キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

飛燕

2017年05月13日 | Weblog
朝ゆっくり起きて、卵焼き、ホッケ干物、鰯団子、胡瓜の糠漬けで朝飯を食い、少し書き物をしてから散歩に出る。
北へ向かったがすっかり若葉の季節に変わり、躑躅、藤は完全に終了、牡丹は芍薬に変わり、薔薇とジャスミンが咲き乱れている。
燕が電線で盛んに囀ずり、戦闘機のように切り返す軽快な飛翔は如何にも五月だ。

今日はわくわくに野菜が色々あって楽しかった。
買わなかったがらっきょうや筍も出ていて、胡瓜がないのが残念だが、サラダ菜、赤蕪、蕪、チンゲン菜、スナップえんどう、大根を買った。
帰りに西友に寄り、ラムチョップとグレープフルーツジュースを買った。

昼はジュースを飲んで、ベーコンと野菜スープに、一昨日平塚で買ったカンパーニュに、サラダ菜、胡瓜、ハム、夏蜜柑ジャムなどを載せて食べた。
数ヵ月前にららぽーとに行くとき偶然通りかかったパン屋で、人気店らしく人がたくさん出入りしていたが、なるほどカンパーニュはライ麦の香りがして美味かった。

午後はBSでハンフリーボガードとキャサリンヘップバーンの映画を観て、2階に上がったが爽やかな風に誘われてベッドで横になったら、すっかり寝てしまい目が覚めたら5時だった。

風呂に入り、豆腐と野菜の炒めもの、砂肝の焼き鳥、ラムチョップを肴に酒を呑む。
美の壺で落語をやっていたので観てたら、贔屓の菊之丈がでてきて女の身振りについて解説していた。
初めて聴いた湯屋番の女の真似に感心したのは5年も前の事だったが、あの頃は今のような異常な落語ブームでなくじっくり聴くことが出来た。
かつてあった漫才ブームが漫才を衰退させてしまったことを思うが、落語も噺家の質を下げることに繋がり、駄目にしてしまうのではなく、全体の底上げになれば良いのだが、近頃満員の横浜にぎわい座ではレベルの低い噺にも反応していて、ちょっとうんざりさせられる。

新日本風土記は、かつての映像の継ぎ接ぎの欠点が見えて、面白くなかった。
あまり高いレベルの番組を期待するのも酷だが、週に何本かは水で薄めないものを見せてほしい。
先週から観だした鎌倉の代書屋のドラマは、内容は有りがちなものだが、鎌倉が舞台なので観てしまうんだな、トポスの力はすごい。

この日、桂歌丸「恩返し」を読了する。
平成23年に読売新聞に連載されたもので、うたまるが話したことを永井好弘が文字に起こしたものだ。
今輔に弟子入りして破門同然となり、詫びを入れて米丸の弟子として復帰する。
笑点に出たのが転機となり、売れて食えるようになる、横浜の遊郭の息子であるが気まじめな人だという印象があり、志ん生のようなちゃらんぽらんな面白さがない。
1970年代から横浜の三吉演劇場で独演会をやっていた頃には、落語にそれほど興味が無かったので見逃していた、それが残念である。
最も80年代に横浜へ通うようになったら、もっぱら吞んでいただけだった。

今日は朝から雨だ、遅れている読書を挽回しよう。

1日雨が降ったお陰で、橋爪大三郎の「世界は宗教で動いている」を読了する。
師匠筋にあたる小室直樹の「日本人のためのイスラム原論」を途中まで読んでいるので、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教については同じ解説の部分が多く分かりやすかった。
しかし、新書で200頁ちょっとで神道まで分かりやすく解説しているのだから、そうとうな理解があるのだろう。
宗教の解説は新書で多にもしているので、この機会に本の山から引っ張り出して読んでみたい。
その前に小室直樹の「日本人のための宗教原論」が手元にあるので読んでおこうか。
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