キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

サルファーフリーのワイン

2024年07月06日 | Weblog
ワインについても、大手の安いものにはかなり色々な食品添加物が入っていて、輸入するときに、こんなの入れてるんだと驚いた。
質のいいブドウからきちんと品質管理をして造れば、添加物は硫黄化合物だけでいいし、最近はサルファーフリーと称して、それも添加しないで造っているものまである。
以前は技術が確立していなかったこともあり、かなり酸化しているワインもあったが、今では美味しいサルファーフリーワインが出来ている。
そして何よりも、サルファーフリーのワインからは硫黄の臭いがしないから、これに馴れると硫黄が添加されているワインが臭くて飲めなくなる。

15年以上前、イタリアのメーカーと一緒にサルファーフリーのワインを造ったときには、全ての段階での品質管理に気を配るようになり、結果として美味しいワインが出来るようになった。
オーナーは日本人が無理なことを行って来たと思ったらしいが、エノロジストのオッサンと僕が丁々発止やっていた緊張感や、ものを作り上げる現場に参加できたことを痛く喜んだ。

もちろん硫黄はワインの酸化を防ぎ、発酵を促進し、殺菌効果があり、退色を防ぐなど非常に多岐にわたる働きをするから、大昔から使われてきた。
硫黄アレルギーが無ければ害もないし、閾値以下であれば匂いも感じないから目を吊り上げて悪者扱いをするつもりはない。
但し、オールマイティーに近い添加物であるから、それに頼りすぎいると、本来やるべき品質管理が甘くなり、品質低下を起こす要因となるということだ。

何度もお話しているが、ワインに含まれている一番害が大きい物質はアルコールである。
くれぐれも、ご注意怠りなく!!!





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