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漬物の梨屋ブログ-山形の漬物・特産野菜・旬の食材・地域文化のブログ

「月山竹」の漬け込みを行っています☆

2016年06月06日 07時53分17秒 | 山形の漬物
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

6月6日(月)の山形県酒田市は、快晴で朝から夏の強い日差しが差しています。

今日の天気は、晴れ、最高気温は23度、最低気温は12度、降水確率は終日0%の予報となっています。

今年は孟宗竹が豊作で、孟宗汁に使う「酒粕(練粕)」の注文への対応が大変でした。

その影響もあり、「月山竹」の漬け込みをようやく始めています。

例年ですと、「月山竹」は6月上旬頃から入荷し始めるためちょうど良いのですが、今年は山に雪が少ないため、例年に比べて2週間ほど早いとのことです。

「もしかすると、予定数まで届かないかもしれません。」と言われていましたが、何とか先週末から入荷し始めました。


漬物の梨屋に入荷した月山竹



「月山竹」は、藪に入り一本一本採ってくるため、1日の採取量も限られていて非常に高価な竹の子です。

「月山竹」はこの時期に採れる曲がり竹の一種で、山形県庄内地方では皮つきのまま焼いて塩を振って食べたり、粕汁にして食べたり、煮物にしたりして食べます。

山形県庄内地方では、以前このブログでも書いたように孟宗汁が名物となっています。

この「月山竹」も孟宗汁と同じように粕汁にして食べますが、同じ竹の仲間でありながら、風味が違います。

漬物の梨屋 齋藤真は、どちらかというと「月山竹」の方が好きです。

漬物の梨屋では、入荷してきた「月山竹」は、粕汁ではなくもちろん漬物に加工します。

入荷してきた生の月山竹に包丁を入れ、皮を剥いて、塩粕で漬けて行きます。


月山竹の漬け込み風景(漬物の梨屋本社工場)



下漬けした「月山竹」は、塩が落ち着くまでそのままの状態で置いておき、その後数回の漬け換えを経て、「みりん漬」 「奈良漬」に仕上げていきます。



漬物王国 山形 漬物の梨屋ホームページ

コメント
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