第5話 『長男とキス?!』
風に金目当てだったと言われた千里。
「俺たち、嵌められたって訳だ。」
「そんなつもりじゃ・・・」
「言い訳はいいんだよ。
今すぐ出てってくんねえかなぁ?」
「分かった。」
千里はトリックハート城を出て行くことに。
風俗でお金を稼ごうと考えてる千里。
そこにネットカフェの面々が女装で現れ、
千里を必死で止める。
翔が猛に千里を追い出すのは、
千里の言い分を聞いてからでも良かったんじゃないか?と。
ホームレス千里の家を訪ねて来る時田。
千里は契約は解除すると告げ、全財産を渡す。
残り9999万9612円を
1週間のうちに返済しなければならない。
ネットで1億稼ぐ方法を調べる真島。
猛は前に働いてたバイク便の社長から呼び出され、
荷物を指定した日時に届けたら正社員にしてやると言われる。
中身は絶対見ないように!!
風が響子に新造からの手紙を見せる。
響子は内容を知っていた。
国土はホームレス美少女の写真集を出すことを提案。
ホームレスブームに乗っかる作戦らしい。
国土は本当にあの家を出てっていいのかと千里に聞く。
“信じてくれている人を哀しませるな!!”
高校の時に、国土が千里から言われた言葉だと。
ダンボールに書いて、それをそっくり返すと言い、
千里に渡す国土。
「もう無理だよ。
みんなのこと騙してたことには変わりないし。
誰も私のことなんか・・・」
「いるじゃないですか。
もうこの世にはいませんけど。」
新造の言葉を思い出す千里。
「彼らを救ってあげてくれ。」
国土が千里にキスしようと試みてるところへ、
真島がネットで儲け話を探したとやって来る。
この辺で温泉探しをしようと。
温泉が出たら権利をもらえると言う。
それを聞いてた周りのホームレスたちが、
自分らも一緒に温泉掘りたいと集まって来る。
猛が配達を頼まれたトランクを開けて見てみる。
中はダイナマイトだった。
千里をおじさんだと思ってる猛がやって来る。
話す訳にはいかず、指で合図。
猛はヤバい物を預かったけど、どうしたらいいかと相談。
シートを開けて入ろうとする猛をダンボールで阻止。
そのダンボールにはあの国土が書いた言葉が。
“信じている人を哀しませるな!!”
「これが答えって訳ですか。
おっさん! いや、師匠!!
ありがとうございます!!」
温泉探しを始める千里たち。
人数もなんか増えてる。
ハイパワーボイスをテストしてる翔。
そこへ井上さんが不審者を見つけたと連れて来る。
不審者は国土だった。
国土はみんな千里のことを誤解していると。
千里の話をしようとすると、
翔がハイパワーボイスに吹き込めと指示。
千里は義男に呼び出される。
なんと父親がいた!!
1億のためにあの家へ戻れと言われ、
ブチギレる千里。
猛が家へ戻って来ると、優、智、明がメモを見せる。
“桜木自然公園でハイパワーボイスを使え。
望む物が手に入る。”
「なんだよ、それ?」
「猛じゃねえの?」
「知らねえよ。井上か誰かじゃねえの?」
「井上さんはインドネシア語しか書けねえだろ!」
「じゃあ、翔か?」
ハイパワーボイスが
ただのボイスチェンジャーだと分かった優は大ショック。
“千里さんは父親がギャンブルで作った
1億の借金を返すために大蔵新造と結婚したんだ。
それまで彼女は借金取りから逃げるために、
居場所がバレないようホームレス生活を送ってた。”
優が千里の様子を見に公園に来る。
「ホントにホームレスだったんだ~。」
そこへ智と明も来る。
“2年間ず~っとだ。
失踪した父親のせいで自分を犠牲にして生きて来たんだ。
結局、大蔵新造がその1億を肩代わりしてくれた。
3ヶ月間、お前たちの母親になることを条件に。”
猛も来る。
「えっ!? あいつが師匠!?」
“でも彼女は、お前たちと本気で接してたと思うよ。
一度誰かに関わると自分のことは
どうでもよくなっちゃうタチだから。
それでも彼女が悪いって言うのか?”
千里たちに公園のホームレスを
強制撤去すると言う知らせが入る。
なんとしても温泉を掘り当てようと意気込む。
千里はトリックハート城にこっそり忍び込む。
ミラクル探知機を取りに来たのだ。
響子が取りに来るのを待っていた。
ミラクル探知機が何かに反応。
「よし! ここを掘るぞ。」
「待てこらあ~!!
ど素人集団が何年かけて掘る気だ!」
猛たちがやって来た。
ダイナマイトを使う猛。
「やっと処分出来るわ。」
ダイナマイトをセットしみんな非難。
しかし千里が逃げ遅れ、猛が千里に覆い被さって庇う。
それを見た智がジェラシー。
猛に殴りかかって行く。
優はハイパワーボイスのことがショックで家にいた。
「千里さんの気持ちじゃない・・・」
落ち込む優。
そこへ翔が帰って来て、
ショックってことは千里が好きなんだろ?と。
「だったらホントにあの子を好きにさせりゃいいんだよ。」
穴を掘り続ける猛、千里、国土。
みんなは上から見てる。
「あたしのことなんか
顔も見たくないんじゃなかったの?」
「借りを返しに来ただけだよ。
理由はどうであれ、あいつらを変えたのはおめえだからよ。」
掘って掘って掘り続け、出た~!!と思ったら・・・
水道管だった。
強制撤去が始まったと連絡が!!
みんな必死に訴えるもダメ。
そこへ、ロケで優がやって来る。
ロケ中にトレジャーハンターの話題を出し、
ミラクルがトレジャーハンターの工事に、
ここの人たちを住み込みで雇うと言ってしまう。
そこへ時田と響子がやって来る。
優に既成事実を作られてしまったから、
しょうがなくみんなを雇うことに。
喜ぶホームレスたち。
「ただし!! 面接に受かった者だけとする。
期間はトレジャーハンターの完成まで。
それでいいですね? 社長代理。
責任は取ってもらいますよ。
契約は破棄しませんよね?」
「あ・・・でも・・・」と振り返って兄弟たちを見る。
「なあ~。奇跡起きたべ~?」
「いや~まだ分かんないな。
こいつ(千里)が帰って来ないと
この話はナシみたいだから。」と智。
「んだと? 俺の奇跡邪魔する気か? コラ!」
「え?」
「帰って来いっていう茶番だよ。」と明。
猛と智に叩かれる明。
優は素性を隠したがってたのによく話したなと言う猛。
それを聞いた千里は優に「ありがとう!」と抱きつく。
それを見た智がまたジェラシーで飛びかかって行く。
序でに猛も。
「私は社長代理が戻って来て嬉しい。」
と響子に言う時田。
みんなで仲良く家に戻ると、
翔がご飯を作って待っていた。
「誰も迎えててくれるヤツがいなかったら寂しいだろう?」
「なんか、ここに来たらモヤモヤがスッキリした。」
「そうか? あ、そうだ。おかえり。」と翔。
「た・・・ただいま。」
みんな食卓に着く。
「母親十カ条其の壱。さんはい!」
「食事は家族揃ってリビングで!!」
そこへ風が現れる。
千里に近付くと頬にキスをし、
「俺の新しい彼女♪」
「はあ?」と千里。
みんな唖然・・・
なんだかんだで風以外の兄弟はまとまった?
風は一体なんなんだ?
ダイナマイト、勝手に使って大丈夫なの?
ヤバイんじゃないの~?
優と智はホントに千里が好きっぽいね。
猛は自覚症状がないだけで好きなのかな?
あんまそれっぽくないけど(笑)
翔は今のところ違うよね。
明はよく分かんないけど、慕ってるのかな?
時田のあの台詞の意味が気になりますね~。
時田にも何か隠された秘密がありそう?
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