DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

続「ボクシング 10年」PartⅣ(小さな石の拳の時代へ)

2020年09月24日 12時40分54秒 | ボクシングネタ、その他雑談

このDaispo Boxingを始めた当初、不定期ながらも数回に渡り「ボクシング10年」という、自分(Corleone)がボクシングに興味を抱いてからの約10年の間のボクシング界について、ザっとしたものを書いていました。第一弾は2004年6月23日。当時引退したばかりのリカルド ロペス(メキシコ)がどれだけ凄いボクサーで、軽量級、特にミニマム(旧ストロー、105ポンド/47.63キロ)とそのひとつ上のライトフライ(旧ジュニアフライ、108ポンド/48.97キロ)のその後の課題はロペスの後継者を生み出すことであると強調しました。

今月に入りSuperchamp1991というものを購入。そこには私がボクシングに惹かれる直前、1991年春先の世界王者たちの顔ぶれが掲載されています。その顔ぶれを見てみると懐かしいというか新鮮味があるというか。とにもかくにも当時の世界ライトフライ級王者たちの顔ぶれは次のようになります。防衛回数は当時のものになります。

WBAライトフライ級:柳 明佑(韓国/防衛回数16)
WBCジュニアフライ級:ローランド パスクワ(比
/0)
IBFライトフライ級:マイケル カルバハル(米/2)

*最軽量級同様に、団体によって階級の呼称が違ったようです。

アジアの生んだ名王者柳は、この年の師走に大阪のリングで井岡 弘樹(グリーンツダ)に敗れ王座と決別。翌年井岡に雪辱し王座奪回を果たし、一度の防衛後に勇退しました。同級史上最大の番狂わせの主人公パスクワは初防衛戦でアッサリと陥落。キャリアが後半になるにつれ、黒星が目立つ選手になってしまいました。

同級が生んだスター選手「小さな石の拳」カルバハルは、その輝かしいキャリアを順当に歩んでいました。ウンベルト ゴンザレス(メキシコ)との大激戦を演じたのは、ちょうどこの時期から2年後となります。

マイナー団体WBOのベルトを腰に巻いていたのは、柳に2度挑戦し絶対王者を苦しめたホセ デヘスス(プエルトリコ)。現在のように世界王座が当時以上に乱立していれば、もっと記録を伸ばせたでしょう。

現在のライトフライ級にはWBC王者として寺地 拳四郎(BMB)が、WBAスーパー王者として京口 紘人(ワタナベ)が君臨しています。彼らが全盛期の柳と対戦してたらどれだけの試合を見せる事が出来たのでしょうかね。興味がそそられます。


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