内容(「BOOK」データベースより)
親戚の家からゆずりうけてきた、古い紅い箪笥。年ふりたそのひきだしからは、時に不思議なものたちがあらわれる。そして箪笥によばれるように、この界ならぬ人びとがわたしを訪ねてやってくる―。現実と非現実のあわいの世界をたゆたうものものを細やかな筆致で描き出し、著者の新境地を示す連作小説集。
箪笥のなか
鳩のパン
真珠採り
岸辺
箱屋
蛇の目
琥珀
雪鳥
くちなし
貝びな
花ふる
読書備忘録
こういうお話すきだわ~大好き
残された人生・・・虹を見たら ん? なんだひとつか? って思うだろうなぁ~~~
弟だけがあわいの世界に通じているのかと思ったら、弟だけじゃないじゃない・・・
書いている姉だって・・・
そうそう大家さんもでした。物の怪を招くたちらしい・・・しじみがね。桜の花びらって・・・
この箪笥の引き出し、酒飲みます。
ひぇーなんて初めから思って読んでいたけれど、酒飲むのか・・・
今のお話でしょ?って読んでいると、それはいったいいつの時代の話なのかね?と、あっら~ん?と面白い。
現実と非現実のあわいの世界をたゆたうものものを・・・って、そういうことね。
心地よくたゆたっているお話
長野まゆみさん6冊目・・・ダントツ面白かった。