DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

40秒のKO劇(IBFスーパーライト級)

2016年12月11日 00時33分28秒 | 世界ボクシング
今月3日、ロシアで行われた試合結果です。
IBFスーパーライト級戦:
挑戦者ジュリアス インドンゴ(ナミビア)KO初回40秒 王者エドゥアルド トロヤノフスキー(露)

*結果論ですが、トロヤノフスキー陣営はインドンゴの情報を事前にしっかりと押さえていなかったように感じます。この試合前までにナミビア人の戦績は20戦全勝(10KO)。ロシア陣営はこの数字でのみで挑戦者選びをしたのではないでしょうか?身長179センチの長身サウスポー。この辺りのデータ不足があったように思えます。

日本の小原 佳太(三迫)を破ってから僅か3ヵ月。今後がかなり期待できそうだったトロヤノフスキーがアフリカ人の左で沈没。久しぶりに衝撃的な短期決戦を見ました。トロヤノフスキーを支持するファンで埋め尽くされていた会場もシーンとなってしまいました。

まあ、これだけ早く終わる試合というのは交通事故的なもの。両者の実力差を示す秤にはなりません。まずは両者の再戦実現を期待しましょう。インドンゴ、トロヤノフスキーの評価はその試合の後ということで。


IBFクルーザー級戦:
挑戦者ムラト ガシエフ 判定2対1(116-112、116-111、113-114)WBAスーパー/IBF王者デニス レべデフ(共に露)

*5回にダウンを奪ったガシエフ。それ以外のラウンドも、実力者レべデフに引けを取ることなく試合終了。判定は分かれましたが、レべデフが保持していたベルトの一つを奪取することに成功しています。

この試合、当初はIBFに加え、レべデフが長らく保持していたWBAのスーパー王座も争われる予定でした。しかし試合前日にIBFの王座のみが争われることが発表されています。今回の試合前、WBAはレべデフが勝とうが負けようがWBA王座は安泰と発表。レべデフが敗れたため、その王座が空位になるのなら話は分かりますが、同じウェートで行われた試合で負けた選手のほかの団体の王座はそのまま、というのは明らかにおかしいですね。
コメント
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