DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

ダルチニアン、圧勝

2011年05月02日 02時02分33秒 | 世界ボクシング
先月23日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
IBOバンタム級王座決定戦:
ビック ダルチニアン(豪)負傷判定3対0(5回1分7秒:50-44x3)ヨニー ペレス(コロンビア)

*接戦、またはペレスの勝利が予想されていたこの試合。意外にもダルチニアンのワンサイドの勝利となっています。

この試合も左(ダルチニアン)対 右(ペレス)の対戦となりました。先に仕掛けたのはダルチニアン。変則的なスタイルから左を使い分け(フック、ストレート、アッパー)、早々とペースを握っています。この試合でよかったのは左ですが、常に右ジャブを放つのも忘れていませんでした。

バンタム級では体格的ハンディがあることを熟知してか、これまでの一発狙いからコンビネーション・パンチャーへと変貌を遂げたこの試合のダルチニアン。パワーでも五分に持っていき、手数でペレスを常に上回っていました。

2回にダルチニアンは、この試合で唯一のダウンを奪っています。連打の中から左アッパーを当て、押し倒すような感じでペレスをフロアに送っています。この回のダウン後の攻勢点、ダメージを考慮し、私(Corleone)はこの回を10対7でダルチニアンに与えています。

試合のほうは5回、偶然のバッティングでペレスが負傷したためそこでストップ。ドクターチェックの際、ペレスは続行を嫌う素振りを見せていました。

ジャッジ3人がフルマークでダルチニアンを支持したこの試合。結果は負傷判定でしたが、納得のいく試合内容、結果でした。

同級でのIBO王座に返り咲き、メジャー王座3階級制覇へ向け再前進したダルチニアン。バンタム級でもまだまだ怖い存在です。
コメント (2)
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