DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

1年ぶりのソーンダース、冴えず(WBOミドル級)

2016年12月09日 01時31分46秒 | 世界ボクシング
先週末3日・土曜日、英国で行われた試合結果です。
WBOミドル級戦:
王者ビリー ジョー ソーンダース(英)判定3対0(116-112、116-113、115-113)挑戦者アルツロ アカボフ(露)

*アンディ リー(アイルランド)との激戦を制し王座を獲得してから1年。ようやく初防衛戦を迎えることが出来たソーンダース。自身は同級最強のゲナディー ゴロフキン(カザフスタン)とのドリーム・マッチを実現させたいようですが、今回の試合を見る限り、そのビックマッチへの出場資格があるかに大きな疑問符が付けられてしまったようです。

どちらの有利とも付けがたい12ラウンドが続いたこの試合。最終的には経験値の勝る地元の王者の勝利が支持されました。苦しい形ながらも初防衛を果たしたソーンダース。この試合後の戦績を24戦全勝(12KO)に伸ばしています。そう、KO率がきれいに50%ということになりました。まあ、世界ミドル級王者として誇れる数字ではないでしょうが...。

さて、ソーンダースの今後はどのようになるのでしょうか。現在のところ、ゴロフキンはWBAの格下王者ダニエル ジェイコブス(米)との対戦に向けての交渉の大詰めに入っているようです。この一戦は是非実現して貰いたいものです。ソーンダースへの挑戦権を持っているのが、WBOから優遇されている同団体のスーパーウェルター級王者サウル アルバレス(メキシコ)。WBOミドル級の1位につけているのは、現在米国を拠点にしているアフタンディル クルツィゼ(グルジア)。もう6年も前になりますが、当時のWBA暫定王者ハッサン ヌジカム(カメルーン/仏)に敵地フランスで挑戦し、1対2の判定負けを喫している中々の実力者。その後IBO王座や、WBOインターナショナル王座を獲得しています。現在までの戦績は32勝(21KO)2敗(1KO負け)2引き分け。世界戦での敗戦以外(1敗2引き分け)は、10戦目までに喫したものです。

ミドル級の注目株の一人に挙げられる村田 諒太(帝拳)は現在WBOの3位にランキングされています。アルバレス、クルツィゼ、村田揃って英国人打倒の可能性はあるとみていいでしょうね。

決して弱くはないソーンダース。果たしてどんな2017年がまっているのでしょうか。
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