

昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い―。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!








常にしゃかりきに何かを追っている妻、永遠に満ちることのない三日月にたとえたこと・・・
そいうえば谷津遊園・・・なつかしい。
「永田町で誰かが威勢のいい教育改革の狼煙をあげるたびに、公立校はてんやわんやの火事場になる。どうせまたすぐにかわる施策のために、これまで積みあげてきたノウハウがふりだしにもどるの」
エリート以外は確信犯的に切り捨てる?
非才、無才はせいぜい実直な労働者になってくれ?
素質もやる気もあるのに、家に金がないってだけで、同級生に遅れをとっている子もいる。この国はそんな子たちも切り捨てるのか?
国を動かしている連中の本音を聞いた学校の先生に塾の子だからと暴言を吐かれていた一郎が・・・やりますよ。
もうはらはらしました。
金髪がなんだ!ちゃんと一郎を見てっ!
そうそう・・・
塾の先生が ら 抜き言葉はだめでしょ!ってあったね。
奥田英朗 「ヴァラエティ 」にも・・・
小学生の娘の話の時に「ゆとり教育」はもう終わって、これからは「実践教育」を重視するのだそうだ。まったく文部省は気まぐれだ。
という一節があった。
我が子たちの時は週休二日のお試し校に指定されていたから右往左往した覚えがある。あの時はホント大変だった。チ県マ市まさしくチ県のお話。
あそこの先生はちょっと変?と思っていたのがサ県に来てやっぱり変だったねと思ってこれを読んでほらみたことか!・・・ってことを思いながら読んでいた。
読後・・・すごいの読んじゃったわ。と感想を述べた。
