書道家Syuunの忘れ物

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欧州の思惑を掴めないナィーブな福田首相

2008-06-09 21:59:45 | 日記

地球温暖化議論を聞くとき、いつもため息をつくのは小生だけだろうか。
なぜなら、今の温暖化議論というのはいろいろ問題があるからだ。
そして、福田首相は今度のサミットで地球温暖化についてばかりという思考になっている。少し前なら中国のチベット問題が議題になると言うところだったが、一切話に出ないと言うことは「しない」と言うことだろう。
それにしても、日経「NET EYEプロ視点」鈴置編集委員が「支那経済の崩壊と日本」(1936高橋亀吉)の本を引いている。


「白人が支配する世界で日本人は安い賃金で働き続け、経済の土台を築き、アジアでまれな独立国の地位を確保した。だが、最近、西欧の先進国が日本を押さえ込もうとする。働きもせず既得権に胡坐をかいて「持たぬもの」をいじめるとは、不公平極まりないではないか……。 」

鈴置編集委員は別の意味で中国との係わり合いで話を展開している。
しかし、日本と欧州という点を見る限り、今と昔も変わっていない対立があると言うことが解る。

それは、欧州は国連分担金に見られるように、経済力、技術力では日米などの「新興国」に負け、金という面では、後進国に入った。
しかし、実際のところの政治という面では、未だに「大国」、「発言力」を有している。
特に、技術革新の著しい日本は、経済大国になっても、所詮「敗戦国」という十字架を背負わせ、意見を封じ込ませた。
そして、MacArthurによる洗脳と恐怖政治によって日本の首脳は「幼稚化して」、「自虐趣味で」自らの手を縛り続けている。
従って、よって日本は政治的な後進国に配置されている事になる。

しかし、ここで飽き足らないのが欧州で、「よい子ぶる」日本から金をせびる方法を編み出した。
それが、地球温暖化議論であると言える。
京都議定書など大失敗で、いわゆる工業国は離脱したのに日本だけが離脱しないという不思議な世界になっている。
欧州が何パーセント削減したとはいうものの、元々効率が悪いというのは福田首相でさえ知っているから周知のこと。
その上、色々なカラクリがあるというのが欧州のやり方だ。

今やも国連も環境学者や左派の人達で占められ、国連の言い分に従ってしたら自国の存在自体危ないと言うことになっている。
米国は、今やお荷物の国連本部をどこかに持っていって欲しいと思っている。
なぜなら、その一つは国連本部は治外法権だからだ。

今、福田首相は、なぜ地球温暖化という事柄に執着してサミットを勧めようとし、かつ欧州歴訪をしてきたのか。
いつもなら、米国に御用聞きに行くのに今度は欧州に御用聞きに行っていると言うことか。
そして、最近不思議と公表されるのがOECDのデーター。
OECDというのは、確か中国は入っていなかった筈。
日本が入っているというのも実は変な話なのだが、日本と言うのは国際会議があれば「仲間はずれ」になっては困るとどこにでも首突っ込み、金を出す。

考えてみれば、政治に余程自信がない「弱虫」という面を見せつけられると好い加減にしてくれと言いたくなる。
日本の国を良くする、又は守るという意識が無くて、政治家、外交官が「先生に誉められるように」外国・最近欧州に誉めてもらいたいというのは困りものだ。

本来、政治家を誉めるのは、国民の仕事で外国人の仕事ではない。
外国人が誉めるのは、必ず自国の利益になるときであると言うことは肝に銘じておこうではないか。


幸田シャーミン氏の国連上司パワーハラスメント

2008-06-09 16:15:43 | 世の中妙な??事ばかり

東京の国連広報センター所長だった幸田シャーミン氏のパワーハラスメント(権力や地位を利用した嫌がらせ)については、毎日新聞が6月8日付けで報じた。
この件に関して、TVでは9日テレビ朝日スーパーモーニングでインタビューに応じ、幸田シャーミン氏自身が生々しくその実態を語った。
2006年9月にセンター内の不適切な経理に気付き上司に報告、監査を要求したところ、突然妙なことが起きたという。
まず、予定表の時間が全て30分遅らせて書かれていたという。
だから、30分遅らせて業務に穴を空けさせるように仕組むとか、又、職員を監禁して怒鳴ったとか色々な事が逆パワーハラスメントが起きたという。
その上、経理の内部監査は一向に行われないのに、逆に幸田シャーミン氏に対する内部監査は理由もなく即刻行われたという。
しかも、説明もなく全ての行動に関して「チェック」が入るという異常なものだったとか。

結局、この件を告発しようとして、所長を辞めたと述べていた。

国連でのこのような事件というのは、いつも「金がらみ」で、確かUNESCO(ユネスコ)であった。
同じように、経理がおかしいと訴えた女性の事務官に嫌がらせをして、同様に監視がついて止めさせたという例だ。
国連というのは、米国がホトホト嫌になるように全く出鱈目なところだ。
その上、今回初めて「国連広報センター」のHPを見たら国連というのはいわゆる「左翼」の集まりであることがよく分かる。
しかもその上辺は、きれいごとであるのはよく分かる。
なんと言っても、国連の常任理事国の犯罪的行為は一切不問であるし、当然拒否権で非難決議も出来ない。
一方、何のとがもなくても、非難されることなどは多々あるという矛盾だ。
又、金銭に関しては、国際組織という観点から「金」は取り放題だし、多少悪いことを遣っても罪に問われることもない。

毎日新聞に載っていた国連広報局の赤阪清隆局長


「申し立ての内容は承知しておらず、調査して検討したい」と述べたうえで「この上司は信頼が厚くパワーハラスメントはあり得ず、むしろ我々は幸田さんを支えようとしていただけに残念だ」と話している。




の国連広報担当事務次長赤阪清隆氏とは、と見てみたら「幸田シャーミン所長のUNインタビュー」に経歴が書かれていた。


「2007年4月、国連広報担当事務次長に就任。経済協力開発機構(OECD)事務次長(2003年8月25日- )外務省国際社会協力部審議官(1997年-2000年)などを歴任。1997年12月の地球温暖化防止京都会議では日本代表の一人として交渉に臨んだ。」



何やらのんきな父さんと言うところではないか。
このことを徹底的に精査しない限り、国連の闇というものは明かされない。

しかし、末端が腐っているというのは、やはり国連というのはうさんくさい組織である。
なんと言っても、ユニセフがどこかの名簿を手に入れて承諾もなく寄付強要の手紙を送りつけてくると言うのは、何やら解せないところがある。