先週24日・金曜日、中国で行われた試合結果です。
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
挑戦者ジェイソン ソーサ(米)TKO11回45秒 王者ハビエル フォルトゥナ(ドミニカ)
*4月末、絶対王者だと思われていた内山 高志(ワタナベ)が暫定王者だったジェスレル コラレス(パナマ)にまさかの2回KO負けを喫し王座から転落。それから僅か2ヵ月後、今度は安定選手と思われていたフォルトゥナも王座から引きずり降ろされています。
今回の番狂わせの主人公ソーサは、昨年師走に実力者二コラス ウォータース(ジャマイカ)を相手に論議を呼ぶ判定勝負(引き分け)を演じた選手。その一戦以外には、これといった選手との対戦もなく、まあ2流または3流の安全パイ的挑戦者と思われていました。
この試合の方も、9回終了時までは王者が圧倒的にリードをしていました。5回にはダウンを奪っているドミニカ人。8回終了時までの採点も、大差(3対0:88-82、87-83、89-81)でリードしていました。しかし10回に逆転のダウンを喫したフォルトゥナ。次の回に再びダウンを喫した後にレフェリーに試合を止められゲーム終了。内山に続いて王座から決別しています。
流れ的にはこのまま、レギュラー王者のソーサがスーパー王者コラレスと王座統一戦を行う、ということになるのでしょうか。そこでソーサが再び番狂わせを演じた場合、WBO王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦話も出てくるかもしれませんね。
WBAスーパーバンタム級王座決定戦(レギュラー王座):
ネオマール セルメニョ(ベネズエラ)TKO12回1分11秒 チャオ シャオジュン(中国)
*これまでにWBAのバンタム級とスーパーバンタム級の2階級で暫定王座を獲得してきたセルメニョ。ユニークな経歴ですが、やはり「暫定」の2文字がチラつくのは頂けませんね。バンタム級時代にはレギュラー王者だったアンセルモ モレノ(パナマ)と2度対戦し、いずれも1対2の判定負け。その後フェルナンド モンティエル(メキシコ)のボディーブローに屈し、サーシャ バクティン(露)には大差の判定負けを喫しています。
スーパーバンタム級王座獲得後、レギュラー王者だったスコット キッグ(英)との王座統一戦実現直前まで漕ぎ着けますが、英国での就労ビザが下りずに試合はそのままキャンセル。その後試合間隔も空き気味になっていました。そのスーパーバンタム級の暫定ベルトは現WBCフェザー級暫定王者オスカル エスカンドン(コロンビア)に競り勝ち奪取したもの。セルメニョは地味な存在ながらも実力選手たちと対戦してきました。ちなみにこのエスカンドンも後にWBAスーパーバンタム級の暫定王座を獲得し、現在は違う団体のフェザー級暫定王座の座に就いています。
今回、「棚から牡丹餅」の感のする「レギュラー」王座決定戦の出場機会を得たセルメニョ。これまでの鬱憤を晴らすような試合を演じ勝利。3度目の王座獲得と同時に、初の暫定以外の世界王座奪取を果たしています。
最近中国での世界戦数が増していますが、この国での需要というのはどうなのでしょうか?同国で外国人同士の対戦がよくありますが、ボクシング発展途上国としてはすでに経済的に裕福すぎる国になってしまったような気がします。ずばりボクシングで成功する中国人選手は出現しない、ような気がします。
WBAスーパーフェザー級戦(レギュラー王座):
挑戦者ジェイソン ソーサ(米)TKO11回45秒 王者ハビエル フォルトゥナ(ドミニカ)
*4月末、絶対王者だと思われていた内山 高志(ワタナベ)が暫定王者だったジェスレル コラレス(パナマ)にまさかの2回KO負けを喫し王座から転落。それから僅か2ヵ月後、今度は安定選手と思われていたフォルトゥナも王座から引きずり降ろされています。
今回の番狂わせの主人公ソーサは、昨年師走に実力者二コラス ウォータース(ジャマイカ)を相手に論議を呼ぶ判定勝負(引き分け)を演じた選手。その一戦以外には、これといった選手との対戦もなく、まあ2流または3流の安全パイ的挑戦者と思われていました。
この試合の方も、9回終了時までは王者が圧倒的にリードをしていました。5回にはダウンを奪っているドミニカ人。8回終了時までの採点も、大差(3対0:88-82、87-83、89-81)でリードしていました。しかし10回に逆転のダウンを喫したフォルトゥナ。次の回に再びダウンを喫した後にレフェリーに試合を止められゲーム終了。内山に続いて王座から決別しています。
流れ的にはこのまま、レギュラー王者のソーサがスーパー王者コラレスと王座統一戦を行う、ということになるのでしょうか。そこでソーサが再び番狂わせを演じた場合、WBO王者ワシル ロマチェンコ(ウクライナ)との対戦話も出てくるかもしれませんね。
WBAスーパーバンタム級王座決定戦(レギュラー王座):
ネオマール セルメニョ(ベネズエラ)TKO12回1分11秒 チャオ シャオジュン(中国)
*これまでにWBAのバンタム級とスーパーバンタム級の2階級で暫定王座を獲得してきたセルメニョ。ユニークな経歴ですが、やはり「暫定」の2文字がチラつくのは頂けませんね。バンタム級時代にはレギュラー王者だったアンセルモ モレノ(パナマ)と2度対戦し、いずれも1対2の判定負け。その後フェルナンド モンティエル(メキシコ)のボディーブローに屈し、サーシャ バクティン(露)には大差の判定負けを喫しています。
スーパーバンタム級王座獲得後、レギュラー王者だったスコット キッグ(英)との王座統一戦実現直前まで漕ぎ着けますが、英国での就労ビザが下りずに試合はそのままキャンセル。その後試合間隔も空き気味になっていました。そのスーパーバンタム級の暫定ベルトは現WBCフェザー級暫定王者オスカル エスカンドン(コロンビア)に競り勝ち奪取したもの。セルメニョは地味な存在ながらも実力選手たちと対戦してきました。ちなみにこのエスカンドンも後にWBAスーパーバンタム級の暫定王座を獲得し、現在は違う団体のフェザー級暫定王座の座に就いています。
今回、「棚から牡丹餅」の感のする「レギュラー」王座決定戦の出場機会を得たセルメニョ。これまでの鬱憤を晴らすような試合を演じ勝利。3度目の王座獲得と同時に、初の暫定以外の世界王座奪取を果たしています。
最近中国での世界戦数が増していますが、この国での需要というのはどうなのでしょうか?同国で外国人同士の対戦がよくありますが、ボクシング発展途上国としてはすでに経済的に裕福すぎる国になってしまったような気がします。ずばりボクシングで成功する中国人選手は出現しない、ような気がします。
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