内容紹介
箸もてば、いつかの夕方、いつかの乾杯。ひとくちめのビールが、喉もとすぎる。会えなくなったひとにも会える。(「あとがき」より)
作家・石田 千による、つくる、飲む、食べる日々をつづったエッセイ。
年々歳々、食相い似たり、年々歳々、人同じからず。
時のうつろい、四季のうつりかわりととも自然の恵みとどう出合い、どう調理し、食べ、そして飲んだか。
飲食は命を養い、心を支える。食べものへの思い、そして杯を手にすれば、思いおこすあの人たちの声、姿、気配。
生まれたばかりのような繊細なことばで語られる、飲食をめぐる珠玉の掌篇集。
読書備忘録
スーパーではなくて商店街なの。
商店街のおかみさんに料理方法を教えてもらってね。
商店街がないところには住まないのだわね。きっと。
「バニラと夕立」
担当の編集者さんとのお話に打たれました。
「おうちやさん」
あ!いいね。
おうちやさんでお買い物。楽しそうだわ。
「うっすら、ぼんやり」
お母さまがあまり料理が上手ではない。なんか寝ぼけた味・・・
私も母に、しらばっくれた味だと言われるし、次男には恐ろしく不味いカレーを作る人と言われておりますのよ。
カレーが不味い!不思議なんですがそうらしい。
長男は私のしらばっくれたお味に慣れ親しんで、外で食べるとしょっぱくて喉が渇くと申します。
まぁね、いろいろ。
そのうちお嫁さん色に染まるのでしょう・・・妄想中
独特の大好きな世界が広がっていて、毎度読後はほっこりする。
ビタミン千
好き!
★★★★★
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