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今年もやってるやってる~

カシメロ、中国で2階級制覇達成(IBFフライ級)

2016年05月27日 01時27分20秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨日(25日・水曜日)、中国・北京で行われた試合結果です。
IBFフライ級戦:
挑戦者ジョンルエル カシメロ(比)KO4回2分10秒 王者アムナット ルエンロエン(タイ)

*11ヶ月前に王者の地元タイで対戦している両者。その時はアムナットが老獪さを駆使し判定勝利を収め、保持していた王座の4度目の防衛に成功しています。師走には李 明浩(大阪帝拳)を大差判定で破り防衛回数を更新しているアムナット。カシメロにとり、この試合は調整試合なしで臨んだ一戦。アムナットへの雪辱に対する意欲の高さが伺えます。

前回の試合同様に王者のペースで進んだこの試合。しかし4回、両選手が接近した際に挑戦者のショートフックで王者がリングに転がります。大きなチャンスを迎えた比国人はそのままフィニッシュにかかります。連打の中から最後は左をボディーに持っていき2度目のダウンを奪ったカシメロ。王者はその強烈なパンチから立ち上がることは出来ませんでした。

昨年6月の初戦での雪辱を果たすと共に2階級制覇達成に成功したカシメロ。一つ下のライトフライ級ではWBOの暫定王座と、IBF王座(獲得時は暫定。その後正規王者に昇格)を獲得しています。またカシメロは昨年6月以前に、2011年3月にもこのIBFフライ級王座に挑戦した経験があり、この王座に限って見ると3度目の正直という事になります。

試合前日の計量で、アムナットが5.75ポンド(2.60キロ)、カシメロが1.25ポンド(560グラム)フライ級のリミットを超過したという情報がありました。しかしそれは撮影用のアトラクションだったとか。真剣勝負の世界に、客寄せか何だか分かりませんが、こういう事はするべきではないでしょう。IBFか中国のプロモーターの考えかは分かりませんが、この一連の自体には非常な不快感を感じます。

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