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「酒田まつり」の渡御行列☆

2012年05月18日 07時53分57秒 | 地域の話題
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

5月18日(金)の山形県酒田市は雨の天気、風はほとんどありませんが肌寒い感じです。

酒田市中心部は、徐々に「酒田まつり」の雰囲気が出て来ています。

「酒田まつり」は元来、日枝神社の例大祭で「酒田山王まつり」と呼び、酒田の商人が中心となったお祭りでした。

「酒田まつり」という呼称になったのは、昭和51年の酒田大火後からです。

現在は、日枝神社の氏子が住む旧市内をいくつかの地域に分けて、輪番制で神宿を設けてお祭りを運営しており、「神宿」という言い方が一般的です。

昔は、日枝神社の氏子の中から祭りの運営責任者である「頭家」が選ばれ、「頭家」が祭りの費用も含めて祭りのすべてを取り仕切っていました。

今でも、酒田の人は、「神宿」のことを「頭家」と呼ぶのはここに由来しています。

「頭家」の主の頭人は、渡御行列の主人公として羽織袴姿に帯刀を許され市内を巡行し、奉行所の門をくぐることを許されました。

江戸時代以前の封建制度下では、商人が武家の格好をして帯刀を許されるということは、非常に名誉なことであり、普通では有り得ないことでした。

「神宿」の当番である地域の人たちが、羽織袴姿に帯刀をして練り歩いているのは、ここに由来します。

以下が、神宿開きの際の下日枝神社の氏子の行列の写真です。


神宿開きの下日枝神社の氏子の行列1(漬物の梨屋本舗前)



神宿開きの下日枝神社の氏子の行列2(漬物の梨屋本舗前)



神宿開きの下日枝神社の氏子の行列3(漬物の梨屋本舗前)



神宿開きの下日枝神社の氏子の行列4(漬物の梨屋本舗前)



神宿開きの下日枝神社の氏子の行列5(漬物の梨屋本舗前)




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