

いま、世界が渇望する稀有な作家──
村上春樹が考える、すべてのテーマが、ここにある。
自伝的なエピソードも豊かに、待望の長編エッセイが、遂に発刊!
目次
第一回 小説家は寛容な人種なのか
第二回 小説家になった頃
第三回 文学賞について
第四回 オリジナリティーについて
第五回 さて、何を書けばいいのか?
第六回 時間を味方につける──長編小説を書くこと
第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み
第八回 学校について
第九回 どんな人物を登場させようか?
第十回 誰のために書くのか?
第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア
第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出
あとがき








とても読みやすい。
カバー写真はアラーキーですよ。
小説を書くためには多くの人を知らなくてはならないけれど、相手を理解したり、よくわかったりってところまでは行く必要はなく、ただ、自分が好きな人も、それほど好きではない人も、はっきり言って苦手な人もできるだけ選り好みせずに観察することが大事。
小説を書くわけではないから観察というよりは、理解することって大切な事なのですね。
気に食わないと思っても、どのあたりが気に入らないのかってことを考えなくちゃ・・・
海外に出て行ったお話は興味深かった。
「村上さんのところ」読みましたよ。
面白い質問に面白いお返事。


