先週末29日・土曜日、メキシコで行われた試合結果です。
2団体ミニマム級戦:
王者オスカル コヤーソ(プエルトリコ)KO5回1分12秒 挑戦者エドウィン カノ(メキシコ)
*昨年11月にそれまで保持していたWBOタイトルに加え、WBAの世界ベルトも吸収したコヤーソ。地元出身のカノを初回から左右上下のパンチで圧倒。最後はボディーへのダメージが蓄積したところで、挑戦者が膝をつきそのまま試合終了。一発一発のパンチ力はそれほどでもありませんが、総合的な能力が高いことを改めて誇示しています。
下記はこの試合が終わった時点(2025年3月29日)での、最軽量級の王者たちとなります。
WBA:オスカル コヤーソ(プエルトリコ/防衛回数1)
WBC:メルビン ジェルサレム(比/1)
IBF:ペドロ タドゥラン(比/0)
WBO:オスカル コヤーソ(プエルトリコ/5)
OPBF(東洋太平洋):石井 武志(大橋/1)
WBOアジア太平洋:高田 勇仁(ライオンズ/0)
日本:松本 流星(帝拳/1)
WBCライト級戦(暫定王座):
王者ウィリアム セペダ(メキシコ)判定2対0(116-112、115-113、114-114)挑戦者テビン ファーマー(米)
*2回にセペダがボディーブローでファーマーを追い込めば、ファーマーは4回お返しとばかりにアッパーでセペダの足を止めます。その後も両者の激しい攻防が繰り広げられ、試合は後半戦に突入します。
最終回にファーマーの左フックでセペダがフロアに手をつきますが、主審はスリップと見なしダウンと取らず。結局はその「誤審」が判定に影響し、セペダが僅差ながらも判定勝利。昨年11月に行われた両者の第一戦同様、メキシカンに勝利の女神が微笑むことになりました。
初回に拳と肘を負傷しながらフルラウンド戦い抜いたファーマー。傷の回復次第で、年内にも再び世界挑戦の機会が訪れるのではないでしょうか。
暫定ながらも大激戦、好試合が行われたライト級トップ戦線。下記は2025年4月3日現在の、同級の王者たちとなります。
WBA:ジャルボンテ デービス(米/防衛回数5)
WBC:シャクール スティーブンソン(米/1)
WBC(暫定):ウィリアム セペダ(メキシコ/1)
IBF:ワシル ロマチェンコ(ウクライナ/0)
WBO:キーション デービス(米/0)
OPBF(東洋太平洋):宇津木 秀(ワタナベ/1)
WBOアジア太平洋:宇津木 秀(ワタナベ/0)
日本:三代 大訓(横浜光/2)
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