内容(「BOOK」データベースより)
高校生の心中事件。二人が死んだ場所の名をとって、それは恋累心中と呼ばれた。週刊深層編集部の都留は、フリージャーナリストの太刀洗と合流して取材を開始するが、徐々に事件の有り様に違和感を覚え始める…。太刀洗はなにを考えているのか?滑稽な悲劇、あるいはグロテスクな妄執―己の身に痛みを引き受けながら、それらを直視するジャーナリスト、太刀洗万智の活動記録。日本推理作家協会賞受賞後第一作「名を刻む死」、本書のために書き下ろされた「綱渡りの成功例」など。優れた技倆を示す粒揃いの六編。
真実の10メートル手前
正義漢
恋累心中
名を刻む死
ナイフを失われた思い出の中に
綱渡りの成功例
読書備忘録
正義感
およそ世の中に、これほど人に迷惑をかける死に方があるだろうか。
なんか読んだことがあるような、ないような・・・もしかして図書館で初出の本を座り読みしていたのかもしれない。
それでも、あら、そんなことして・・・太刀洗真知の謎解きゲームに惹かれた。
面白かった。
「王とサーカス」読んでいない・・・先に読めばよかった。と言っても我が町の図書館では未だ500人近くの方がお待ちで・・・「満願」も200人ちょい・・・なのでそのうち。