最近(2021年12月17日ごろ)のニュースです。
1)1980年代後半からつい最近まで活躍したロイ ジョーンズ(米)とジェームス トニー(米)がこの度、来年のボクシング殿堂入りが決定したと発表されています。ロイが最後に試合を行ったのは2018年2月でトニーのそれは2017年5月。両者とも約30年間戦い続けたんですね。両者からの口から現役を退いたという声は聞かれていませんが...。
(ロイとトニーが拳を交えたのは、1994年11月までさかのぼります。)
ロイはミドル、スーパーミドル、ライトヘビー、そしてヘビー級王座まで獲得。トニーはミドル、スーパーミドル、クルーザー級で世界王座を奪取。ヘビー級王座の獲得にも成功しましたが、その試合は後に無効試合となっています。
ゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)やサウル アルバレス(メキシコ)が全盛期の両者と対戦した場合、二人とも先輩たちに上手くあしらわれてしまうのでしょうな。
2)偉人2人と同時に、こちらも4階級で世界王座を獲得したミゲル コット(プエルトリコ)の殿堂入りも決定。コットも偉大な選手でしたが、ロイ、トニーと比べると少々輝きが欠けてしまいます。と言うか、キャラの濃さと言った方が良いかもしれませんね。
3)ロイ、トニーと同世代のフィラト アルスラン(独)。元WBAクルーザー級王者は既に51歳となっています。この半世紀生きた男が今月4日、今年3試合目を行っています。コロンビアのアレハンドロ バリオスと対戦した大ベテランは、南米のライバルを4回でKO。7月に獲得したWBAインターナショナル王座の初防衛に成功しています。現在WBAクルーザー級の5位にランキングされているアルスラン。来年2022年に再び世界戦のリングに立つことが出来るのでしょうか?
4)2015年3月にWBCフェザー級王座を獲得して以来、毎年一試合のみ行ってきたゲリー ラッセル(米)。今年はとうとうその記録を破り、試合なしで2021年を終わってしまう事になりました。しかしこのラッセルは来月22日に約2年ぶりの試合が決定。指名挑戦者マーク マグサヨ(比)を相手に保持する王座の6度目の防衛戦を行います。
5)WBCはヘビー級の正規王者タイソン フューリー(英)と暫定王者ディリアン ホワイト(英)に対し、速やかに王座統一戦を行うよう正式に通達しています。
6)WBAヘビー級レギュラー王者トレバー ブライアン(米)と休養王者マヌエル チャー(独)が対戦に向け交渉を開始しそうな様子です。
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