現地時間の昨夜15日、豪州で行われた試合結果です。
WBOスーパーウェルター級戦:
王者ティム チュー(独)判定3対0(117-111、116-111、116-112)挑戦者/WBC暫定王者ブライアン メンドサ(米)
*3月に暫定王座を獲得したティム。6月に77秒の速攻劇を演じ初防衛に成功しています。そして先月末には「暫定」の二文字を返上し、WBO同級の唯一王者に昇格しています。
今回ティムが迎えたメンドサは、4月にWBCの暫定王者を獲得した選手で、それ以前にも強豪選手たちに勝利を収めてきた強豪。今回の試合には、チューの保持する王座のみが争われましたが、事実上の王座統一戦といっていいでしょう。
この試合では、また一段上のレベルのボクシングを披露したチュー。得意のワン・ツーのコンビネーションにさらに磨きをかけると同時に、これまで以上に防御への意識と技術を向上。中盤以降に一気にライバルを突き放し、試合終盤には「あと一歩でダウンを奪えるのでは?」というところまでメンドサを追い込みました。
(強豪メンドサに襲い掛かるチュー)/ Photo: Ring Magazine
メンドサも世界王者の意地を見せ、試合終了のゴングを聞くことに。結果はチューの明白な判定勝利を収め2度目の防衛に成功。一戦一戦まだまだ成長している姿を披露しています。
全勝記録を24(17KO)に伸ばしたチュー。来年春にラスベガスでの試合を計画しています。
(今回は水色のトランクスで登場したチュー)/ Photo: Boxing Scene
2023年10月16日現在の、スーパーウェルター級のタイトル保持者たちは次のようになります。メンドサのWBC暫定王座の行方は分かりませんが、多分返上か剥奪という事でしょうね。
WBA:ジャーメル チャーロ(米/防衛回数2)
WBC:ジャーメル チャーロ(米/3)
WBC(暫定):ブライアン メンドサ(米/0)
IBF:ジャーメル チャーロ(米/2)
WBO:ティム チュー(豪/2)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/0)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
日本:出田 祐一(三迫/1)
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