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本・道郎秀介 「龍神の雨」

2012-05-04 07:59:06 | 図書館本 読書備忘録 
                      図書館本 

        龍神の雨 (新潮文庫)

 内容説明
添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。蓮は継父の殺害計画を立てた。あの男は、妹を酷い目に合わせたから。――そして、死は訪れた。降り続く雨が、四人の運命を浸してゆく。彼らのもとに暖かな光が射す日は到来するのか? あなたの胸に永劫に刻まれるミステリ。大藪春彦賞受賞作。

 すごい、読み始めたら止らない、第四章に入る前に動いた。文章は加速され止ることを知らない。早い早い・・・

「まぁ、俺そのうち痩せてカッコよくなるけどね 」  えええーーっ! 何かが違った。

ずっと雨 龍が・・・ここぞと言うときに現れる。「龍神の雨」に差し掛かったところで本当に晴れた。ギョッ!晴れた。

圭介がいい。すごくいい。

手賀沼の藤姫伝説ね・・・

読み応えのある作品。 で、また道尾作品を読みたくなった・・・

あとがき・・・面白いです。

舞台がほぼ地元。手賀沼も以前住んでいたチ県マ市からすぐ。高校時代からの友人が手賀沼近くに住んでいて、近いから遊びにおいで~に、行く行く~と言って行けないうちに引っ越してしまった。パート先がマックで、地方から戻ってきた私は、おばちゃんでもマックで働けんの? なんてことを言ったのを覚えている。


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