井岡、プロ3連勝

2009年12月29日、大阪府立体育会館で行われた試合結果です。
ライトフライ級10回戦：
日本ミニマム級6位井岡 一翔（井岡）判定3ー0（99-92、98-93、97-94）WBAライトフライ級9位國重 隆（大阪帝拳）

WBA暫定スーパーウェルター級戦：
王者石田 順裕（金沢）判定3ー0（118-109、119-108、117-110）挑戦者オーネイ　バルデス（コロンビア）

＊プロ転向8ヶ月、僅か3戦目で世界ランカーに圧勝。世界挑戦経験もあるサウスポー相手に、スタミナ、手数で勝り、技術でも劣っていませんでした。私（Corleone）の採点は98対92で井岡。とんでもない新鋭です。
次戦で世界挑戦も十分ありえます。もし実現しない場合、タフな世界ランカーとの対戦が見てみたいです。

暫定ながらも王座の初防衛に成功した石田。10回にはダウンも奪っています。石田の目標は本人も強く望む暫定の2文字の返上。個人的にはそれプラス、定期的な防衛戦を望みます。

2010年チャンピオン・カーニバル

今年2010年の日本チャンピオン・カーニバルの対戦カードは次のようになります。
今回で第31回目を迎えるカーニバル。例年通り好カードが目白押しです。

ミニマム級：
王者八重樫　東（大橋）対　挑戦者武市　晃輔（金沢）

ライトフライ級（2月21日大阪IMPホール）：
王者宮崎　亮（井岡）対　挑戦者滝澤　卓（タキザワ）

フライ級（2月8日後楽園ホール）：
王者清水 智信（金子）対　挑戦者小林　タカヤス（川島）

スーパーフライ級：
王者中広　大悟（広島三栄）対 挑戦者佐藤　洋太（協栄）
＊当初上記の試合が予定されていましたが、中広が負傷したため暫定王座決定戦が行われる予定です。

バンタム級王座決定戦（3月7日名古屋）：
安田　幹男（六島）対　児玉　卓郎（岐阜ヨコゼキ）

スーパーバンタム級（4月12日後楽園ホール）：
王者芹江　匡晋（伴流）対　挑戦者玉越　強平（千里馬神戸）

フェザー級王座決定戦（2月6日後楽園ホール）：
李　冽理（横浜光）対　高山　和徳（船橋ドラゴン）

スーパーフェザー級（2月6日後楽園ホール）：
王者三浦　隆司（横浜光）対　挑戦者岡田　誠一（大橋）

ライト級：
王者近藤　明広（日東）対　挑戦者荒川　仁人（八王子中屋）

スーパーライト級（4月12日後楽園ホール）：
王者小野寺　洋介山（オサム）対　挑戦者亀海喜寛（帝拳）

ウェルター級（4月3日後楽園ホール）：
王者中川　大資（帝拳）対　挑戦者井上　庸（ヤマグチ土浦）

スーパーウェルター級（3月25日後楽園ホール）：
王者柴田　明雄（ワタナベ）対　挑戦者チャーリー太田（八王子中屋）

ミドル級（2月21日大阪IMPホール）：
王者鈴木 哲也（進光）対　挑戦者鈴木典史（ピストン堀口）

＊今年のカーニバルは後楽園ホールでの開催に片寄っています。

今週末の試合予定

2010年1月第2週末の試合予定です。

9日　土曜日
ドイツ
WBOスーパーミドル級戦：
王者ロバート　スティグリッツ（独）対　挑戦者ルーベン　アコスタ（亜）


11日　月曜日
東京ビッグサイト
WBAスーパーフェザー級戦：
王者ファン　カルロス　サルガド（メキシコ）対　挑戦者内山 高志（ワタナベ）

WBAスーパーバンタム級戦：
王者プーンサワット　クラティンデーンジム（タイ）対　挑戦者細野 悟（大橋）

OPBF（東洋太平洋）スーパーフェザー級王座決定戦：
金 聖泰（韓国）対　川村 貢治（ワタナベ）


15日　金曜日
後楽園ホール
ライト級10回戦：
嶋田 雄大（ヨネクラ）対　アレクシス　サリナス（メキシコ）

セルメニョ、ソト

2009年12月19日に、メキシコで行われた試合結果です。
メキシコ
WBA暫定バンタム級戦：
王者ネオマール　セルメニョ（ベネゼエラ）KO11回2分40秒　挑戦者アレハンドロ　バルデス（メキシコ）

ライト級10回戦：
ウンベルト　ソト　判定3ー0（100-87x3）ヘスス　チャべス（共にメキシコ）

＊敵地メキシコで世界戦3連勝を飾ったセルメニョ。WBAから精機王者アンセルモ　モレノ（パナマ）との王座統一戦を行うよう義務付けられています。

WBCスーパーフェザー級王座を保持するソトがライト級無冠戦に登場。初回にダウンを奪い、チャベスは5回、6回にそれぞれ減点1を科されています。しかしチャベスの積極性に苦戦したとの情報もあります。
次戦を3月13日に予定しているソト。元WBCライト級王者デビット　ディアス（米）との一戦に臨む予定です。ちなみにスーパーフェザー級王座の返上はまだのようです。

ブルーマー、ズビク

2009年12月19日、ドイツで行われた試合結果です。
WBOライトヘビー級戦：
王者ユルゲン　ブルーマー（独）判定3ー0（116-112x2、118-110）挑戦者デメトリー　スコットスキー（露）

WBC暫定ミドル級戦：
王者セバスチャン　ズビク（独）判定2ー1（117-111、120-109、113-115）挑戦者エマニュエル　デラ　ロサ（伊）

＊ほぼ王者のペースで試合が進んでいたライトヘビー級戦。後半10回にブルーマーが挑戦者の強打に捕まりストップ負けの寸前まで追い込まれています。あともう一歩で勝利を手にすることが出来たスコットスキーですが、ブルーマーが出血しだしたためにドクター・チェックが入ってしまいました。見方によっては王者贔屓の行為にも見れました。
ちなみに私（Corleone）の採点は114対111でドイツ人を支持。辛くも勝利を手に入れたブルーマー。苦しい初防衛戦でした。

正規王者パブリックの防衛戦と同日に行われた暫定戦。不可解な2対1の判定でズビクがこちらも初防衛に成功しています。

色々（01‐06‐10）

最近（2010年1月6日ごろ）のニュースです。

1）IBFスーパーライト級王者ファン　ウランゴ（コロンビア）と、同級WBC王者デーボン　アレクサンダー（米）が王座統一戦を予定しています。この試合は3月6日、米国ネバダ州ラスベガスで行われる見通しです。

2）WBCフェザー級王者エリオ　ロハス（ドミニカ）の初防衛戦がようやく決定。ロハスは敵地メキシコに乗り込み、グディー　エスパダス（メキシコ）の挑戦を受けます。

3）先日、負傷引き分けを経験したばかりのクリストバル　クルスとリカルド　カスティーリョ（共にメキシコ）。両者による再戦が早くも2月19日に決定しています。

4）日本を離れたアレクサンドル“サーシャ”バクティン。クリスマスにモスクワのリングに登場しノシル　ルジマトフ（ウズベキスタン）に快勝しています。試合後、ルジマトフが危篤状態に陥る事態が発生しましたが回復傾向にあるとの情報があります。バクティンは早くも2月22日に次戦を予定しています。

5）亀田家末弟和毅（亀田）が来週16日、敵地メキシコでロドルフォ　ガライ（メキシコ）と空位のWBC中米王座を争います。和毅にとりこれがプロ12戦目初のタイトル戦出場になります。

6）ウィルフレド　バスケス2世（プエルトリコ）と、リング外でWBOスーパーフライ級王座を失ったマービン　ソンソナ（比）が空位のWBOスーパーバンタム級王座を賭けて激突。この試合は2月27日、プエルトリコで予定されています。

圧勝、パブリック

2009年12月19日に、米国オハイオ州で行われた試合結果です。
WBC/WBOミドル級戦：
王者ケリー　パブリック　TKO5回1分44秒　挑戦者ミゲル　エスピノ（共に米）

＊何度も防衛戦が流れていたパブリック。念願の2009年2度目の防衛戦を師走に行っています。2戦続けて地元のリングに登場した王者。エスピノを寄せつけずに統一王座の3度目の防衛に成功しています。パブリックは4回に2度、そして5回に1度、計3度のダウンを奪っています。なお挑戦者は、初回終了後の加撃により原点を科されています。
エスピノは試合開始早々から打ち気満々。結果は玉砕というものになってしまいましたが、そのチャレンジャー・スピリットは賞賛に値します。

パブリックの次戦の対戦者候補には、ポール　ウィリアムス（米）とWBA王者フェリックス　シュトルム（独）の名前が挙がっています。

引き分け

2009年12月19日、メキシコで行われた試合結果です。
IBFフェザー級戦：
王者クリストバル　クルス　3回終了負傷引き分け　挑戦者リカルド　カスティーリョ（共にメキシコ）

＊王者クルスが事故のバッティングにより負傷。試合続行が不可能になりました。結果は痛み分け。クルスが消化不良の試合で3度目の防衛に成功しています。

色々（01‐03‐10）

最近（2010年1月3日ごろ）のニュースです。

1）WBA/WBOライト級王者ファン　マヌエル　マルケス（メキシコ）が5月1日、米国ネバダ州ラスベガスで再起戦を予定しています。対戦者は未定。しかし同時期に再起戦を目論むリッキー　ハットン（英）が対戦者に名乗りを上げています。

2）スーパーミドル級トーナメント2回戦の第1弾アーサー　アブラハム（独）対アンドレ　ディレル（米）が3月6日、米国カリフォルニア州で予定されています。

3）アブラハムに最終回KO負けを喫しているジャーメーン　テーラー。テーラーは4月17日に米国内でアンドレ　ウォード（共に米）の持つWBAスーパーミドル級王座に挑戦します。

4）WBCスーパーミドル級戦もWBA戦と同日に行われます。王者カール　フロッチ（英）が敵地に乗り込み、ミッケル　ケスラー（デンマーク）の挑戦を受けます。

個人的な予想として、トーナメント1回戦で敗戦した選手たち（ディレル、テーラー、ケスラー）の勝利を期待しています。

5）先月12日、山口　賢一（元大阪帝拳）が3ー0（114-112、115-110、117-108）の判定でロバート　レリオ（比/豪）に勝利。WBOアジア/パシフィック・スーパーバンタム級王座を獲得しています。なおレリオは11回に、低打による2点の減点を科せられています。

6）3月13日にフロイド　メイウェザー（米）との決戦を予定しているマニー　パッキャオ（比）。もしその大一番が実現しない場合、パッキャオはWBAスーパーウェルター級王者ユーリ　フォアマン（バラルーシ）やポール　マリナッジ（米）との対戦が実現するかもしれないとの情報があります。

7）WBCライトフライ級王者ロデル　マヨール（比）の初防衛戦はマッキャオの前座で行われる可能性大との事。挑戦者はオマール　ニーニョ（メキシコ）になる見通しです。

今週末の試合予定

2010年1月第1週末の試合予定です。

＊ここ数年、日本で大きな興行が行われていた新年早々。2010年初週末に大きな試合は予定されていません。