「二代目、安楽ヨリ子でございます」
隠れ家のような鎌倉の居酒屋「一服亭」。
異常なまでに人見知りの女将は、実はとんでもない名探偵だった。
頭や手脚を切断された画家、老舗レストランの首なし死体、
海の巨岩上に残された右脚だけがない遺体…
猟奇的事件の数々を驚愕の推理で料理する、本格ユーモアミステリー!
ヨリ子さんシリーズ第2弾。
前回は喫茶で今回は居酒屋。
そしてヨリ子さんは二代目とのこと。
料理下手でお酒の力を借りて推理とは・・・
このヨリ子さん、なかなかのぶっ飛び具合でした。
ワンパターンは仕方がないとしても、
記者の会社名を聞き間違いツッコミが毎度あるのが
ちょっとイラっとします(笑)
次は三代目になるのかな?
ある本を買うと、魔女がどんな恋でも叶えてくれるんだって――。
とある恋愛相談をきっかけに、西荻窪駅のコンビニで
そんな噂を囁かれるようになったブックカフェの店主・月子。
今日も恋に悩めるお客さんが「本」と「魔女」を求めてやってくる。
だがもちろん月子は魔女ではなく、恋の魔法も使えない。
そこにあるのはこだわりのワンプレートと
おいしいドリンクと、いくつものウソだけ。
ルールはワンドリンクワンプレートのオーダー。
読書をしたり、時々魔女に恋の相談をしたり……。
そんなブックカフェで、月子は恋の悩みを「本」になぞらえながら、
またひとつウソをつく――。
誰にも言えない恋に悩んでいるのなら――噂の「魔女」の店はこちらです。
店主・月子のお相手に読んでいてどことなく違和感を感じていたけど、
それが明らかになった時は驚いた。
けどなんかモヤモヤが残る。
月子と親友・お花の関係が良かったし料理も美味しそうだった。
実は『赤毛のアン』はアニメは見ていたけど読んだことはないんだよな。
「一人だけ殺す。絶対に自然死にしか見えないかたちで」
浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授への脅迫文がネットに書き込まれた。
日本の解剖率の低さを訴えるテレビ番組での、
問題の九割はカネで解決できるという彼の発言が発端だった。
挑発などなかったかのように、いつもの冷静さで解剖する光崎。
一方、助教の真琴は光崎の過去に手がかりを求めると、
ある因縁が浮上し……。
シリーズ第4弾は今回は短編連作集。
自然死に見える殺人か・・・
こうも解剖率が低いと実際もあるんじゃないかと考えると怖いよね。
解剖ってやっぱり大事。
解剖が全てではないかもしれないけど、
自分なら何も分からないままよりは解剖することによって
判明することもあるならやってほしい。
光崎教授の過去が明らかになった今作だけど、
若いころから信念はブレずにいるのでさすがだなと。
それで恨まれるたり誤解されたりすることもあるだろうけど、
変わらずにいるというのは凄いことだと思う。
死因はMRIにも映らない、急激に悪化した肝臓がん?――
浦和医大法医学教室の光崎藤次郎教授のもとに、
急死した前都議会議員の司法解剖の依頼がきた。
埼玉県警の古手川が捜査すると、毒殺の疑いが浮上。
だが光崎は、別の死因をつきとめる。
法医学の権威の動揺ぶりに、
得体の知れない恐怖を感じた助教の栂野真琴たち。
さらに、都議会関係者から第二の犠牲者が!
シリーズ第3弾。
肝臓がんだと思われていた死因が実は寄生虫のせいだった。
そして感染源を探りにアメリカまで飛ぶことに。
真相が明らかになるたびに前作に続きまた胸糞悪くなるだけだった。
自分の命よりも意地でも真相を話さない政治家たちの
隠していた事実がクソすぎて・・・死ねばいいのにとさえ思った。
けどこんな奴らは生きててほしくないけど、
死よりも事実が明らかになって社会的制裁を受ける方が罰になるんだろうな。
埼玉県警のホームページの掲示板に“修正者”を名乗る書き込みがあった。
今後、県下で起きる自然死・事故死に企みがないかどうか見極めろという。
同日のアイドルの転落死にも言及したため、
県警の古手川と浦和医大法医学教室の助教・真琴は
再捜査と遺体の解剖に臨んだ。
結果、炙り出されたアイドルの秘密と司法解剖制度の脆弱さとは?
シリーズ第2弾。
短編だけど全部コレクター絡みで繋がっている。
真琴もだんだん馴染んできたな。
解剖から事件解決されるのはいいけど、
犯人が胸糞悪い奴らが多くて辟易する。
司法解剖はもっとされるべきだよなと思った。
政治家にムダ金やらずに必要なところに回してほしい。
刑事・如月塔子の実家に届き続ける脅迫状。
十円切手が多数貼られた手紙には、
刑事だった父・功への恨み言が書かれていた。
過激な文面に母の身を案じた塔子は鷹野と共に調査を開始。
だが、未解決事件を調べ始めた矢先に捜査一課から招集を受ける。
「賢者(ワイズマン)」を名乗る犯人が現場にゲームを仕掛けて、
勝敗で被害者の生死を決める凶行に及んだのだ。
犯人は塔子を捜査に参加させるよう要求。
脅迫状との関連は。残虐な犯人の正体とは!?
シリーズ第13弾。
如月家に以前から届いていた脅迫状の件が今回の事件も関係していた。
被害者遺族の悲しみや無念さや警察の捜査の落ち度への恨みは理解できるが、
それで如月家を恨むのはお門違いだと思う。
何はともあれ如月家が長年燻り続けていた不安が解決されて良かった。
ベストセラー作家になっても変わらない日々を送る李奈 。
いつものようにコンビニバイトを終えて自宅マンションに帰り着くと、
そこには担当編集の菊池と同い年の小説家、優佳の姿が。
じれた様子の2人ら“ある賞”の候補になったことを知らされる。
加えてその後、コナン・ドイル著『バスカヴィル家の犬』の
謎の解明を英国大使館から依頼される。
その謎とは? いったいどんな目的で?
そして、気になる賞の行方は……。
シリーズ第11弾。
コナン・ドイル著『バスカヴィル家の犬』の謎の解明を
英国大使館から依頼されることになろうとは。
けどその裏には色々な思惑が蠢いていたわけだけれど・・・
ドイルの作品が本当に本人作なのか騒動があるのは知らなかったから、
読んでいてワクワクしました。
李奈は途中で魔犬騒動事件に巻き込まれたり、
何かと大変な目に遭うからホント心配になるよ。
直木賞どうなったのかな?
『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。
三十階建て駅前マンションに引っ越し、気持ちを新たに次作に取り組む中、
担当編集者から妙な頼み事をされる。
ベテラン作家・丹賀源太郎が開いていた
文学塾の閉塾に伴って催される宴に出席して欲しいというのだ。
しかも依頼主は極端かつ急進的で差別主義的な思想を前面に出した
長編小説がベストセラーになっている源太郎の息子だという。
2人に面識もなく、塾にも関係のない李奈は戸惑うものの渋々参加を了承する。
果たして開かれた宴席は、奇妙なものだった……。
シリーズ第10弾。
このシリーズももう10作目か~。
李奈が引っ越しできて良かったなって思ったよ。
前の家、事件でさらされてたから大丈夫かな?って心配してたから。
で、李奈はいつまで新人作家扱いなんだろう。
なんか本筋の事件より余計なことが気になってしまった。
その事件は相変わらず李奈が巻き込まれ解決するというね。
格闘シーンには驚いたけど意外性があって良かった。
書き下ろし作品が本屋大賞にノミネートされたことで、
作家としての評価が少しずつ高まってきていた李奈。
そんなある日、岩崎翔吾絡みで因縁のある出版社、
鳳雛社の編集者から新作執筆のオファーが舞い込む。
数多くの作家が代表作を発表してきた文芸ひとすじの老舗からの誘いに、
喜び勇んで会社を訪ねる李奈だったが、
そこから思いもよらない事件に巻き込まれていく――。
シリーズ第9弾。
副編集長の宗武が最悪だった。
ヒット作出すためなら流行ってるものに書き換えるように
圧力をかけるとかなんなの?
そりゃ売れなきゃ出版社だって大変なのは分かるけど・・・
似たような内容が乱立してると読む気萎えるよ。
李奈は流されずに意思を貫いたので安心した。
本も売れたようで良かったよ。
売れっ子作家の仲間入りになるのか?
ラストで宗武が改心?したようだけど信用できないな~。
青森の長閑で美しい景色のなか、
キッチンカー「&」は今日もまた店を開ける。
無愛想な店主の柴田は、悩める客一人ひとりのために選んだ具材で、
できたてのおむすびをそっと差しだす。
その味は、客の背中をそっと後押ししてくれるような
不思議な優しさに満ちていて――?
市川茉奈もまた、仕事の行き詰まりが元来の小食に拍車をかけるなか、
キッチンカー「&」に出会う。
一見ぶっきらぼうな店主に面喰らいながらも、
おむすびを握る姿は穏やかそのもの、しかも味はとびきり美味しい。
その丁寧な仕事ぶりに感動すら覚える茉奈に突然、
店主は「お前、市川だろ――」と言い放ち!?
既に茉奈のことを知っているようで……?
再会のシャモロック、惜別のギンナン、決意のワカサギフライ……
心を繋ぐキッチンカーを舞台にした、美味しいハートフル・ストーリー!
ほんわかと温かい空気感が良かった。
茉奈のように小食で会食できないとか偶に聞くよね。
あたしも小食な方だけど会食はできる。
ご飯や麺少な目でとか注文する時に言うけど、
それでも多い時あるから残して申し訳なくなる時がある。
でも茶碗だとあまりご飯食べられないけど、
おにぎりだと食べられたりする時あるな~。
「&」のおにぎり美味しそうだったから食べてみたい。