最近(2024年4月24日ごろ)のニュースです。
1)先週17日、プロ僅か3戦目でOPBF(東洋太平洋)フェザー級王座を獲得する等、将来が期待されていた堤 駿斗(志成)が後楽園ホールのリングに登場。10年前のWBAバンタム級王者アンセルモ モレノ(パナマ)と対戦し、3回でKO勝利を収めました。
本来ならフェザー級で行われる筈だったこの一戦ですが、驚くことに堤は前日計量で大幅に体重を超過。一階級上のスーパーフェザー級のリミットに迫るウェートで登場してます。試合後、本人は「コロナウィルスに感染したための体調不良」だったと弁明。今後は「精進に励んで信頼を取り戻したい」と言っているようです。どうやら現役続行の意向のようですが、彼はプロ失格です。
2)計量失格が相次いでいますが、このような悪行に対しては厳しい対策が必要でしょう。数年間の出場停止処分といった生温いものではなく、永久追放でも決して厳しい対応ではありません(しかも実際の出場停止期間は僅か半年)。対策が甘すぎるから計量失敗という悪例が後を絶たないんです。ここでしっかりしておかないと、真面目に減量に励んでいるボクサーに対し失礼です。
3)これまでにミニマム級とライトフライ級で世界王座を獲得してきた京口 紘人(ワタナベ)が来月11日、韓国のリングに登場。ビンス パラス(比)を相手に、フライ級転向第3戦目を行います。
4)同じリングには、OPBF(東洋太平洋)ミドル級王者竹迫 司登(ワールドスポーツ)が豪州のテイジ プラタップ シンを相手に、昨年10月に獲得した王座の初防衛戦に臨みます。
5)WBAスーパーミドル級の第2のタイトルであるレギュラー王者デビット モレル(キューバ)が6月22日、WBAライトヘビー級の第2の王座を賭けラディボイェ カラジッチ(米)と対戦します。モレルが勝利を収めた場合、スーパーミドル級の王座は返上されるようです。しかしWBAの「一階級一人王者」体制はどうなってしまったのでしょうか?
6)WBO最軽量級王者オスカル コラーゾ(プエルトリコ)が6月7日、米国ニューヨーク州のリングに登場。ヘラルド サパタ(ニカラグア)を相手に、保持する王座の3度目の防衛戦を行います。