて語り尽そう」
の中に入っていた「戦争の嵐」The Winds of War (1971)ハーマン・ウォーク・も入っていなかった。
ジョン・ルカレ[Le Carr´e,John]「寒い国から帰ってきたスパイ」などは少しカルトすぎるか?
いずれにせよ、現代社会の考察する本がないのは、そう言う感覚がない人達のものだろう。

そして、「危険な関係(ラクロ)」‥‥こんなアンシャンレジーム末期のフランスを描いた本。
これは、そのときのフランスの時代背景を知らないと結構深い意味が分からない。
法服貴族と武闘派貴族の違いが分からなくて、本が読めるかと言うものだ。
多分選者も中身は分かっていまい。


■学生が読むべき50冊

【日本】
 万葉集▽源氏物語(紫式部)▽平家物語▽徒然草(吉田兼好)▽おくのほそ道(松尾芭蕉)▽歎異抄(唯円/親鸞)▽心中天網島(近松門左衛門)▽山椒大夫・高瀬舟(森鴎外)▽吾輩は猫である(夏目漱石)▽たけくらべ(樋口一葉)▽武蔵野(国木田独歩)▽金色夜叉尾崎紅葉)▽瘋癲老人日記(谷崎潤一郎)▽病床六尺(正岡子規)▽きりぎりす(太宰治)▽堕落論(坂口安吾)▽遠野物語(柳田國男)▽様々なる意匠(小林秀雄)▽豊饒の海(三島由紀夫)▽富士日記(武田百合子)▽第七官界彷徨(尾崎翠)▽春宵十話(岡潔)▽「いき」の構造(九鬼周造)

【海外】
 紅楼夢(曹雪芹)▽千夜一夜物語▽イリアス(ホメロス)▽聖書(旧訳・新訳)▽ハムレット(シェークスピア)▽ケ丘(エミリー・ブロンテ)▽インドへの道(フォースター)▽フィネガンズ・ウェイク(ジェイムズ・ジョイス)▽ナイン・ストーリーズ(サリンジャー)▽タイタンの妖女(カート・ヴォネガット)▽幸福論(アラン)▽危険な関係(ラクロ)▽感情教育(フローベール)▽赤と黒(スタンダール)▽夜の果ての旅(セリーヌ)▽失われた時を求めて(プルースト)▽ファウストゲーテ)▽資本論(マルクス)▽ブッデンブローク家の人々(トーマス・マン)▽精神分析入門(フロイト)▽変身(カフカ)▽ドン・キホーテ(セルバンテス)▽ゴッホの手紙▽魅せられた旅人(レスコフ)▽白痴(ドストエフスキー)▽カラマーゾフの兄弟ドストエフスキー)▽戦争と平和(トルストイ)



地球温暖化と過剰反応するナイーブな日本の「猿」たち

2008-06-22 00:24:38 | 日記
近年、地球温暖化対策として何やら妙なことばかり行動を起こす人達がいる。
こういう事は、環境省の役人が「仕事を作りたくて」思いつきでやるような感じであるのはどうしてだろうか。
特にライトアップなど、しなければそれなりの「支払い」をしなくてすむというものだが、決して省エネにはならない。
なぜなら、夜になれば原子力発電所、火力発電所は発電を止めると言うことにはならないからだ。
特に、火力発電所は停止すれば、ほとんどの場合スクラップになってしまうから、頻繁に止めるのは難しい。
要するに、夜間は無駄に電気が空費されているというわけだ。
だから、深夜電力があり、最近の「オール電化」がある。
こういう
地球温暖化対策として、電気を使わないようにしようと言うのなら、「オール電化」住宅など真っ先にやり玉に挙げられるはず。
それが、そうでないというのは今散々やっている「夜間の消灯」というのは、無知な人達の「自己満足」というところだ。
但し、一般家庭なら「夜の電気」は深夜電力積算計で測るわけではないので「消灯」は省エネでなく「節約」になる。

今日、本屋に言って「文藝春秋」7月号を読んでいたら、環境省の鴨下大臣と気象予報士の美女、JCの代表か何かで「地球温暖化対策」だか温室ガス排出について対談していた。
中身は、大臣を立てる提灯記事の様なもので、気象予報士の「ノーテンキ」なのにはいささか「反吐」が出た。
彼女らは、高校で「地学」をどういう風に教わったのだろう。物理は勉強したのかと思う。
こういう人達というのは、文系の出身で高校では数学ですら、まともに勉強しなかったに違いない
して、2007年のノーベル平和賞を「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」、「アル・ゴア(アメリカ)」が取ったが、無批判に絶賛しているのは、「太鼓持ち」としては合格か。

元々ノーベル賞というのをどこで決めるのかもと言うことを考えてみないと「平和賞」の場合は、大きな誤りを犯す。
なんと言っても、あの北朝鮮の将軍様との会談を金で買った「金大中」氏ももらっているし、米国大統領のジミー・カーターなどももらっている。
今にして思えば、
ジミー・カーターなどは米国でも最低にランクされる大統領であるし、実績と聞かれて思い浮かぶものはない。
そのために普通二期8年という大統領を、一期4年で止めているのは二期目に当選する見込みがなかったからに過ぎない。
こんな風に、ノーベル平和賞をありがたがると言うのも「無知」を通り越している。

注目すべきは、IPCCは「地球温暖化の是非」は一切議論しないと議論は全く無視している点につきる。
そして、「地球温暖化」は必ず起こる間違いない「予測」であると断定して、もしそうであるならば‥‥という前提で議論をしている。
いわゆる環境学者という人達は、信条として一種の「共産主義者のなれの果て」のようなものと以前のブログに書いた。

結局のところ、その議論に乗ったのが欧州であると言うことを肝に銘ずる必要がある。
そして、ノーベル平和賞も欧州だ。
大方の予想というのは、これをネタにして美味しい飯を食おうというのが真実だと言うことだ。

今の消費税に関することだが、今日本は不思議なことに「欧州」に目を向けて、増税と叫んでいる。
増税と叫ばざる終えないのは、年金が低金利のためにまともに運用出来ず、しかも払う人達が減少しているから。
医療費は、財源が多くあったときに「大盤振る舞い」をして収拾が付かなくなったと言うこと。
老人医療費と見れば、なんと「老人病」病院の多いこと。
あっちこっちで、病気でもないのに検査漬けにして、医療費を稼ぐ行為を止めさせようと、「かかりつけ医」の制度を設けた。
はっきり言って、現在の現役の国保並に3割負担にして、国保組合の様に扶養者を無くせば公平だろう。

実際、健保組合で高額の保険料を払っていながら、それを引っこ抜いて75歳だから安い保険料をと言うのも妙なものだ。

いずれにせよ、欧州と同じ負担にすると言うのは、どだい無理な話。
欧州は、ものを作っても売れず、フランスのルノーも倒産の憂き目になって国有化し、その後日産から金を引っ張って立ち直った。
のこるは、国民が消費しない「軍事産業」と「航空機」で儲けるしかないのが欧州の現状。
それも、安い武器は今や中国の独占場で高級品は売れないし、日本は米国製ののみ。
又、中国には武器輸出を大ぴっらに出来ないから、民生用として技術供与。
それも限界に来たと言うのが、欧州というところだ。

結局、排出権取引とは、タダで金が手に入る良いもうけ口と言うとこだろう。
以前、環境大臣と言えば、首相の次の席次だと豪語した「欧州通」と称するコメンテーターがいた。
確かにそれはそうだ、タダで「金」をせしめる算段というのは、そんなぼんくらでは勤まるまい。

そして、のび太の福田総理が洞爺湖サミットに「地球温暖化」とか「ポスト京都議定書」とか考えているようだか、欧州の担当者は「腹の底で」大笑いしていることだろう。
「猿は」欺すと直ぐに図に乗ると‥‥‥
この猿という日本は、「マゾ」だから、
「京都議定書」から米国、カナダなど抜けてしまったのに、日本だけがのこって苦しんでいる。
そのために、
福田首相は真剣に「ポスト京都議定書」を考えて、新しい枠組を決めようとしているようだが、欧州の首相にとってはいい迷惑だろう。
なぜなら、まともに「温室ガス削減」をやったら欧州のメリットがないからだ。

実際のところ、世界の問題の中心はここのところの原油高と中国問題につきると思うのだが、日本の「欺されやすい猿」には少しも解らないのではないかと、危惧するものだ。
しかし、「猿」は人間ではないから人間言葉は通じない。
またまた困ったものだ。

グリーンピースは、共産テロリストと同じ精神構造

2008-06-21 13:50:29 | 世の中妙な??事ばかり

グリーンピースが窃盗の犯罪を犯しながら、「政府や大企業の犯罪行為を防ぐ緊急性がある場合、結果として法を犯すこともあるのは世界のNGO活動のスタンダード」と言い放ったのを読んで、昔の共産テロリストと全く同じと理解した。

共産主義というのは、共産主義という理想を実現するためには、嘘も犯罪も正当化されるとした。
だから、ソ連のレーニンは共産政府の言うことを聞かせるために、適当に地図に丸を付け、毎日一つの村を抹殺した。
抹殺とは、地図上から村を無くしてしまうことで、住民は全て銃殺し、家畜も殺して、建物は壊し文字通り何もなくしてしまうことだ。

元々、ボルシェビキが時の穏健革命政府を抹殺したのは、水兵を煽動して政府を転覆させ、今度はその水兵を国家反逆罪で抹殺。
全く、嘘を何回も使ったと言う史実がある。

こういうグリーンピースなどというテロ組織は、基本的に「二重基準」である。
自分がする犯罪行為は正当化し、他の組織によって「やられれば」犯罪だと叫ぶ。何やら日本の「左翼」と全く同じ精神構造ではないか。

よくよく見れば、福島瑞穂社民党党首の夫君(海渡雄一弁護士)がGPの理事長であることも頷ける。

はっきり言って、この連中はソ連が崩壊して共産主義がダメになったために、環境の方に転身した連中ということ。

今世界中の、環境問題や地球温暖化を主張している人たちというのは、根っこは基本的に同じ、「元共産党シンパ・左派人士」のなれの果てだ。
そして、日本という「マゾヒスト」ばかりの政治家、官僚の国には、寄って集ってかぶりつくというのは、世界の常識でもある。


拉致問題・福田首相は、米国から北朝鮮に譲歩せよと言われたのか

2008-06-20 22:58:02 | 日記

今回、事なかれ主義のライス国務長官は、レイムダック化したブッシュ大統領を良いことに本領を発揮し始めたようだ。
もともと、半年前から北朝鮮の「テロ支援国家」解除には意欲的であった。しかし、その時は福田首相は北朝鮮拉致問題に対しては、安倍政権の「居抜き内閣」であったために、安倍北朝鮮強硬路線を踏襲した。
同盟国がそうである以上、米国としてはテロ支援国家を解除しすることは現実ではなかったはず。
しかし、民主党大統領候補が「オバマ氏」になり、元々民主党系の思想を持つライス国務長官が、テロ支援国家解除の機会を狙っていただろうというのは想像出来る。

元々ロシア専門家で、アジアに関しては素人同然のライス国務長官は、EU並にならないかと思いつくというのは直ぐ解る。
しかし、欧州は元々宗教という部分では、キリスト教であり、貴族文化はルイ14世のフランスを手本にするという国々だ。
その上、過去の帝政で何度も統一国家を作られてきたEUを見れば、現在のEUと言うのもあながち分からないものではない。
だから、トルコがEUに参加すると言うときに、宗教が違うと言うことで大分もめたはず。

アジアは、戦前での独立国とは日本と清朝ともう一国ぐらいなもの。だから欧州とは歴史も文化も宗教も違う。
その上、独裁国家、中国という膨張主義の覇権国家がいたのでは仲良くなれるはずがない。

日本は、福田首相官邸の命令によって「制裁の一部解除」がなされることになったが、大方、米国から「北朝鮮拉致問題に対して」融和的にとの指示が出ていたのではないかと思われる。
なぜなら、日朝合意の前に、既に朝鮮総連が入港の問い合わせをしていることから、情報は流れていたのだろう。

そして、筋書き通り、元々北朝鮮融和派の福田氏が「制裁措置一部解除」をすることによって、日本は北朝鮮に対して「強硬姿勢」を取らなくなったという前提になった。
これは、ライス国務長官や日本国内の北朝鮮に理解のがあるのか、利権があるのか解らない政治家の思う壺だ。
特に、山崎拓氏など次回の選挙に勝てるかどうか怪しい政治家にとって、何か解らないそちらの勢力も必要なのかも知れない。

一方、福田首相は、自らの支持率を上げようと何か必死で何でも飛びついているが、それがほとんど「支持率低下」を招いている。
これを昔の極左派の言い方をすれば「反動政治家」という。
福田首相が、常にやることなすこと間違えるのは、「原理原則」がないからにつきる。

一方、ライス国務長官という都合上共和党政権にいる人物にとっては、ブッシュ政権の軌道修正の遺産を残し、次の民主党政権に繋げるというのは見え透いたことだろう。


Firefox3を使ってみた

2008-06-19 23:06:07 | PC・ハード・ソフト関係綴り
Firefox3が6月18日正式リリースされた。
β版もあったから、色々なブログで紹介されているのだが、正式版を導入して色々気づいたことを書いてみる。
見た目は、一見従来のものと変わらないが、戻るとすすむのボタンが違っている。
しかし、これもXPと2000では表示が違うから妙なものだ。
今回、表示が早くなったとか、物理メモリーの使用率が減ったとか説明されている。
確かに、プルダウンで今までの履歴が見られて戻れるのは便利になった。
しかし、ブックマークのサイドバーが簡単に非表示できないのは同じ。
物理メモリーの使用量は、今まで使っている内にメモリーを一杯までになったが、そう言うことはない。そして、起動が早い?
‥‥と言うはずなのだが、IEの様にキャッシュが無いために、場合によってはIEよりかなり遅く感じる。当然、画像などの読み込みも前のバージョンよりも早くなっているようだ。
画像が多いHPでは、Ver2では画像を読み込まないことが、時としてあった。



一方、印刷に関しては、HPが提供している「HP Smart Web Printing」は現在Ver3は対応していない。
以前から、Firefoxはプリント出力が欠点で、Webをうまく印刷出来ない事が多かった。
今回、「用紙にあわせて縮小」で印刷すると両側が多少切れる感じがある。
これは、縮小にしてやると全画面印刷出来るようになった。
但し、IE7の方が、この辺は優れている感じがある。
Canonの「Easy-WebPrint」は、縮小印刷するソフトだが最近IE7ではインストール出来ないようだ。
実際のところ、IE7の方が上手く収まることが多いから必要ないかも知れない。しかし、部分印刷はHPのプラグインが優れている。早くVer3に対応して欲しいものだ。


印刷プレビューでは、印刷するページに対して次のようなことができます:

  • 各ページのプレビューを表示する: 次のページ または 前のページ , 最初のページ , 最後のページ  ボタンをクリックすると各ページに移動します。
  • ページの縮尺(サイズ) を変更する: [拡大/縮小] ドロップダウンメニューで [50%] を選択すると、各ページを元の半分のサイズにします。[用紙に合わせて縮小] を選択すると ページサイズを自動的に用紙幅に合わせます。また [ユーザ設定] を選択すると比率を指定できます。

とあるが、以前より上手く行くようだ。
但し、部分印刷はさっぱり解説を読んでも解らない。

選択されたテキストを印刷するには:
  1. 現在のページの内テキストを選択してください。
  2. ファイル > 印刷 を選択してください。 印刷ダイアログを表示します。
  3. [印刷範囲] セクションの [選択した部分] をクリックします。

学者は、EU型高福祉・高負担社会に言及しながら絶対言わない こと

2008-06-19 16:36:48 | 日記

日本は、何時からか高福祉、高負担型へ模索しているように思える。実際そうしなければならなかった一つの原因は、「ゼロ金利政策」の誤りであると書いてきた。
一方、政府が又社会派の学者が見本として出すスウェーデンに関しても、高負担、高福祉とはいいながら絶対に説明しない腑に落ちない点がある。
というより、彼らがその絡繰りを隠していると言うことだ。

このスウェーデンというのは、日本のGDPの一割程度の国であるが、公務員は約40%。
そして、負担は給与の約40%だと言われる。不思議なことに、失業しても給与の60%は保証されるから、働いても働かなくても同じという妙なところがある。
そうすると、40%の公務員はサービス業だから、スウェーデンは計算上残りの60%の人に相当働いて貰わないと国が持たないことになる。これは無理な相談であるというのは、スウェーデンは徴兵制を敷く軍事国家という一面もあるからだ。
この疑問は、軍事国家ということから思いつくように、国営の軍事産業があって国軍の力借りて「死の商人」をやっている。
世界第10位の武器輸出国である。
これが福祉を維持している秘密でもあるし、高負担にも耐える仕組みでもある。
一方、この高負担によって一般の中小企業は存在し得ないと言うのも軍事産業に頼る所以だ。

その他、社会主義者が絶対に言わないことは、住宅問題だ。
なぜなら、日本では当たり前の「住宅ローン」という「負債」が給与に反映されていない。
本来、収入に対する住宅ローンというのは年収の30%が適正と言われる。しかし、実情は共稼ぎで40%以上も珍しくない。
もし、スウェーデンでもそうなら、年収の80%を持って行かれることになり、即座に自己破産だ。
ところが、スウェーデンでは、「負債」が反映されていない。
なぜかと言えば、相続税がないからである。
だから、親から貰った家に住んで新たな家を買う必要がない。
欧州では、初代が家を造り、二代目が家具を買い、三代目か食器を揃えるという。
そして、その4代目は良い家に住み、高級な家具と食器を使ってほとんど何も買うものがない。

要するに、高負担を強いるためには、国民に「金」、資産を持たせると言うことが大前提だ。
その上、EC(4-5%)は当然日本のように低金利ではない。
だから、預金を持っていれば、そこそこの「金」も手に入ると言うわけだ。

日本は、米国の公定歩合から常に1%以上下げるという「暗黙の了解」があるようだから、近年米国より上がったことがない。

このように、スウェーデンと言う国を題材としておきながら、「軍事」「軍事産業」「公務員」「相続税」について一切述べていない。
フランスでも、ブランド品はフランス本国内では売れないから、海外へシフトする。
又、国の経済を維持するために軍事産業を育成し、死の商人として武器を売る。

日本のように、武器三原則などという綺麗事で国を維持することなどどこの国も出来はしないと言うのが真実だ。

日本はも消費税を上げて高負担型にすれば、消費経済が破壊されて産業は壊滅的な打撃を受けるか、国外に去る。
そのために、軍事産業を育成するなどは出来もしない。
税負担が多くなれば、住宅ローンを組むことが難しくなり、住宅産業も壊滅的打撃になる。
その後に残るものは何か、ほとんどが公務員の国家か?

それでは、共産主義国家だろう。
そして、お年寄りは低金利で資産は目減り、中小企業は相続税対策で頭を巡らし。
残るは、国の破産しかないというのは、想像さえ出来る事態である。


EUだけを見本にする原則なき日本の知識人

2008-06-18 13:35:17 | 世の中妙な??事ばかり

近年色々な提言を見てみると、「死刑廃止論」「サマータイム」「消費税増税」「地球温暖化対策」「老人福祉・福祉」「フィンランドの教育」など、取りあえず気が付いたことを並べてみるとこんな事だ。
よく見てみれば、全てEUでやっているか、進んでいることだ。
それでいて以前から日本の構造改革として、米国基準に合わせていたのにどうしたことだろう。
TOBとて、EUの英国では現金で100%まで買い進めなくてはならず、こんなところは不思議とまねをしていない。
もし、米国基準ではなく英国基準ならば、ライブドアの事件などあり得なかったわけだ。
一方、上述に上げたもの「死刑廃止論」は米国ではないし、「地球温暖化対策」では米国では京都議定書に参加していない。
「老人福祉・福祉」は、米国では自己責任、Salestaxは州税。
「フィンランドの教育」とはいうものの、北海道と同じ程度のGDPと人口を持つ国。
そして、産業はと聞かれて「ノキア」としか答えようがないところ、何やら矛盾しないか。確かに、日本の教育は間違っているというのは文句付けようもないが。

そのように、日本は一時期は米国に、最近はEUに倣おうとしている。
EUに傾いているというのは、「社会主義国」に傾いていると言うことで、大きな政府と言うことになる。
しかしながら、全て米国、EUに習おうとしているのかというとどうもそうではない。
なぜなら、米国、EU共に法人税を大幅に下げ、企業誘致に熱心であるし、個人の相続税は廃止、又は廃止途上にある。
又、金利水準(公定歩合)も日本の0.75%ではなく米国2.25%。EC4%、イギリス5%、オーストラリア7.25%。
その上、実際に金を稼いでいるのは軍事産業。
フランスもスウェーデンも死の商人としては有名どころというものだ。

こんな事から見れば、日本の政策担当者というのはその場限りの言い逃れに米国だったりEUだったりと口実を付けていると言うことだ。
そして、ここから見え隠れするのは、やはり日本が日中戦争に引きずられた時の政府を彷彿されるものだろう。

早い話、理想も理念もなく、そのときの状況に引きずられて、政策をやっているという馬鹿な一面。

今、EUと同じようなことをしたら、世界一重税感のある社会主義国になるだろう。
当然、世界の趨勢から逸れて、相続税を強化して自営業者は存続しなくなる。
世界の共産主義が崩壊したのに、日本は益々共産主義を推し進めようとするのはどうしたことだろうか。


IODATA・HDCN-U640 /HDDドライブ

2008-06-18 00:15:47 | PC・ハード・ソフト関係綴り

今回久々IO・DATA製の外付けHDDドライブ・HDCN-U640を買ってみた。

価格も安くなって、頃合いと思って買ったら、10日で1000円近く下がってしまった。
IODATA製のHDDを買わなかったのは、中身に何が使われているか不明という点にある。バッファロー製のHDDは親切にも、外箱でその中身で確認出来るほど、親切なだけでなく、PCでもメーカー名が表示される。



こんな感じで、中身が解るというのは有り難い。
このどちらの製品もHDDは静かで、なるほどと思わせるものだが、値段の高い方が信頼性のあるメーカーとは限らないのが不思議なところ。
ところが、IO DATAは中身は分解してみないと一切解らない。
過去には、SAMSONとPCに表示されて、おっ~と驚いたこともあったが、今は何も表示されない。デバイスマネージャーでもIO DATA社の品番だけ。
IO DATAでHDDなんか作っているわけではないのだよ、本当に冗談抜かせだ。
要するに、IO DATA社のHDDは安物は、ほとんどSAMSONだと言うことだ。

このSAMSONのHDDには特徴があって、起動時に「カチ」と動作音が鳴る。
WesternDigital や Seagateではあまり見られない動作音だ。
この辺は、微妙だから比較してみないと解らないかも知れない。
しかし、以前買ったHDC-U250シリーズは、SmartHDD Proで買って直ぐ「異常」になった代物だった。
ところが、HDC-UシリーズまではSmartHDD Proが認識したが、HDCNシリーズは認識しなくなった。妙なものだ。
今回買って設置しようとしたら、ケースが変。



全体から見ると。


こんな感じで、ケースがずれてしまっている。
簡単に元に戻せるのかと見たらビクともしない。
初めてのケースだが、これは交換してもらった。
交換した物は以下。


元のままで、もし故障したら保証は受けられなかったろうね。
筐体を取り外したとでも思われたかも知れない。
IO DATAも作りがいい加減になったというのか、一目で分かるこんな物が良く検査に通るものだ。
さて、設定するのだが、安物の定番でインストールCDなどは何も付いてこない。
動作ソフトは、ネットから落とせと言う。
必要なものと言えば、「マッハUSB」と設定ユーティリティ「ポチっとな」、「I-O Drive Center」程度。
説明書では、設定ユーティリティ「ポチっとな」と、「マッハUSB」を設定する方法が簡単に書いてあるが、元々なにも説明がない。
「マッハUSB」は、以前のHDDで使っていたから解っているが、「ポチっとな」が使えないと後ろのファンクションボタンが使えない。
結構不便なものだ。
それで、二つを導入したのだが、「ポチっとな」のアイコンが出で来ない。
ユーティリティを起動させると何やら「dll」が足りないという様な表示。
IO DATAのサポートライブラリを見ると「デバイス管理サービス」と言うのがある。

ところが、このデバイス管理サービスが何をするのかさっぱり書かれていない。
「ポチっとな」の項目に、
本ソフトウェアを利用するにはデバイス管理サービスVer.1.20以降が必要です。」とさ‥‥
デバイス管理サービスを導入するのだが、何の症状も現れないというのは妙なもの。
それで、「ポチっとな」のユーティリティが起動した。
1回Fを押すと、「バギューン」とHDDの中身が開き、2秒長押しすると、「バギューン」が何度も鳴って、動画と共に取り外す。
あまり品がよいものではない。ロジテックの方が品が良かったかも。

実は、この後何なのか、PCのDVDドライブがDVDを読み込まなくなった。
再起動も終了も出来ない不思議。
電源カットを二度繰り返した後、何度も起動、再起動を繰り返して何とか正常に。
良く原因が解らぬが、新しく導入した何かがフリーズすると言うものらしい。
それは、「ポチっとな」でありそうで、使わないときは起動させないと言うのが正解だろう。
今度は、スタートアップから除く必要がありそうだ。


経済財政諮問会議・肝心なものが抜けている・米国経済の専門家

2008-06-17 23:00:29 | 日記

経済財政諮問会議の提言を見ると、こんな事は素人でも思いつくようなものだ。
彼ら経済学者達は、日本経済には素人で米国経済専門家だから始末が悪い。

増税の方は消費税増税とか、揮発油税の一般財源化して財務省が取り上げるとか、環境税とかよくよく見れば増税議論。
社会保障の保険も元々5%の利率で運用して、その利回りで払うはずだった。そうでなければ「保険」ではない。
ところが、ゼロ金利、低金利政策を続けてきたから運用利回りが伸びず、しかも運用失敗も多いはず。これでは保険と言う意味は薄れて単なる税金だろう。
保険料を運用出来なければ、いずれ全て税金で賄う事になるというのは明らか。要するに、今の増税議論という間はゼロ金利政策の失敗によるツケというものだ。
しかし、こういう諮問会議でも誰も「ゼロ金利政策」について発言していないようだ。
このゼロ金利政策によって、流動性資金がますます減ってデフレ状態になっていると言うことをなぜ言わないのか、不思議なものだ。
ゼロ金利、ゼロ金利に等しい日本の金利は、まず多額の国債(利率が高い)を買うだけで金融機関は利益が出る。
そして、もっと利益が出るのがヘッジファンドに貸し出すと言うことだ。
だから、日銀(短期金利(無担保コール翌日物)年0.5%)が際限もなく金を貸し出す一方日本国内にはいっこうに「金」が回ってこない仕組みというわけだ。
定期預金利息だって精々0.35%、大口(1000円以上)で0.4%(みずほ)。
普通預金が0.2%だから、定期預金だと言っても大した恩恵はない。
これでは、市中に金が回らないはずだ。
ユーロ(3.53%)、ニュージーランド(6.43%)並とは言わなくても少なくとも、米国(1.9%)並ぐらいは普通だろう。

そうすれば、少なくとも日本国内に金が回るはずだ。

そして、妙なのは「歳出改革の努力を緩めず、最大限削減」と言いながら具体的な事がない。

今では民間でほとんど廃止してしまったタクシーチケット。地方では、車通勤だからそんな物は必要ないが、公務員は廃止とか。
何もしていない国会改革、何もしない「衛視」やら、事務局、国会図書館など幾らでも合理化すべき事はある。

環境税とは言いながら、これも無駄遣いの温床になる。
要するに国には、役人には「金を持たせるな」と言うことが本当のことだろう。
そして、揮発油税は即刻減税の対象としてガソリンを下げるべきだろう。
少なくとも、消費税を不要にするだけでもかなりの効果がある。
税金に税かが掛かるのはガソリンだけだ。
政府の国民無視とはこのことだ。


省エネを勧めるなら、経団連を廃止するのが早道

2008-06-17 11:24:00 | 日記

経団連は、産業界が温暖化ガスの削減を目標としている事を鑑みて、一般家庭にも削減を‥‥と省エネ機器への買い換えを推進するように財政上の優遇措置を求めたという。(6/16)
正直言って余りよく分からないような提言だが、「省エネ機器への買い換え」をすれば減税するなど今の政府はあまりやらない。
確かに、電気自動車などを買うと補助金が出る。しかし、環境に優しいという最近の車を買っても多額の税金が取られるばかりだ。

それで、一旦「環境問題」となると訳の分からない予算がつき、それを使って何を遣っているかというとこんな電気自動車に対する補助金やら、気象学者による「天気予報!!」をしているに過ぎない。
はっきり言って、非常に生産性の低いものだ。
結局こんな無駄遣いが出来る国というのは日本くらいなもので、この辺のことで確かに日本は進かもしれないが、所詮非科学的な学者のやること。予想だから、ねつ造も「予測」として正当化して行けば結局全て無駄と言うこともある。

さて、経団連というのは、多分省エネという観点から見れば廃止するというのが一番省エネになる。
経団連会長ともなると会社のことは出来ないし、場合によっては事実上の無役の「会長」などになって専念する。
しかし、会社には「奉加帳」は散々廻ってくるものの、会社にとっては何千万円、何億円もの負担になるという。
その経団連に係わるその会長には、専用室と高級専用車、多数の秘書と事務。
それでいて会社のことをするわけではない。

こんな事は全く無駄だろう。
無駄な会議とどうでもよいような提言。
これこそ、省エネに反する。