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漬物の梨屋ブログ-山形の漬物・特産野菜・旬の食材・地域文化のブログ

大黒様のお歳夜(おとしや)☆

2013年12月09日 07時45分11秒 | 店主のたわごと
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

12月9日(月)の山形県酒田市は現在曇りの天気、今日は久しぶりに晴れマークの予報が出ています。

日中の最高気温も10度くらいまで上がる予報で、片付け物や洗濯には持って来いの日となりそうです。

今日12月9日の夜は、「大黒様のお歳夜(おとしや)」です。

12月9日は、七福神の1人である大黒様が歳を越す日とされ、山形県庄内地方では、商売繁盛・無病息災・子孫繁栄を願い「大黒様のお歳夜(おとしや)」を行います。

我が家の「大黒様のお歳夜(おとしや)」は、特別に行事を行う訳でもなく、大黒様にお供えする黒豆ごはん・豆腐の田楽・黒豆のなます・はたはたの田楽・納豆汁を行事食として夕飯で食べます。


漬物の梨屋の「大黒様のお歳夜(おとしや)」



また、大黒様へのお供えには、行事食と一緒に、二股に割れた「まっか大根」を供えます。

漬物の梨屋は、創業安政2年、江戸の末期の創業で、創業から159年が経つ旧家です。

こういった昔からの行事は、しっかりと受け継いでいます。

「大黒様のお歳夜(おとしや)」に食べる料理は、すべて自宅で作ります。

先日、「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されました。

その中には、「大黒様のお歳夜(おとしや)」に食べる料理のような、昔から伝承されて来た行事食も含まれていると聞いております。

核家族化などにより、伝統の行事食の伝承も途中で途切れてしまった家庭も多いようですが、それぞれの家庭の「和食」料理を子供たちに伝えるということは、「和食」という文化を守って行くうえで本当に大切なことだと思います。

「和食」のユネスコの世界無形文化遺産は、私たち日本人の家庭に大きな課題を与えているようにも思えます。



漬物王国 山形 漬物の梨屋ホームページ

コメント
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