キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

死の準備

2012年01月31日 | Weblog
月曜日のお決まりのコース、ちらし寿司、芳林堂巡りをいたしました。先週は火曜日から東京・名古屋・大阪・広島と周り、タリケディナーはフレンチでしたが、大阪では朝飯になだ万で朝粥をいただきましたし、広島では昼に穴子、夜には和食店で牡蠣、鰆をいただき、魚に飢えてはいませんでしたが、馴染みの関東のちらしはやっぱりいいですね。鮪、平目、平貝、帆立、ヒラマサ、海老、蟹、穴子、卵、蒲鉾、山牛蒡、絹さや、生姜、山葵、海苔というのが内容です。鮪は関東にいいものが集中しているので、美味い鮪を食べると帰ってきたなとの感が強まります。

芳林堂では高平哲郎「大弔辞」扶桑社を購入しました。昨年10月に出ていたものですが、その時に買いそびれて今まで書店で見ても購入の決断が出来ませんでした。でも、昨日はすんなり買う気になり、手にとってそのままレジまで持って行き、深夜に少し読んで、早朝に続きを読みました。通勤電車の中でも睡魔に克って三分の二ほどまで来ました。買ってから読み進める状況がやけに円滑です。高平さんの前に読んだ本は「今夜は最高な日々」でしたが、タモリがやっていた、すっかり忘れていた番組を思い出させてくれたので、ああ、俺にもそんな時代があったんだと懐かしく、この本も読む前からある種の懐かしさを感じ取っていました。

他人の死に際の本をこのごろよく読んで面白く思っていますが、これもその一冊で芸能人など名が売れた人たちのことが多く書かれていて、身につまされる部分があるものの、やっぱり興味津々であるのは、こちらの死期も迫っているからなのかもしれません。少なくとも若い頃は読む気がしなかったでしょう。


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