大平、再起＋V3に成功（日本ミニマム級）

先月26日、後楽園ホールで行われた試合結果です。
日本ミニマム級戦：
王者大平　剛（花形）判定3対0（96-94x3）挑戦者岨野　豊（T&T）

＊昨年の大晦日に高山　勝成（仲里）と当時空位だったIBF/WBO王座を争った大平。その一戦では、戦前の予想を裏切る（？）善戦をみせますが、高山の連打に屈指TKO負け。世界王座奪取はなりませんでした。今回の岨野との防衛戦、前半は大きくリードをしますが、安全運転に入ったのでしょうか、後半尻つぼみ現象に陥ってしまいます。前半戦のリードが功を奏し判定で逃げ切ることに成功しましたが、今後上を目指すなら多くの改善が必要になってくるでしょう。

この試合後の王者の戦績は12勝（1KO）4敗3引き分けと平凡なもの。しかしそのキャリアが示す以上の実力はあると思います。

ミドル級10回戦：
OPBF(東洋太平洋)/日本ミドル級王者柴田　明雄（ワタナベ）TKO4回2分30秒　マイケル　シガーラキ（インドネシア）

＊本来ならこの日、秋山　泰幸（ヨネクラ）を迎えて防衛戦を行う予定だった柴田。そのタイトル戦は秋山が負傷したために流れています。勝率が5割の格下相手との対戦に変更されましたが、ここはきっちりとTKO勝利を収め白星を一つ付け加えています。