内容(「BOOK」データベースより)
絵本作家として活躍する賀川真帆。真帆の父は十五年前、「出張で九州に行く」と言い置いたまま、富山で病死を遂げていた。父はなぜ家族に内緒で、何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか―。長年のわだかまりを胸に、真帆は富山へ足を向ける。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が交錯する物語。
読書備忘録
脇田千春の送別会のあと上司たちがバーで話していたのは千春が帰っていった富山の話。
それを聞いていたのは絵本作家の賀川真帆で、その父親は出張先ではなく、その富山で亡くなっていた。
京都にある出版社の女友達に話をすると、行ってみよう。せっかくだから自転車でまわろうということになりお話は始まっていく。
実は父親には女性がいた。そして子供までいた。
徐々に繋がっていく、
そして千春は・・・
下巻に続く
内容(「BOOK」データベースより)
東京の暮らしに疲れ、仕事を辞めて、故郷の富山に帰ってきた脇田千春。実家でふさぎ込んでいたが、親戚の中学生・夏目佑樹と触れ合ううち、自分らしさを取り戻していく。父のいない子として生まれた佑樹は、不思議な懐の深さを持つ青年へと成長していて―。富山・京都・東京、三都市の家族の運命が交錯する物語。
読書備忘録
佑樹は本当にいい子なんだね・・・そしてみんなみんないい人。
ただ千春の兄嫁はちょっとどうかな?とは思っていましたよ。そしたらやはり、やな事言いましたわ。
そうそうそういえば直樹ちゃんって言ってましたね・・・案外覚えているもんですわ。
あっちもこっちも不倫って、なんだそりゃ?とは思ったけれど、そういう世界もあるんだわね。
景色がぶわぁーっと広がったお話
だからと言って千春の上司たちのように富山に行ってみようとは思いませんでしたが・・・
テーマかなー・・・ゴッホの「星月夜」