内容紹介
順風満帆な人生を送っている――落合美緒はそう思っていた。都心のタワーマンションに住み、二歳下の旦那とは社内結婚、優雅な二人の生活。そんな時に、美緒は妊娠する。ところが不幸なことに流産してしまい、そがきっかけで体調を崩し、会社を辞めざるを得なくなる。今までは夫婦の収入で住めていたタワーマンションにももう住めない。東京近郊のT市に移り住んだ美緒夫婦。鬱々とした気分はいっこうに回復することもなかった。
そんなある日、美緒の気持ちがパート先の同僚ムラカミの話で一転する。人生、順風満帆だったころに感じていた「ときめき」が復活したのだ。
食欲も戻り、夕食のあと、どうしてもフレンチトーストを食べたくなった美緒は、食パンを買いにコンビニへ。そこで同じく同僚のイチハラに会う。イチハラはとんでもなくおかしな格好をしていたが、美緒は大して気にすることもなく、世間話をしてその日は帰ってしまう。
ところが後日、イチハラが大量殺人事件を起こした犯人だと取り沙汰され、事件を起こしたとされるの日時が、美緒が彼女と会ったその前の時間だったことが判明するのだ。
成功をもうすぐ手中に収めそうだったイチハラは、なぜ、わざわざ人生を失敗するような大事件を起こしてしまったのか。考えるうちに燃え上がるような「ときめき」を感じた美緒は、急に『私が失敗した理由は』という本を出す企画を思いつき、かつての恋人で編集者の土谷謙也に電話をする。
事件の真相は、そして美緒の企画はどうなるのか?!
読書備忘録
鬱病だったのに、躁鬱病らしい・・・ときめいてハイになると、ちと厄介なことになる人。
悪口がうれしい!
悪口を並べてときめく、鬱からの脱出!
イチハラはとんでもなくおかしな格好をしていた謎は・・・おー!やさしいの?
読み終わりに近づくにつれて・・・あら、あの人もあの人もあの人も死んじゃった。
人の不幸は蜜の味・・・蜜だから集まる。どんどん集まる。
本当にお気の毒って言っておいて、瞳はらんらんと輝く・・・人の不幸を喜ぶ人が・・・
落ち方が激しいぞー!
やたら出てくる「孤虫症」
読めよー・・・ってこと?
面白かったと言っていいのかどうなのか?面白かった。
表紙が 好き!
思わず腹筋を思った。
相変わらず意味不明の備忘録を書いておりますが・・・
そういうことなのです。