今から30年前の1992年11月23日、米国カリフォルニア州で行われた試合結果です。
ライト級戦(6回戦):
バルセロナ五輪ライト級金メダリスト オスカー デラホーヤ(米)TKO初回1分42秒 ラマー ウィリアムス(米)
*この年の夏季五輪で米国唯一の金メダリストとなったデラホーヤが、100万ドル(一億円強)の契約でプロデビューを果たしています。対戦相手のウィリアムスは、5勝(1KO)1敗1引き分けの、金の卵には手ごろな相手。試合前からビビっていた相手に、あっさりとプロでの初陣を飾っています。終身戦績が11勝(3KO)5敗(1KO負け)2引き分けで、8回戦以上戦うことがなかった選手が、下手な世界戦より注目を浴びた一戦で硬くなるなというのが無理というものでしょうが。
(試合開始のゴングを待つ、プロデビュー戦のデラホーヤ。)
この試合後、毎月のように試合を行っていったデラホーヤですが、最初の一年半は名前が先行するひ弱な選手に映りました。しかし振り返ってみると、一戦ごとに確実に強くなっていきました。彼の努力もあるでしょうが、ボブ アラム氏率いるトップランク社は、後の6階級制覇王者を上手く育てたなと改めて思います。デラホーヤも2ヶ月半後には50歳になります。50歳と言えば、この試合から12年後にデラホーヤと対戦し、初のKO負けを与えたバーナード ホプキンス(米)は50歳まで戦っていましたね。
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