書道家Syuunの忘れ物

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日銀総裁・順送り人事しか頭のないのか

2008-03-18 13:17:22 | 世の中妙な??事ばかり

政府が日銀総裁として候補に出してくる人物を見ると、ほとんど財務省(大蔵省)の順送り人事、順番としか思えない。
これでは、日銀総裁就任でもろくな事は出来ないというか、政府の言いなりだと言うことが暴露されたに等しい。
だから、朝の番組の「特ダネ」のコメンテーターも日銀総裁に「何が出来るか」と疑問を呈していた。
何と言っても、ほぼゼロ金利だ。
日銀総裁は、金利を大幅に上げるしか選択肢はない。
金利を上げなければ、下げると言うことも出来ないのは自明の理で、福井総裁が利上げをすべき時に何度も利上げをしなかったという失敗に繋がっている。
それも、市場で「利上げ」容認というか、織り込み済みと言う時に、時の政府の無意味な反対によって断念したのは日銀の独立性だけを失ったのではない。
日銀マンという人達が、実は日本経済も金融にも全く素人だったと言うことを暴露した瞬間だった。

だから、福井総裁を続投するなど言うことは、笑止だか、官僚諸君には、頭が回らなかったと言うことかもしれない。
そして、その福井総裁と同じ過ちをしてきた武藤氏なども論外なのは当たり前だろう。

今回、それではと「順送り人事で」元大蔵事務次官の田波耕治国際協力銀行総裁を出してきたのかもしれない。
他に人材はいないのかと、国民もマスコミも疑問に思っていることが多々聞こえてくる。
なぜ官僚でなければならないのかと言うことも一考すべきだろう。

そして、国際協力銀行というのは、不確かな記憶によれば、中国の反日団体にも融資していた様な組織ではなかったか。
日本の金で、日本を批判する組織や建物を造るとは正に「馬鹿にされたもの」である。
確か、それを指摘された時、そんなことは関与しないと嘯いたのがそんな日本の政策金融だったように思う。
だから、国際協力銀行総裁などというのは、正に天下りの飾り物ポストで、こんな人物しか政府は見当がつかないというのは全くお粗末だ。

政府を擁護するマスコミは、民主党の対応を批判することも多い。
理由は、混乱する動揺すると言うことだが、道路特定財源という伏魔殿も暫定税率廃止議論が出てこなければ暴かれなかった。
そして、日銀総裁人事も官僚の順送り人事という国民を愚弄するような役人の「天上がり」人事だったことが暴露されて、自民党の官僚だよりのお粗末さが露呈した。

日本は、既に従来の政治体制とは国民意識として、違ってしまっている事に気づかないのは政治家だけというのはお粗末な限りだ。