DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

長嶋、嶋田

2010年01月21日 04時02分36秒 | 日本ボクシング
16日土曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
挑戦者三垣 龍次(M.T)TKO10回2分7秒 王者長嶋 建吾(18古河)

15日金曜日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
ライト級10回戦:
嶋田 雄大(ヨネクラ)判定3ー0(99-93、97-94、97-93)アレクシス サリナス(メキシコ)

*2日続けて後楽園ホールに日本ライト級のベテラン勢が登場しています。
スーパーフェザー級、ライト級でそれぞれ日本、OPBF王座を獲得してきた長嶋。前日本王者三垣に4回、そして10回にダウンを奪われTKO負け。
しかし試合を見る限り、長嶋はそれほど悪くないように見受けられました。9回までの採点でも、長嶋が2対1(86-85x2、84-87)でリードをしていました。
目についたのは三垣の長嶋対策。2つのダウンとも、対サウスポー対策の右がドンピシャリという感じでした。
世界は無理でも、日本国内のトップ戦線では十分続けられると思われる長嶋。試合後、残念ながら長嶋は現役からの引退を表明しています。

昨年7月の世界挑戦以来の再起戦に臨んだ嶋田。左ジャブ、ボディーを駆使し対戦者を翻弄。技術、経験の差を見せつけ再起に成功しています。

やはり次は三垣対嶋田戦が見たいです。

長嶋選手、長い間ご苦労さまでした。
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フライ級(01‐20‐10)

2010年01月20日 03時49分29秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2010年1月20日現在のフライ級王者たちです。

WBA:デンカオセーン カオヴィッチ(タイ/防衛回数2)
WBA暫定:ルイス コンセプシオン(パナマ/1)
WBC:亀田 興毅(亀田/0)
WBC暫定:ポンサックレック ウォンジョンカム(タイ/1)
IBF:モルティ ムザラネ(南ア/0)
WBO:オマール ナルバエス(亜/15)
OPBF(東洋太平洋):大久保 雅史(青木/3)
日本:清水 智信(金子/2)

そしてこちらは前回、2008年7月27日現在のフライ級王者たちです。

WBA:坂田 健史(協栄)
WBC:内藤 大助(宮田)
IBF:ノニト ドナイレ(比)
WBO:オマール ナルバエス(亜)
OPBF(東洋太平洋):大久保雅史(青木)
日本:清水 智信(金子)

*ドナイレがスーパーフライに去り、坂田、内藤コンビが転落。それに変わり若手組、亀田長兄とコンセプシオンの戴冠は新鮮味があり、同級の活性化につながるような気がします。
この中で試合が決定しているのはデンカーセーンと清水のみ。デンカーセーンは来月7日、亀田次兄との再戦。清水は翌8日、世界ランカー小林 タカヤス(川島)との防衛戦に臨みます。
15連続防衛中のナルバエス。昨年前半期まではテンポよく防衛戦をこなしていたのですが、最近音沙汰がありません。
個人的な注目は、予定されるWBC王座内の統一戦とナルバエスの防衛記録更新。WBAアジア勢対コンセプシオン戦実現にも興味があります。
清水、大久保共に世界挑戦には時間がかかりそう。両選手ともこれを機に、防衛回数を伸ばしながら実力を蓄えていって貰いたいものです。
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色々(01‐19‐10)

2010年01月19日 04時02分03秒 | 世界ボクシング
最近(2010年1月19日ごろ)のニュースです。

1)どうやらバーナード ホプキンス対ロイ ジョーンズ(共に米)戦が4月17日に米国ネバダ州ラスベガスで決行されるようです。

2)フロイド メイウェザー(米)は3月13日に、ラスベガスで試合を予定しています。対戦者は現在までに決まっていません。

3)4月にIBF王者ブライアン ビロリア(ハワイ)とWBO王者イバン カルデロン(プエルトリコ)によるライトフライ級王座統一戦が計画されています。

4)IBFミニマム級王者ラウル ガルシア(メキシコ)の5度目の防衛戦は3月26日南アフリカで予定されています。挑戦者は同級1位のヌコシナティ ジョイ(南ア)。

5)精力的にリングに登場するWBOクルーザー級王者マルコ フック(独)。3月13日にドイツ国内での防衛戦を予定しています。今のところ対戦者は未定です。

6)WBA/WBCスーパーフライ級王者ビック ダルチニアン(豪)が再び米国カリフォルニア州で防衛戦に臨みます。3月6日に予定される試合。挑戦者は現在のところ未定です。

7)今月11日、元WBAスーパーミドル級王者アンソニー マンディン(豪)がWBAインターナショナル・ミドル級王座決定戦に出場。同国人ロバート メドレイに3ー0(117-115、117-112、117-113)の判定勝利を収め王座を獲得しています。
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意見番(01‐18‐10)

2010年01月18日 00時49分05秒 | ボクシングネタ、その他雑談
2010年1月18日ごろの意見番です。

*まずは参考までに。マニー パッキャオのプロデビューは1995年1月。初の世界王座WBCフライ級獲得は1998年12月になります。

マニー パッキャオ旋風が吹き荒れる前のフィリピン人選手、アラ ビラモアとジョマ ガンボア小泉。

ジョー小泉氏のサポートを受け、「ガンボア小泉」のリングネームで日本のリングにも幾度も登場したガンボア。ガンボアは比国ミニマム級、WBAラテン・ライトフライ級の王座獲得後、4度目の世界挑戦でWBA暫定ミニマム級王座を獲得しています(1999年12月)。その王座を1度防衛した後、世紀王座の座に昇格(計2度防衛)。しかし横浜のリングで星野 敬太郎(花形)に破れ王座と決別。その後WBAミニマム級王座の奪回、WBCライトフライ級での2階級制覇を目指すも敗れ去っています。最後のリング登場は2004年11月。終身戦績は33勝(22KO)10敗2引き分け。

パッキャオ、ガンボアの新鋭時代、すでに世界王者候補の有力選手だったのがアラ ビラモア。ビラモアはデビュー当初から期待を一身に受ける選手でした。比国ミニマム級王座獲得後世界1位に昇進。しかし当時ミニマム級王座に君臨していたのがあのリカルド ロペス(メキシコ)。しかもその全盛期に当たってしまいました。帝王ロペスを回避して挑んだ初の世界挑戦は1993年6月。相手は「小型カオサイ」と恐れられていたIBFミニマム級王者ラタナポン ソーウォラピン(タイ)。敵地で行われたこの一戦。ラタナポン陣営の体重超過疑惑など不運もありTKO負けを喫しています。
2度目の世界戦となったのが1996年3月に米国ネバダ州ラスベガスで行われた対ロペス戦。怪我のために1年ぶりのリング登場となったロペスは、普段以上に慎重なボクシングを披露。8回に今も語り草となっている左アッパーを浴びせ、ビラモアをワンパンチでKOしています。これがビラモアの最後の試合。ビラモアの終身戦績は29勝(26KO)2敗1引き分け。

実力はありながらも世界に到達できなかったビラモア。柔軟性のある好戦的なサウスポーでした。帝王ロペスが去ったミニマム級に登場した、右強打のみの不器用な選手ガンボア。もし全盛期時代の両雄が対戦した場合、ビラモアが圧勝していたでしょう。しかしガンボアは、リング上での実力は劣るも世界王座を獲得。小泉氏との出会い、ロペスの転級などガンボアのキャリアには運を感じてしまいます。

運も実力のうち。それが両者のキャリアを物語っています。
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内山、最終回TKOで王座奪取

2010年01月17日 23時35分31秒 | 日本ボクシング
先日11日、東京ビッグサイトで行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦:
挑戦者内山 高志(ワタナベ)TKO12回2分48秒 王者ファン カルロス サルガド(メキシコ)

WBAスーパーバンタム級戦:
王者プーンサワット クラティンデーンジム(タイ)判定2ー0(115-113、114-114、117-113)挑戦者細野 悟(大橋)

OPBF(東洋太平洋)スーパーフェザー級王座決定戦:
川村 貢治(ワタナベ)TKO9回2分4秒 金 聖泰(韓国)

*その強打が世界でも通じることを証明。内山が強打+安定した試合運びで、念願の王座奪取に成功しています。試合は内山が既に王者の風貌を漂わせるボクシングで主導権を握っていきました。サルガドも中盤に遠距離からのボクシングで反撃。しかし最後は内山に捕まり王座と決別。新年早々、素晴らしい戴冠劇を見ることが出来ました。
ちなみに11回終了時までの採点。私(Corleone)は107対102で内山。3人のジャッジは107対102が2人、残る一人が106対103で揃って内山を支持しています。

実力者プーンサワットが圧倒的な強さで2度目の王座防衛に成功しています。判定は2対0でしたが、これには疑問符がうたれます。王者の圧勝ではという声が聞かれていますが、私も同感。私は119対109で王者を支持しました。
その回転力と機動力は対戦者にとり脅威。長谷川 穂積(真正)が挑戦しても、勝つのは容易ではないでしょう。しかし「プーンサワット対長谷川」、是非実現してもらいたいものです。
逆に減量の影響からか細野、元気がありませんでした。

10月の前哨戦に敗れた川村が内山の後継者の地位を獲得。日本王座を飛び越えての戴冠劇。妙なものです。
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今週末の試合予定

2010年01月16日 00時55分46秒 | 世界ボクシング
2010年1月第3週末の試合予定です。

16日 土曜日
後楽園ホール
OPBF(東洋太平洋)ライト級戦:
王者長嶋 建吾(18古河)対 挑戦者三垣 龍次(M.T)

メキシコ
WBC中米バンタム級王座決定戦:
ロドルフォ ガライ(メキシコ)対 亀田 和毅(亀田)
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意見番(2009年/海外編)

2010年01月15日 06時15分09秒 | ボクシングネタ、その他雑談
今年2009年に活躍した選手を、海外・日本それぞれ5名ずつ選出してみます。

まずは海外から。
WBCライトフライ級王者ロデル マヨール(比):
2009年の戦績は1勝1敗1引き分け。しかし無敗王者イバン カルデロン(プエルトリコ/現WBOライトフライ級王者)に白星以外の戦績を初めてつけました。敵地で行われた再戦でも、1対2の負傷判定負けと大健闘。今年3度目の敵地のリングに登場した一戦では、10連続防衛中だったエドガル ソーサ(メキシコ)をKOし、5度目の世界挑戦で念願の王座獲得に成功しています。

WBCバンタム級王者長谷川 穂積(真正):
10連続防衛に成功した日本のエース長谷川。日本国内では2年連続最優秀選手に輝いています。それに加え、米国ESPNの準MVPにもノミネートされています。まさに日本が世界に誇る王者。今春にも世界2階級制覇に乗り出します。

WBOウェルター級王者マニー パッキャオ(比):
スーパーライト級でリッキー ハットン(英)を、そしてウェルター級でミゲル コット(プエルトリコ)を撃破。アジアの至宝の勢いはウェルター級にまで到達してしまいました。

WBAスーパーミドル級王者アンドレ ワード(米):
2004年シドニー五輪米国唯一の金メダリストの2009年の戦績は4戦全勝1KO。しかし初の世界出場であのミッケル ケスラー(デンマーク)に完封勝利。見事プロでも世界王者の座に就いています。今年継続されるスーパーミドル級トーナメントで優勝すれば、スーパースターへの道が開けるでしょう。

WBCヘビー級王者ビタリ クリチコ(ウクライナ):
ファン カルロス ゴメス(キューバ)、クリス アレオラ(米)、ケビン ジョンソン(米)の上位ランカー相手に2つのKOと大差判定勝利を収めています。


あくまで私的独断と偏見による選出です。順番は、昨年同様軽い階級からとなっています。

皆さん、よい御年を。
Corleone
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色々(01‐14‐10)

2010年01月14日 03時44分17秒 | 世界ボクシング
最近(2010年1月14日ごろ)のニュースです。

1)残念ながらマニー パッキャオ(比)対 フロイド メイウェザー(米)戦の今春実現不可。パッキャオは3月13日にWBOウェルター級王座の防衛戦、対ジョシュア クロッティー(ガーナ)戦を米国テキサス州で行います。

2)今月末30日、ホルへ アルセ(メキシコ)がスーパーフライ級正規王座獲得を狙います。アルセは空位のWBO王座を賭け、インドネシアのアンキー アンゴタと対戦します。

3)OPBF(東洋太平洋)バンタム級王座決定戦が2月6日、韓国で予定されています。空位の王座を争うのは元王者のマルコム ツニャカオ(比)と韓国同級王者の蔡 昇錫。

4)既に日本フェザー級王座を返上している松田 直樹(帝拳)。松田は3月6日、後楽園ホールで比国人ビンビン ルフィノと空位のOPBFフェザー級王座を賭け対戦します。

5)松田の同門下田 昭文が大橋 弘政(HEIWA)の保持するOPBFスーパーバンタム級王座に挑戦。この試合は3月28日、名古屋で予定されています。

6)今月29日、米国ネバダ州ラスベガスでWBAライトヘビー級の再戦、ガブリエル カンピージョ(スペイン)対ベイブト シュメノフ(カザフスタン)戦が行われます。

7)アフリカのウガンダで予定されているWBFヘビー級戦、フランソワ ボタ(南ア)対イベンダー ホリフィールド(米)戦は、2月20日に延期となっています。

8)デビット トゥア(ニュージーランド)が3月27日、ニュージーランドで試合を予定しています。対戦者はフライデー アーナンヤ(ナイジェリア/米)。

9)ここ5戦で4敗(3KO負け)を喫している元4団体統一ミドル級王者ジャーメーン テーラー(米)。当初4月17日にWBAスーパーミドル級王者アンドレ ワード(米)への挑戦が決まっていましたがその試合を中止。そしてスーパーシックス・トーナメントからの撤退も表明しています。まだ正式な引退発表はしていませんが、しばらくはリング活動を休止するそうです。
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スティグリッツが初防衛

2010年01月13日 03時06分12秒 | 世界ボクシング
先週9日土曜日、ドイツで行われた試合結果です。
WBOスーパーミドル級戦:
王者ロバート スティグリッツ(独)TKO5回1分48秒 挑戦者ルーベン アコスタ(亜)

*2010年初の世界戦。スティグリッツが代役挑戦者に圧勝。3回、そして5回にダウンを奪い王座の初防衛に成功しています。
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長谷川、2年連続MVP

2010年01月12日 03時32分58秒 | 日本ボクシング
2009年の年間表彰選考会が行われました。各賞受賞は次のようになっています。

最優秀選手:
WBCバンタム級王者長谷川 穂積(真正)

技能賞:
WBCスーパーバンタム級王者西岡 利晃(帝拳)

殊勲賞:
WBCフライ級亀田 興毅(亀田)

敢闘賞:
WBAスーパーフライ級王者名城 信男(六島)

努力賞:
前WBCフライ級王者内藤 大助(宮田)

KO賞:
長谷川

新鋭賞:
井岡 一翔(井岡)

年間最高試合:
WBCバンタム級戦:西岡 利晃 対 ジョニー ゴンサレス(メキシコ)

特別賞:
元WBAスーパーフェザー級王者小堀 佑介(角海老宝石)

アマ最優秀選手賞:
川内 将嗣(自衛隊体育学校)

女子部門:
WBAミニマム級王者多田 悦子(フュチュール)
 
どの賞も順当ではないでしょうか。今年は暫定ながらもスーパーウェルター級で世界王者までたどり着いた石田 順裕(金沢)の飛躍に期待しています。
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