作品紹介・あらすじ
妻が死んでも泣けない男のラブストーリー。映画化話題作
予期せず家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか――。人を愛することの「素晴らしさと歯がゆさ」を描ききった物語。
読書備忘録
映画がとてもよかったから原作読みたくなって読んだ。
その時夫は愛人といた。しかも家に・・・にゃろーと!思った。が、妻からのちに出てきたのは・・・もう愛していない。ひとかけらも。冷え切っていたの?
とにかく妻を亡くしたもの同士なんとなく助け合って、妻が一緒に行った友人の子の面倒をみるのね。そして案外その子供たちに助けられていた。息子がとてもいい。どうしても行きたい私立中学を選んだ理由が素敵。
悲しいことは起きるけれど、そのとき世界のどこかでは、また嬉しいことも起きている・・・
愛するべき日々に愛することを怠ったことの代償は小さくはない。
別の人を代わりにまた愛せばいいというわけでもない。
妻のいた場所に行き、妻のことをたくさん聞いて写真も見た。
やっと泣いたね・・・
ただ妻を思い泣いた。
そして私はどうだろう・・・
子供への愛と、夫への愛・・・
共にかけがいのない存在であることは間違いないのに、違いやしないか?・・・ちょっとだけ思ってみました。