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日本で一番古い漬物の記録part2☆

2012年01月12日 07時46分15秒 | 漬物あれこれ
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

1月12日(木)の山形県酒田市は、現在も氷点下2度前後ととても寒い朝を迎えています。

昨夜22時ごろには、気温が氷点下4度まで下がり、この冬一番の冷え込みとなりました。

昨日、京都に在住の「クボさん」と名乗る年配の男性の方からお電話を頂きました。

「クボさん」は、木簡を研究されている研究者であるとおっしゃっておりました。

以前、漬物の梨屋 齋藤真は、「日本で一番古い漬物の記録☆」というタイトルでブログを書いたことがあります。


漬物の梨屋のブログ



「クボさん」は、このブログを見て漬物の梨屋 齋藤真に電話をかけて来たようです。

漬物の梨屋 齋藤真は、「日本で一番古い漬物の記録☆」の中で、天武天皇の孫にあたる長屋王邸宅跡から、「加須津毛蓏」と書かれた木簡が発見され、これが日本で一番古い漬物の記録ですと書きました。

「クボさん」は、長屋王邸宅で見つかった木簡は和同年間(708年~715年)のもので、漬物の梨屋 齋藤真が書いたように日本で一番古い漬物の記録であるとおっしゃっておりました。

ところが、全日本漬物協同組合のホームページには別の記載がなされ、多くの漬物メーカーがこの記載をそのまま取り上げていると嘆いていらっしゃいました。

また、長屋王邸宅からは、「加須津毛蓏」と書かれた木簡の他にも、粕漬には欠かせない日本酒の製造の方法と4名の杜氏の名前が記載された木簡が見つかっているそうです。

ちなみに、「奈良漬」という言葉は、500年程前、京都の貴族への献上品として贈られた際に初めて使われたそうです。

「クボさん」は最後に、「漬物は歴史のある食べ物で、これからも後世に受け継いでいってもらいたい食べ物であるがゆえ、正しい歴史を伝えて欲しい。」とおっしゃっておりました。



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