フェザー級からスーパーライト級の4階級で、合計7つの世界王座を獲得したファン マヌエル マルケス(メキシコ)。2014年5月の試合を最後に実戦から遠ざかっていました。この3年間、何度も何度もリングへの復帰が噂されていましたが、結局は実現せず。先日現役からの引退を発表しています。
(真の戦士にベルトはいらない!)
確かの技術を持つと同時に、激戦王としても知られたマルケス。母国メキシコはもちろん、日本にも大勢のファンがいました。あるボクサーが引退を発表すると、批判的なコメントを残すボクシング・ファンがいます。例えばマルケス同様に引退を発表したばかりの元ヘビー級王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)。その実力、そして実績はは十分認知されていながらも、「試合がつまらなかった」という声がチラホラ聞こえます。しかしこのマルケスに関してはそれは非常に少ない傾向があるようです。
まあ何といってもマニー パッキャオ(比)をKOしたんですから、当然といえば当然かもしれませんね。マルケスとパッキャオは4度も対戦しています。
第一戦:2004年5月8日。IBFとWBAのフェザー級王者マルケスにパッキャオが挑戦。比国人が初回に3度のダウンを奪うも、マルケスが追い上げ引き分けに持ち込む。
第二戦:2008年3月15日。WBCスーパーフェザー級王者マルケスにパッキャオが挑戦。パッキャオが2対1の判定で王座奪取に成功。
第三戦:2011年11月12日。WBOウェルター級王者パッキャオにマルケスが挑戦。パッキャオが2対0の判定勝利で王座の防衛に成功。
第四戦:2012年12月8日。この試合には王座は賭けられず、無冠戦で対戦。マルケスが6回KO勝利。
第一戦は、「マルケス、よく頑張った!」。第二、第三戦は、「マルケスの勝ちだろう!」。そして最終戦は「さすがマルケス」、という声がいまだに多く聞かれます。
(健闘を称えあうマルケスとパッキャオ)
米国のリング誌が不定期的に行っている「Best I faced」というコーナーがあります。これまで自分が対戦した相手で誰が一番強かったか、というインタビュー形式のものです。最近のものに、フェザー級とスーパーフェザー級で世界王座を獲得しているオーランド ソリド(メキシコ)が登場。ソリドは2014年9月にマルケスと対戦し、大差判定負けを喫しています。激闘王として知られるソリドは、マルケス以外にも暫定王座を含め4階級を制覇したロバート ゲレロ(米)、プエルトリコの強打者ファン マヌエル ロペス、キューバの実力者ユリオキス ガンボア、現在の世界ボクシングの先端を走るWBOスーパーフェザー級王者のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)やWBCライト級王者マイキー ガルシア(米)と対戦してきました。そんな中でソリドは、「マルケスが総合的に一番優れたボクサー」だったと評しています。そのソリドのコメントが、マルケスの実力をよく表していると強く感じます。
マルケスの通算戦績は56勝(40KO)7敗1引き分け。素晴らしい戦績だということは当然でしょうが、そんな中でKO/TKO負けはなし。ダウンは何度もしてきましたが、打たれ強さもマルケスのボクシングを支えてきた大きな要因でしょうね。
私(Corleone)はこのマルケスの大ファンの一人でした。長い間ご苦労様でした!
(真の戦士にベルトはいらない!)
確かの技術を持つと同時に、激戦王としても知られたマルケス。母国メキシコはもちろん、日本にも大勢のファンがいました。あるボクサーが引退を発表すると、批判的なコメントを残すボクシング・ファンがいます。例えばマルケス同様に引退を発表したばかりの元ヘビー級王者ウラジミール クリチコ(ウクライナ)。その実力、そして実績はは十分認知されていながらも、「試合がつまらなかった」という声がチラホラ聞こえます。しかしこのマルケスに関してはそれは非常に少ない傾向があるようです。
まあ何といってもマニー パッキャオ(比)をKOしたんですから、当然といえば当然かもしれませんね。マルケスとパッキャオは4度も対戦しています。
第一戦:2004年5月8日。IBFとWBAのフェザー級王者マルケスにパッキャオが挑戦。比国人が初回に3度のダウンを奪うも、マルケスが追い上げ引き分けに持ち込む。
第二戦:2008年3月15日。WBCスーパーフェザー級王者マルケスにパッキャオが挑戦。パッキャオが2対1の判定で王座奪取に成功。
第三戦:2011年11月12日。WBOウェルター級王者パッキャオにマルケスが挑戦。パッキャオが2対0の判定勝利で王座の防衛に成功。
第四戦:2012年12月8日。この試合には王座は賭けられず、無冠戦で対戦。マルケスが6回KO勝利。
第一戦は、「マルケス、よく頑張った!」。第二、第三戦は、「マルケスの勝ちだろう!」。そして最終戦は「さすがマルケス」、という声がいまだに多く聞かれます。
(健闘を称えあうマルケスとパッキャオ)
米国のリング誌が不定期的に行っている「Best I faced」というコーナーがあります。これまで自分が対戦した相手で誰が一番強かったか、というインタビュー形式のものです。最近のものに、フェザー級とスーパーフェザー級で世界王座を獲得しているオーランド ソリド(メキシコ)が登場。ソリドは2014年9月にマルケスと対戦し、大差判定負けを喫しています。激闘王として知られるソリドは、マルケス以外にも暫定王座を含め4階級を制覇したロバート ゲレロ(米)、プエルトリコの強打者ファン マヌエル ロペス、キューバの実力者ユリオキス ガンボア、現在の世界ボクシングの先端を走るWBOスーパーフェザー級王者のワシル ロマチェンコ(ウクライナ)やWBCライト級王者マイキー ガルシア(米)と対戦してきました。そんな中でソリドは、「マルケスが総合的に一番優れたボクサー」だったと評しています。そのソリドのコメントが、マルケスの実力をよく表していると強く感じます。
マルケスの通算戦績は56勝(40KO)7敗1引き分け。素晴らしい戦績だということは当然でしょうが、そんな中でKO/TKO負けはなし。ダウンは何度もしてきましたが、打たれ強さもマルケスのボクシングを支えてきた大きな要因でしょうね。
私(Corleone)はこのマルケスの大ファンの一人でした。長い間ご苦労様でした!