今月21日、米国・ネバダ州で行われた試合結果です。
IBFスーパーウェルター級戦:
王者ジャモール チャーロ 判定3対0(116-112x2、115-113)挑戦者オースティン トラウト(共に米)
*昨年9月に同王座について以来、そのシャープなパンチとスピーディーなボクシングで評価を上げているジャモール。今回は同級の実力者であるトラウトに競り勝ち、長丁場や接戦でも勝ち抜く能力がある事を証明。2度目の王座防衛と同時に、そのボクシングに安定感がある事も実証しています。
WBAスーパーウェルター級戦:
王者エリスランディ ララ(キューバ)判定3対0(116-111x2、115-112)挑戦者バネス マーティロスヤン(アルメニア)
*2012年11月に対戦している両者。その時はマーティロスヤンがバッティングによる負傷のため9回で引き分けという結果となっていました。
その試合から7ヵ月後に暫定ながらも現王座の地位を手に入れているララ。無冠戦でサウル アルバレス(メキシコ)に僅差の判定負けを喫してしまいましたが、その後レギュラー王座に昇格すると共に、マイナー団体のIBO王座も吸収。WBA王座も順調に防衛回数を伸ばしてきました。
対するマーティロスヤンはWBO王座を剥奪されたデメトリアス アンドラーデ(米)、下記のジャメールに苦杯を喫しており、今回の試合も結局は現在の両者の勢いの差が出たように感じられます。
地味な存在ながらも安定したボクシングでライバルに勝利を収めたララ。WBA王座の5度目、IBOでは2度目の防衛に成功しています。
WBCスーパーウェルター級王座決定戦:
ジャーメル チャーロ(米)KO8回51秒 ジョン ジャクソン(バージン諸島)
*前回、同王座戦が行われたのは2014年9月、一つ下のウェルター級王座保持者のフロイド メイウェザーがマルコス マイダナ(亜)との再戦/ウェルター級王座の防衛戦として決行されました。しかし愚かなWBCはこの一戦に、当時メイウェザーが保持していたスーパーウェルター級王座も付け加えています。実質、同級の世界戦としてWBCスーパーウェルター級が争われたのは2013年9月、メイウェザーが当時の王者サウル アルバレス(メキシコ)に挑戦した時分まで遡る事になります。
何はともあれ久しぶりに行われた同タイトルマッチ。元世界2階級制覇王のジュリアンを父に持つジャクソンが7回終了時までは試合をリードしていましたが、最後は上記のジャモールの双生児であるジャメールがライバルを捕まえゲームセット。全勝記録を28(13KO)に伸ばすと共に、兄ジャモールに追いつく事に成功しています。
念願の世界王座獲得したジャメールに対し、WBCは2つの指名試合を科しています。1つ目は同シルバー王座保持者のチャールズ ハトレイ(米)との一戦。もう一つは来月11日に行われるアンドラーデ対ウィリー ネルソン(米)戦の勝者との一戦となります。
ここ数年停滞していた同級戦線。今回の興行にはスーパーウェルター級の実力選手が勢揃いした感がありますが、その他にもまだまだ実力選手はいます。それらの選手を幾人か挙げてみましょう。
ミゲル コット(プエルトリコ):同級を含め、ミドル級までの4階級制覇達成に成功。
サウル アルバレス(メキシコ):最近よく話題に挙がる元同級王者。敗戦はメイウェザーに喫した一戦のみ。
デメトリアス アンドラーデ(米):防衛戦を長期行っていなかったためにWBO王座を失っていますが、未だに無敗の実力者。
リーアン スミス(英):現WBO王者。今週末4日に防衛戦を予定。
ジャック クルカイ(独):WBA暫定王座の保持者で既に2度の防衛に成功。
久しぶりに脚光を浴び始めているスーパーウェルター級。王座統一戦などのビックイベントも結構ですが、まずは定期的に世界戦を実施していってもらいたいものです。
IBFスーパーウェルター級戦:
王者ジャモール チャーロ 判定3対0(116-112x2、115-113)挑戦者オースティン トラウト(共に米)
*昨年9月に同王座について以来、そのシャープなパンチとスピーディーなボクシングで評価を上げているジャモール。今回は同級の実力者であるトラウトに競り勝ち、長丁場や接戦でも勝ち抜く能力がある事を証明。2度目の王座防衛と同時に、そのボクシングに安定感がある事も実証しています。
WBAスーパーウェルター級戦:
王者エリスランディ ララ(キューバ)判定3対0(116-111x2、115-112)挑戦者バネス マーティロスヤン(アルメニア)
*2012年11月に対戦している両者。その時はマーティロスヤンがバッティングによる負傷のため9回で引き分けという結果となっていました。
その試合から7ヵ月後に暫定ながらも現王座の地位を手に入れているララ。無冠戦でサウル アルバレス(メキシコ)に僅差の判定負けを喫してしまいましたが、その後レギュラー王座に昇格すると共に、マイナー団体のIBO王座も吸収。WBA王座も順調に防衛回数を伸ばしてきました。
対するマーティロスヤンはWBO王座を剥奪されたデメトリアス アンドラーデ(米)、下記のジャメールに苦杯を喫しており、今回の試合も結局は現在の両者の勢いの差が出たように感じられます。
地味な存在ながらも安定したボクシングでライバルに勝利を収めたララ。WBA王座の5度目、IBOでは2度目の防衛に成功しています。
WBCスーパーウェルター級王座決定戦:
ジャーメル チャーロ(米)KO8回51秒 ジョン ジャクソン(バージン諸島)
*前回、同王座戦が行われたのは2014年9月、一つ下のウェルター級王座保持者のフロイド メイウェザーがマルコス マイダナ(亜)との再戦/ウェルター級王座の防衛戦として決行されました。しかし愚かなWBCはこの一戦に、当時メイウェザーが保持していたスーパーウェルター級王座も付け加えています。実質、同級の世界戦としてWBCスーパーウェルター級が争われたのは2013年9月、メイウェザーが当時の王者サウル アルバレス(メキシコ)に挑戦した時分まで遡る事になります。
何はともあれ久しぶりに行われた同タイトルマッチ。元世界2階級制覇王のジュリアンを父に持つジャクソンが7回終了時までは試合をリードしていましたが、最後は上記のジャモールの双生児であるジャメールがライバルを捕まえゲームセット。全勝記録を28(13KO)に伸ばすと共に、兄ジャモールに追いつく事に成功しています。
念願の世界王座獲得したジャメールに対し、WBCは2つの指名試合を科しています。1つ目は同シルバー王座保持者のチャールズ ハトレイ(米)との一戦。もう一つは来月11日に行われるアンドラーデ対ウィリー ネルソン(米)戦の勝者との一戦となります。
ここ数年停滞していた同級戦線。今回の興行にはスーパーウェルター級の実力選手が勢揃いした感がありますが、その他にもまだまだ実力選手はいます。それらの選手を幾人か挙げてみましょう。
ミゲル コット(プエルトリコ):同級を含め、ミドル級までの4階級制覇達成に成功。
サウル アルバレス(メキシコ):最近よく話題に挙がる元同級王者。敗戦はメイウェザーに喫した一戦のみ。
デメトリアス アンドラーデ(米):防衛戦を長期行っていなかったためにWBO王座を失っていますが、未だに無敗の実力者。
リーアン スミス(英):現WBO王者。今週末4日に防衛戦を予定。
ジャック クルカイ(独):WBA暫定王座の保持者で既に2度の防衛に成功。
久しぶりに脚光を浴び始めているスーパーウェルター級。王座統一戦などのビックイベントも結構ですが、まずは定期的に世界戦を実施していってもらいたいものです。
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