書道家Syuunの忘れ物

趣味のパソコンやカメラの実機レビュー、書道展の情報発信、CyberLink MVPなのでYouTube配信をしています。

産経新聞社説・白々しい日本の現実と政治

2008-03-20 14:09:54 | 読み解けば‥‥
日銀の総裁が空席と言うことについて、産経新聞も読売新聞も「空席を1日でも短くするよう協議して事態を収拾するのが責務である。」、「一日も早く、新しい日銀総裁を決定しなければならない。」と書いている。

今、新聞で日銀総裁が不在で大変だという社説があるのだが、国民から見れば「白けた感じ」が多い。
未だにゼロ金利に近い政策がとられ、定期預金が0.5%となれば、どう見てもデフレ対策をやっているとも思えない。
要するに、日銀と言っても経済にはド素人ではないかとの疑問が付きまとうのである。
なぜなら、ゼロ金利政策にも係わらずマネーサプライは低迷して、市中に金が流れていないことが明らかなのに何も出来ないと言う馬鹿馬鹿しさだろう。

バブル崩壊の時に、バブル潰しにやっきになって、誤った政策を繰り返したのにもかかわらず、「景気循環論」を振りかざしたのは、当時の「経済企画庁」などの官製経済学者だ。
「春になれば景気は回復する。」と言いながら、実はスパイラルで奈落の底に落ち込んで行くのが事実だった。
なぜなら、彼らの指標に不動産などの指標もなかったからである。
日本人の70%が資産として不動産を持っているのにも係わらず、その資産を直撃したバブル潰しを全く理解していなかったのはお粗末だった。

そして、今も理解していないのは、国土交通省が建築基準法改正によって建築確認を厳格にして住宅不況を招いたのを見ればよく分かる。
その上、日銀の総裁のみならず日銀マンが日本経済を理解していないのは、「円キャリートレード」をさせてしまって、世界経済に悪影響を及ぼしたのに何も出来ないと言うことだ。
結局、国民から見れば日銀の独立性など、絵に描いた餅であると言うことがばれてしまった事だろう。
だから、ますます‥‥白けるのである。

そして続けて、「この政治の混乱と混迷は日銀人事にとどまらず、道路特定財源問題や揮発油(ガソリン)税の暫定税率の取り扱いなどにも波及する様相だ。そのつけを負うのは国民である。」
という。
正直言って、今更「国民」と言う言葉を聞かされて、またまた全く白けると言うのが本当なのではないだろうか。
「道路特定財源問題や揮発油(ガソリン)税の暫定税率」に関しても、今や国民の70%以上が暫定税率廃止であり、国土交通省のあきれる使い方を見れば誰でも腹が立つものだ。
それで、役人はその使い道に対して「違法ではない」と拡大解釈を繰り返し、反省する口ぶりも見せない。
だから、いつも自分たちの事ばかりという党利党略、省益ばかり考えている人達に飽き飽きしている。

だから日銀人事など、いままでどういう理由で人事がされてきたのか本当に馬鹿馬鹿しくなる。
要するに、単に役人の天上がり人事だからだ。

そして、役人の行動の特徴は、「平時には何もしない」ということで、それがそのまま日銀の体質に受け継がれているというのは、国民にとって不幸なことだ。
今、福田政権のやることがスローだと言うが、この遣り方こそが「役人」の手法そのままなのである。

普通何もしないで、事が起こったらそれに対して対処する。‥‥この遣り方が今の福田政権だ。
しかし、政治とは事が起こる前に「政治的に対処する。」と言うことが必要で、事が起こってしまってからではどうしようもないものだ。

よく見てみれば、中国の「チベットの弾圧」も暴動が起こってしまっては遅いのだ。
只、デモ隊に警察車両が突撃したとか、寺院に押し込んでその何分の一かを虐殺するような治安警察など言うのは、承知でやっているとしか思えないところもある。
中国の政治も官僚主義だから似たようになるのかな。

////第7章The Will of Albus Dumbledoreその12最終

2008-03-20 12:57:11 | 日記

////第7章The Will of Albus Dumbledore////
Halley potter and the deathly hallows

アルバス・ダンブルドアの遺言
その12‥‥最終

しかしながら、ロンは、はっと息をのんで、興奮してハリーからスニッチを指さし、彼の声が又戻ってくるまであえいだ。
「それは、ほとんど飲み込んじゃったやつだな!」 
「確かにそうだ」とハリーは言った。
そして、彼の鼓動が早くなると共に、そのスニッチを口に押しつけた。         
それは開かなかった。
挫折感とつらい失望が彼の中にこみ上げた。
彼は、金色の球を下げた。しかし、それからハーマイオニーは悲鳴を上げた。

「書いてあるわ!」
「その上に書いてあるのよ、早く見て!」
彼は驚きと興奮でほとんどスニッチを落としてしまった。
ハーマイオニーは、正に正しかった。
滑らかな金色の表面に彫り込みがあった。そこには数秒前には何もなかった。
それは、ハリーがタンブルドアのものとして認識している少し傾いている手書き文字で書かれた5つの言葉だった。
「私は、終わりに開かれる。I open at the close.」

言葉が再び消失した時には、彼は、かろうじて読んでいた。
「『私は、終わりに開かれる。I open at the close.』」「それは何を意味するのだろう?」

ハーマイオニーとロンは、何も思い浮かばないと見えて、頭を振った。

「私は、終わりに開かれる。 終わりに   私は、終わりに開かれる。」

けれども彼らは、多くの異なった抑揚で、その言葉をどれぐらい、しばしば繰り返したのにもかかわらず、彼らは、その言葉からそれ以上のいかなる意味でも絞り出すことが出来なかった。

彼らが、ついにスニッチに刻みつけられた言葉の意味を言い当てる試みを諦めた(断念した)時、「それで剣は」とロンが最終的に言った。

「彼は、なぜハリーに剣を持たせる事を望んだのでしょう?」
「そして、なぜ同じように僕に話す事が出来なかったかだ?」ハリーは静かに言った。
「それは、あったなあ。去年、僕たち全てが話している間、彼の事務室の壁のちょうどそこにあった。」
「もし彼が、それを持たせようと望んだなら、なぜ、丁度その時僕に与えなかったのでしょうか?」
彼を目の前にして、答える事が出来る筈の質問の試験に臨んで、座っているかのように感じた。彼の脳は、遅く、無反応だった。
去年、タンブルドアと長い間話していた時、見逃した何かがあったろうか?
彼はすべてそれが何を意味したかを知るべきなのか?
タンブルドアは、彼が理解することを期待してたか?

「そして、この本については、」とハーマイオニーが言った。
「『吟遊詩人バードの物語』は、私は、一度も聞いたことはありません。」

「君は、『吟遊詩人バードの物語』について聞いたことがないだって?」とロンは信じられないように言った。
「君は、正に冗談を言っていてるのではないの?」
「そうじゃないわ」とハーマイオニーは驚いて言った。
「それなら、あなた知っています?」

「やあ、もちろんさ!」
ハリーは面白がって、見上げた。
ロンが本を読んだ事があり、ハーマイオニーがそうでない状況は、前例がなかった。
しかしながら、ロンは彼らの驚きによって、混乱させられたように見えた。
「おい、いい加減にしてくれよな! 全ての子供の昔話は、『バードの物語』を前提にしているのだぜ、そうでなかった?」
「『美しい運命の女神の泉』、『魔法使いと飛び跳ねる壺』、『バッビティ・ラッビティと笑う切り株』………」

「ごめんなさいね」とハーマイオニーはくすくす笑いながら言った。
「その最後のものは何でしたっけ?」
「馬鹿な話は言うなよ!」とロンは、ハリーからハーマイオニーまで信じられないように見ながら言った。
「君たち、バッビティ・ラッビティの話は絶対聞いているだろう。」

「ロン、あなたは充分過ぎるほど知っているかもしれないけど、ハリーと私はマグルによって育てられたのよ!」とハーマイオニーが言った。
「私たちが、小さかった頃には、そんな物語を聞いたことがないのよ、私たちが聞いたのは、『白雪姫と7人の小人』と『シンデレラ』…なのよ。 」

「それは何、病気のことかい?」ロンが尋ねた。
「それで、それらは、子供の物語なの?」とルーン文字に再び向かいながら、ハーマイオニーが尋ねた。
「まあそうだ」とロンは、あやふやに言った。
「僕が意味するのは、君たちが聞いたり、知ったりするそれら全ての昔話は、正に『バードの物語』から来ているんだ。」
「僕は、オリジナル・バージョンの様なものは知らないけどね。」
「しかし、私は思うのだけど、タンブルドアは、なぜ私がそれらを読むべきと考えたのでしょうね?」
 何かが階下できしんだ。
「多分、チャーリーじゃないかな。ママは、今眠っているし、彼の耳を再生するために忍び歩いているのだな。」とロンがびくびくしながら言った。

「私たちも同じようにベットに行きましょう。」とハーマイオニーが囁いた。
「明日は、朝寝坊するわけには、いきませんから。」

「そう」とロンは同意した。
「花婿の母親によっての野蛮な三重の人殺しは、結婚式を台無しにするかも知れないしね。明かりは引き受けた。」
そして、ハーマイオニーが部屋から去った時、彼は、デルミネーターをもう一度クリックした。

第7章終了