



線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を過ぎた手の不自由な女性・吉井徳江だった。徳江のつくる「あん」の旨さに舌をまく千太郎は、彼女を雇い、店は繁盛しはじめるのだが…。偏見のなかに人生を閉じ込められた徳江、生きる気力を失いかけていた千太郎。ふたりはそれぞれに新しい人生に向かって歩きはじめる―。生命の不思議な美しさに息をのむラストシーン、いつまでも胸を去らない魂の物語。

徳江さんはかつてハンセン病を患っていた。病気が発覚してからは親兄弟と別れて療養所生活・・・その徳江さんの作る あん が、とてもおいしいと・・・
カナリアのマーヴィーは療養所のお庭に飛んできています。って・・・
たくさんのメッセージを発信しているように感じた。重いテーマだけれど、読後感は爽やか。いいお話でした。
